【親子で学ぼう!食の豆知識】調味料のひみつ:『塩』


ふだんなにげなく使っている調味料ですが実はふしぎやヒミツがいっぱい!
今回は、人の体にも大切なはたらきをしている塩のヒミツを紹介します。

紹介する記事は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2025年春の号で掲載しています。

塩は海の水からできているの?

外国には、むかし海だった場所などから、かたまりとなった塩(岩塩)がとれるところもありますが、日本ではむかしから海水を原料にして塩が作られてきました。海水をくみあげ、水分を蒸発させて塩をとりだす方法や、いったん、濃い塩水をつくり、煮つめて塩をとりだす方法などがあります。現在、多くは、「イオンまく」をとおして、電気の力で海水中の塩分をあつめ、加熱・蒸発させて塩を作っています。

塩少々ってどのくらい?

料理の作り方によくでてくる「塩少々」。これは、親指と人指し指の2本のゆびでつまんだときの分量で、人によってちがいますが、小さじ1/8くらいが目安になります。ちなみに「塩ひとつまみ」とは、親指、人指し指、中指の3本の指でつまんだときの分量で、小さじ1/5くらいです。

塩は味つけのほかにどんな役割があるの?

たとえば、つけものは、野菜に塩をまぶしてつけることで塩味がつくだけでなく、野菜の水分が抜けてうま味が増し、長もちするようになります。ほかにも、青菜をゆでるときに塩をいれて色をきれいに仕上げたり、さといもを塩でもんでからゆでてぬめりをとったりします。パンをちぎるとふわっと伸びるのも、塩がはいっているからです。このように、塩は料理に欠かせないたくさんの役割があります。

お店のまえに塩がもられているのはなぜ?

これは「もり塩」といって、お客さんがたくさん来るようにと、縁起をかついでおこなっている習慣です。とおい昔、中国で牛車にのった身分の高い人に家にきてもらうために、牛車をひく牛がほしがる塩を家の前に置いておいたことに由来するといわれています。

Pick up!『瀬戸のほんじお』


備前・岡山の瀬戸内海の海水のみを原料とし、さらに海水のくみあげから製塩まで、岡山の工場ですべて生産している「国産の塩」です。

画像提供:AJINOMOTO PARK( 味の素株式会社

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