お医者さんダイバーが語る、子どもの知的好奇心を刺激する海の魅力

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

学生時代にダイビングに出会い、インストラクターを指導する「インストラクターディレクター」の資格まで取得するほどのめりこんだという医師の長田展明先生。ダイビングをはじめ海で遊ぶことが、子どもにどんな影響を与えるのか。子育て中にわが子を見て感じたことなどご自身の経験を語っていただきました。

海の魅力と危険は隣り合わせ
「危ないことはしない」を厳守するから楽しめる

長田先生が家族で石垣島へ行ったとき。真っ青な海をみて興奮を隠しきれない3人のお子さんたちに先生はまず、海の危険を教えたと言います。

「海で遊ぶときの、最大のルールは危険なことをしない。これは自身の危機管理能力の向上にもつながります。ルールをしっかり守っている中でのプチ冒険。これがすごく子ども心をくすぐります。さらに、親のしっかりしたUnder controlのもと、何かあったらすぐ救出できる状態で『ちょっとだけ危険な感じがする体験』をすることで『自然は恐ろしいものだ。人間の力なんて到底かなわない』という経験をしたり、『ルールを守らなければとても怖い思いをする』体験をしたりすることができます。これは、これから先の人生の中で必ず大きな宝となるでしょう。インストラクターをしているとき、小学生(10歳以上)に指導することもありましたが、必ず最初に無茶をすると命にかかわることを教えました。もちろんわが子にも。子どもたちにはまずこれを知ってほしいし、これから子どもと海遊びに行く親御さんにも理解しておいてほしいですね」

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

Doctor’s Advice_海遊びに出かけるときに知っておいてほしいこと

「海で泳いでいるときも、実は汗をかいているんです。喉が渇いたな、と感じる前に水分補給をするのは陸上にいるときと同じ。子どもは遊びに夢中になると忘れがちなので、5分に1回とか決めるなどして、親御さんがこまめに声をかけるようにしましょう。また、日焼け止めはもちろんですが、できれば6月頃の日差しが柔らかいうちから太陽を浴びて、メラニンを増やしていくといいでしょう。夏休みに入る前に日焼けしておくと、体が慣れてきます。メラニンは、実は一番優秀なサンブロックなのです」

スキューバダイビングのエキスパート、長田先生が語る海の魅力について、詳しくは「新装版・非認知能力を高める海遊びの本」をご覧ください。

デキる子シリーズ 海遊びの本ビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』では、子どもの自己肯定感を育む親子遊びとして海遊びの楽しみ方を紹介しています。→ビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』の詳細ページへ

お話を伺ったのは

葛が谷つばさクリニック院長:長田 展明先生(おさだ のぶあき)

埼玉医科大学大学院卒業。同大学第三内科助手、秩父病院内科、鴨居病院内科部長、菊名記念病院内科勤務を経て、2003年より現職。医学博士。

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