ビタミンママでは「子どもの教育資金」をテーマにアンケートを実施。お子様が小学生までのパパママを中心に教育資金を用意する「方法」や「金額」、「教育費の必要性」や「子どもになって欲しい人物像や職業」について約120名の方から回答やコメントをいただきました。その一部をご紹介します。
教育資金を確保するには、何が効率的だと思いますか?
子どもの教育資金確保のために行っている貯め方やそれを選んだ理由を聞きました。
第1位 学資保険
1番回答が多かったのは「学資保険」でした。
- このご時世得になるものはないと思いますが、もし何かあったときの備えと定期的に積立をしたかったので。
- 保険セールスの人に勧められて18歳満期で入りました。大学入学資金にします。
- 普段から手の出せないところに積立てておくことがいいよと周りにすすめられて。
- 子どもが産まれた時に親にも勧められたし、相談の場があったときにもはいっておいたほうがいいと勧められたから。
- コツコツ貯められるし、解約しない限り他のことには使えないので、きちんと毎月貯められるところが良いと思った。
第2位 定期預金
2番目に回答が多かったのは「定期預金」でした。
- 確実に貯めることができるのが定期預金だと思ったから。学資保険は手をつけられないので必要な時おろせないと思ったので。
- 口座預金は働いてコツコツ貯めることができますが、教育資金として使うには少額であり、習い事などに使ってしまうからです。
- 学資保険に比べて貯めてる感覚がしっかりとあり、自己管理がしやすいからです。たまってる実感がやる気に繋がります。
- 都市銀行等では利息は全く望めないが、ネットバンクを利用するとそこそこの利率を期待できる。教育資金でリスクを負いたくなかったことから安定性がありそこそこの利率が望めるネットバンクの定期預金を選択した。
- もらえるお金は少ないけれど投資信託などよりは安定的でお金が減るリスクがないためです。
- すぐに使えるお金で貯金していると使ってしまう可能性もあるため、この方法が自分にとっていいと思います。無いものとして計算しています。
第3位 投資信託
3番目に回答が多かったのは「投資信託」でした。
- 多少リスクはあるあもしれないが、口座預金をしていても価値が下がるだけだし、もろもろの利回りもよくないので、消去法で。
- 今はなにかと投資が大事だということを聞くからです。実際、わが家も最初は学資保険に入っていましたが、あまりメリットがないと知り解約しました。
- NISAなどのインデックス投資で大学資金などを増やすことを夫婦で決めて行なっている。大学進学などに当てていきたい。
- 学資保険などは一般的ではあるが、あまり魅力的に感じない。むしろ投資信託で学資資金を貯めるほうが単価は高いと感じている
- 学資保険を薦められたが定期的に払う余裕がなく、あるとき払いの投資信託にしたら今のところ順調に増えている。
第4位 口座預金・タンス預金
4番目に回答が多かったのは「口座預金・タンス預金」でした。
- 家計と混ぜると使ってしまいそうなので、口座を分けて貯めています。お祝いやお年玉でもらったお金を貯めておくものと別の口座で。まとまったお金が必要になったら使います。
- 手軽に貯められて資金が必要になった時にもすぐに用意しやすいから。その時の状況により決まった金額でなくても良いから。
- ちゃんと自分で貯金する習慣があったため、学資保険や教育ローンに加入しなくても貯められると思ったから。
- 確実に手元にあるとやはり安心します。預金はしても下ろせないように通帳のみ作って少しずつ預金しています。
- 学資保険や教育ローンについてはあまり知識も馴染みもないため、口座預金がわかりやすくて良いと思ったから。
その他の回答のコメント
- 外貨建保険に加入しています。学資保険に入ろうとしたがこのご時世預貯金しているのと同じくらいにしかならなかったので夫の保険に組み込んだ
- 株式投資。すでに行っていますが、上記のどの方法よりも効率的にお金を貯めることができるからです。高配当な外国株を選んだため持っているだけでお金が貯まり、ただ口座に預金するよりもお得な方法だと思います。わが家では投資で貯めたお金を教育費に充てています。
子どもの「教育資金」としての月々の貯蓄額は?
子どもの「教育資金」としての月々の貯蓄額を聞きました。
上記のうち、月々5万円以上貯蓄されている方に現在の貯蓄額をお聞きしました。
- 2人の結婚前からの貯金を教育資金にするつもりだったので、総額で1000万円くらい貯めてあります。
- 800万円ほどです。まだまだ足りないと思いますので1500万円まで増やしたいです。
- 教育資金としてくくって貯蓄はしていないが、いずれ教育資金になるものが含まれており、貯蓄額は5000万円ほど。
- わが家は2人子どもがいるのでそれぞれ、毎月2万5千円ずつ貯蓄をしていて、今現在は約250万程あります。
教育資金の目的や必要性をどう考えますか?
