発達障害グレーゾーンの反抗期男子に!
株式会社パステルコミュニケーション代表の吉野加容子さんが開発した、親子のコミュニケーションをスムーズにして子どもの発達を加速させる「発達科学コミュニケーション」のマスタートレーナー、桜井ともこさんによる、発達障害グレーゾーンの反抗期男子へメモを使って自己管理能力を引き出す小冊子、「脳科学×発達科学 朝夜1枚の『メモ』で反抗期凸凹男子の考えるチカラを伸ばす! 『メモトレ』 」の無料配布を開始しました。
「冬休みなどの長期休みは、子どもたちの生活が乱れやすくなります。特に日頃、実は発達の困りごとを抱えながらも、人一倍努力して学校生活を送っている「隠れ発達障害」の子どもたちは、長期休みに入った途端、気の緩みから一日中ゲーム三昧、夜遅くまでYouTube漬けになってしまう、というご相談を多く受けます」と桜井さん。
脳には、時間のリズムを刻む体内時計があり、1日単位で調整されています。 夜更かしや朝寝坊の生活スタイルを朝型に戻すには、この体内時計を整えることが大切で、1〜2週間程度かかるのだそう。発達障害グレーゾーンの子どもたちにとって、ただでさえ苦手な時間管理。一度乱れた生活スタイルを元に戻すことは簡単ではないと言います。
時間管理ができずに課題が進まない、ゲームやスマホをいつまでもやめられない、そんなわが子を目の前にして、親が心穏やかに見守ることは至難の業です。そのためについ「早く宿題終わらせなさい!」「もうゲーム終わりよ!」と口うるさく言ってしまいがち。ですが、むしろこれは逆効果だと桜井さん。「親が先回りの声かけを繰り返すことで、子どもが自ら考えて行動する機会を逃している恐れがあります」。
脳は考えて行動する経験を繰り返すことで、徐々に脳のルートが太くなり成長するそう。しかし、脳のルートが未発達な状態だと、子どもが自ら考えて行動に移すことは難しいので手助けが必要なのだそうです。
そこで、発達障害グレーゾーンの子どもが自主的に考える力を身につけるために、日常生活のなかで仕組みを整えて反抗期の自己管理能力を引き出す方法を電子書籍にまとめたのがこの小冊子です。
「わが家にも高校3年生の息子がいます。小学3年生ごろから問題行動が徐々に増えはじめ、中学生の頃には家庭謹慎を言い渡されるほどの問題児でした。そこから「発達科学」を学び、脳を伸ばす子育てに転換すると息子がガラッと変わり親子バトルに終止符が打たれて、自立がはじまりました。今では「プロスポーツ選手になる」という夢を叶えるべく、苦手なことにも臆せずに進んでチャレンジする姿を見せています」。
子育てを通じて、発達障害の子どもの「視覚優位」の特性と、反抗期特有の「なんでも自分で決めたい」こと、この2つを融合させると脳が自立へ向けて成長することがわかったという桜井さん。気難しい反抗期の子どもに合わせた「メモトレ」で、声掛けゼロでも子どもの素直さを引き出し、自己管理能力が育つと言います。
「反抗期に入ると一筋縄ではいかなくなる発達障害グレーゾーンの子どもたち。しかし、脳は反抗期だから手遅れということはなく必ず成長をします。反抗期の難しい子育て期に、この小冊子を活用してお子さんの自己管理能力を育み、親子で冬休みを有意義に過ごす手助けとなれば幸いです」。
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