ふだんなにげなくつかっている調味料ですが実はふしぎやヒミツがいっぱい!
今回は、実は洋食やデザートづくりにも大活躍!みりんのヒミツをしょうかいします。

紹介する記事は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2025年秋の号で掲載しています。
みりんってどんな調味料?
てり・つや・甘みをつける」ことに加え、「煮くずれをふせぐ」「生ぐさみを消す」「味のしみこみをよくする」といった、酒のはたらきも期待できる調味料が「本みりん」です。「もち米」「米麹」「醸造アルコール」を原料として、麹の酵素のはたらきで、30~40日かけて「本みりん」になります。酒のもつ効果をいかすには調理の最初にいれるとよく、最後にもう1度いれることでさらにつやよく仕上がります。
みりんは昔、飲みものだったって本当!?
みりん」という言葉が最初に本に登場したのは1590年代(安土桃山時代)のこと。そのころは女の人やお酒が苦手な人向けの“甘いお酒”として親しまれていたそう。江戸時代の中ごろになると、みりんがたくさんつくられるようになり、もっと多くの人に親しまれるようになります。このころから料理の本にみりんを使ったレシピが登場するように。みりんは、最初は調味料より、お酒として親しまれていたんですね!
みりんはどんな料理につかえるの?
本みりんにはたくさんの調理効果があるので、和食に限らず、さまざまな料理に使えます。たとえば、酸味をやわらげる効果があるので、トマトソースやラタトゥイユなどに使うと、まろやかな味わいになります。また、9種類以上の甘み成分が含まれていて、甘いデザートづくりにもおすすめ。りんごやトマトのコンポートに本みりんをつかうと、煮くずれることなく上品な甘さに仕上げることができます。

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