教育資金の目的や必要性について皆さんの考えを伺いました。
- 高校生まではなんとかなると思っていますが、大学生になる一括はキツイ。もし大学にいかなかったとしても、子どもに自由につかってもらえればいいと思う。
- お金がないという理由で自由に学べなかったり、将来の選択肢を狭めてしまうことは避けたい思う。私も大学に行かせてもらったのでありがたみを親に感じています。
- 大学資金までは考えておいてあげたいので、あまり学費がかからない義務教育の間に貯めておいた方がいいだろうなと思ってます。
- 子どもが大きくなった時に高校受験・大学受験以外にも車の免許取得などに備えておくと必要な時に応援できるので安心かなと思います。
- 自分は奨学金で大学に通ったけど、返済が大変。返済がなければもう1人子ども作れたなと感じるので、子どもにはそんな思いはさせたくない。そのため、お金を貯めることは大切だと思う。
- 大学などは奨学金制度があるけど、塾やその他の習い事は子どもがしたいと言えばその都度お金が必要だから。
- 将来スポーツや芸術、専門性のある分野など何に興味を持っても応援してあげられる資金は貯めたいと思っている。
- 子どもが私立進学や留学などを希望したときに困らないように貯金しています。またいずれにせよ残った貯金は他のことに使用できるので損はないと思ったからです。
- 将来的にこどもがこれをやりたい、あれを学んでみたい、という意欲があったときにお金がないから、という理由で断りたくないから。
- 子どもの将来がまだ定まっていないので、その時にやりたいと言われたことを親の収入の都合で叶えてあげられないことがないために必要。
- 子どもの希望や可能性を伸ばすには、家から通える場所でかなうとは限らないし、その時の収入で賄える保障はないので、下宿代や学費は備えておきたい。
- 教育資金は子育てにおける最重要課題と言っても過言ではないと思います。子育て期のクライマックスであり、最難関事項です。
子どもの将来についてどう考えていますか?
わが子になって欲しい人物像や職業、またその理由を聞いてみました。
- 警察官や公務員、看護婦などを希望します。
- 英語を使った仕事に就いて欲しいなと思っています。留学も視野に入れているので、日本だけにとどまらずやって欲しい。
- 自分の頭でしっかりと考えて自分の力で稼げる人材になってほしいなと思います。英語は必須だと思うので今も習わせていますが、大人になってもグローバルに活躍してほしいです。
- コミュニケーション能力が優れた人物になってほしい。職業については、女の子なので、妊娠・出産などをしても復帰できるような資格系の仕事に就いてほしい。
- まわりの人に優しい子になってもらえれば、それだけで充分です。特に良い暮らしをしなければならないとかは思いません。
- せっかく生まれてきたのだから、生まれてきて良かったと思えて、周りの人からもこの人がいて良かったと思ってもらえるような人になってもらいたいから。
- 決して大金を稼いだり、有名になったりしなくてもよいから、健康で犯罪に手を染めない程度で自由に自分の人生を切り開いて生きていける人物になってもらえればと思っている。
- 自立した子になって欲しいです。パートナーに収入を依存したりしないように、手に職を付けてほしいです。夫婦間で対等に話が出来るようになると思うからです。
- 住みやすくなる見込みのない日本に限らず、自分らしく、いきいきと幸せを追求できる場所や生業を見つけて欲しい。親の考える狭い価値観には留まってほしくない。
- 宇宙が好きなので、宇宙に携わっている職業に就いてほしいが、本人がやりたいという意志を尊重したい。働ければそれだけで立派。
- 才能を生かした職業につかないと心や体の病気になるので、自分の才能を思う存分発揮し楽しく仕事ができるようになってほしい。
- 今は多種多様な働き方がありますので、若いうちに色々経験を積んでほしいです。
「子どもの教育資金」について まとめ
教育資金を貯める方法は、自動的に積み立てられるというメリットを生かして「学資保険」「定期預金」を選択するご家庭が多い結果となりました。しかし、急な出費に使えないことをデメリットに感じている方は「投資信託」や「口座預金・タンス預金」を選んでいるようです。
毎月の教育資金の貯蓄額は、「月1〜2万」が全体の回答数のほぼ半分を占めました。教育資金不足が理由で、やりたいことを諦めることがないよう、できるだけ資金準備をしていきたいという意見が多くみられました。
子どもの将来についての考えを聞いたところ、情勢により揺れて不安定な世の中ではあるけれども、子ども自身が納得し、専門性をもった職業に就くなどして、精神面でも幸せな生活をしてほしいとの意見が多くありました。