1児のパパ&プロアングラー・秦拓馬さんが語る「釣り×YouTube×子育て」

『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』

釣りのプロとして、YouTuberとして、活動を続ける秦拓馬さん。息子のダイキくんもまた、「Fishin’kids・釣りキッズDAIKI 」というチャンネルを持っています。

ただ釣りをするだけでなく、息子の釣りをYouTubeで発信する中で、日々さまざまな成長が見られる、と秦さん。「釣り×YouTube×子育て」について、話を伺いました。

ただ待っていても釣れない。どうすべきかを考える釣り

僕が釣りに出会ったのは3歳ぐらいのとき。母の実家がある長野で、近くにあったニジマスの釣り堀に行ったのが最初です。里帰りのたびに母とおじいちゃんと僕の三人で、そこへいくのが楽しみで。釣りって楽しい、と思ったのを鮮明に記憶しています。

釣り堀にはニジマスが放されていて、そこにエサをつけた仕掛けを入れるんです。でも、いつまでたってもウキが沈まない。だけど、おじいちゃんと母は釣れる。不思議に思っていると母がこう言ったんです。「ニジマスは流れの上流に顔をむけているやろ。だからエサは上流から流さんと釣れへんよ」って。

言われた通りにやってみると、それまで釣れなかったのがうそみたいに釣れたんです。ただ待っているだけじゃダメ。釣るためには何が必要かを考える。そして釣れたときの達成感。これが釣りの楽しさなんだなと感じました。

入院中に感じたYouTubeの可能性

僕がYouTubeを始めたのは2016年です。バスプロとして活動していた2012年に、重度のヘルニアになって都内の病院に入院していたんです。本当に体が動かないので、病室のベッドに横たわってひたすらYouTubeを見ていました。ヒカキンもまだ有名じゃない時期です。そのときに、おぼろげながら「YouTubeはこれからはやるな」と感じていました。

YouTubeの動画配信の面白さは、今まで届かなかった人々に自分の名前やパフォーマンスを届けられることです。釣りをやらない人にも見てもらえるかもしれない。世界中の人が見てくれるかもしれない。それが楽しいですね。秦拓馬を知らない人が「コイツ、釣りをやる人なんだ」って、覚えてくれるだけでもいい。これはテレビや雑誌をはるかに凌駕する可能性だと感じています。

息子の成長記録として撮影を始めたのがきっかけ

今は息子もチャンネルを持っていますが、もともとYouTubeをやろうと思っていたわけではないんです。釣りを通して息子の成長が見られたらいいなと、自分の撮影に誘って連れていって、その中で親子のコミュニケーションも取れたらな、と。撮影した素材を見返したらそれなりに面白いし、編集してみようかとなったのがきっかけです。

『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』

釣りを通じて育まれたあきらめない心

初めて息子の動画をアップしたのは2歳のとき。あれから5年が経ちましたが、釣りをしている息子を見ていると、粘り強さというか、あきらめない心が培われています。子どもなので、釣れないと飽きてもそれはしょうがない。でも、何度も釣行を繰り返すと、釣れないことが悔しいと思うようになり、簡単にあきらめなくなりました。

『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』

『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』では、秦さんと釣りの出合いや、息子さんに見られる成長、親子で釣りに行くために注意すべきことなども語られています。ぜひ、本誌もご覧ください。

2022年6月発行のビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』では、子どもの自己肯定感を育む親子遊びとして釣りの楽しみ方を紹介しています。→ビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズVol.2 非認知能力を高めるつりの本』の詳細ページへ

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