つるの剛士さんが語る「キャンプで育む非認知能力」

子どもたちとキャンプを楽しむ理由は「僕が楽しみたいから」と断言する、つるの剛士さん。
自然遊びを通して親ができることは、”教える”ではなく、”体験を共有する”こと。そして、好奇心に溢れた大人の姿が子供にとっての最高のお手本になるのでしょう。そのように語るつるの剛士さんに、家族キャンプを楽しむコツを教えてもらいました!

つるの剛士 キャンプ ビタミンママ できる子シリーズ

普段と違う環境を作れば
家でもキャンプが楽しめる

これからキャンプを始めたいな、と思っているパパ・ママは、とにかく気張らないことが大切(笑)。ゼロから火をつけて、地元の食材を調達して、映えるキャンプサイトにして、とやりたくなると思います。今は環境が整っていて手ぶらで行けるキャンプ場もいっぱいあるから、まずはそういうところでゆったり時間を過ごしたり、いつもと違うことをしてみたりするので十分。もっと言えば、庭やベランダにテントを張って、一晩過ごしてみるのでもいい。
キャンプって結局、非日常を楽しむことなので、まずは家の中で「非日常」をつくってみる、そこから徐々に外へ出ていくというのがいいんじゃないかな。シンプルに「いつもと違う環境でごはんを食べてみよう」だけでもすごく楽しいと思いますよ。やったことがない人は、騙されたと思ってベランダにコンロを出して、インスタントラーメンを作って食べてみてください。「インスタントラーメンてこんなにおいしかったっけ!?」って絶対なるから(笑)

つるの剛士 キャンプ ビタミンママ

そうやって非日常を楽しんでいると何がいいかって、家族でチャレンジできることなんですよね。わが家では、僕が常に遊びのネタを探していて、庭にテントを張ってみようとか、パンを焼いてみようとか、パエリアを作ってみようとか、いつもと違うことをやってみたい。じゃあ、やってみよう!ってやっちゃうことが多いんです。
そして、パンを焼くには網が必要だとか、パエリアはフライパンだと小さいからもっと大きいやつを用意しなきゃとか、ひとつのゴールに向かって知恵を絞り、協力して、うまくいったときの家族の一体感はすごいですよ。「やったぜ!」という達成感と「お前がいたからうまくいったよ」という信頼感が、子どもたちの絶大な自己肯定感にもつながるんじゃないかと思います。ベランダでも雨が降ってきたら撤収しないといけないし、状況判断力や自制心も身につくと思います。

つるの剛士 キャンプ ビタミンママ

日頃から、“いつもと違うことを家族で楽しむ”ベースがあって、その先にキャンプがあるというふうに考えたら、パパ・ママも気負わずに一歩を踏み出せるんじゃないかな。

つるの剛士さんのほろ苦いファミリーキャンプデビューや、子どもと一緒に楽しむ外遊びの魅力など、もっと詳しく知りたい方は、「非認知能力を高めるキャンプの本」をご覧ください。

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