夏休みの学習にピッタリ！「おはなしで学ぶ」ワークブック

ビタミンママスタッフ492です。
しっかり者で大人顔負けの観察力をもつ娘と、典型的な甘えん坊気質の息子。
まったく対照的な二人の育児に奮闘する毎日です。

さて今回は、息子（５歳）の学習について紹介させていただきます。
好きなことへの集中力は親も目を見張るものがあり、ブロックで遊び始めると好きなおやつ、好きなゲームで気をそらそうとしてもまったく見向きもしません。
黙々と、何時間でもブロックで乗り物や建物などを作り続けているのです。

「この集中力が勉強に活かされたら…」なんて期待に胸を躍らせたのですが……
えんぴつを持って何かを書くということが得意ではなく、「ワーク、やってみない？」って誘っても拒否反応を示すばかり。がっかり。

そんなとき、青木みのり先生の「おはなしで学ぶ」シリーズに出会い、息子にチャレンジさせてみることにしました。

まずは「自分から興味を示してくれるかな～」という淡い期待を込めて、あえて息子の目につくところに３冊の本をそっと置いておきました。

が、目に入ってもまったくふれてこない！

やっぱりなぁと思いながら、とりあえず待つことに。
すると娘のほうが先に興味を示し、読み始めました。
10歳の娘にはやさしすぎる内容だと思っていましたが、知っているおはなしがたくさんあるので、「面白いよ～」と一気読み！

そして肝心の息子はというと、娘の楽しそうに読んでいる様子がなんとなく気になったようで、横に座り一緒に読み始めました（正確にはお姉ちゃんに読んでもらっていました）。

「お、ええやん、ええやん、ええ感じやん」と思いながら、その日はそのままきょうだい水入らずでふたりにお任せしました。

それから数日後、今度はワークブックのなかにある「もんだい」に一緒に取り組むことを息子に提案。
嫌がるかなと思ったのも束の間。
息子は「このおはなしがいい」、「このおはなし、知ってる」、など自ら取り組む姿勢を見せてくれて、母感激。
いつもは嫌々ながら（後でゲームをさせてもらうために）取り組んでいたので、息子の主体的な姿を見ることができ大満足でした

この「おはなしで学ぶ」シリーズは「はなさかじいさん」や「つるのおんがえし」「ヘンゼルとグレーテル」「あかずきんちゃん」など、子どもがよく知っているおはなしが多いため、絵本を読むという感覚で取り組むことができたのだと思います。
「勉強しよう！」っていうと耳を閉じますが、「絵本を読もう」というと興味を示し、「机に座って学習」「えんぴつで書く」ということが苦手なわが子にはぴったりでしたね。

また、「ことばともじ」「かずとかたち」「せいかつじょうしき」などテーマが分かれているため、まずは興味のあるものを選んで始めることができるのもよかったのだと思います。
ちなみにわが子は「もじ」というワードに拒否反応を示すため、まずは「かず」と「かたち」から始めました（笑）。

ひとつのおはなしのなかに13～14の問題が出てきてわりとボリュームがありますが、子どもにも親しみやすくかわいいイラストがたくさんあることも子どもにとって魅力的なのでしょう。
問題はそれぞれに難易度が表示されているので、「比較的やさしめ」は自分でさせてみて、「難しめ」は一緒に取り組むことができるのは親目線でうれしいポイントでした。

勉強への集中力はあまり続かない５歳児にとって、ひとつのおはなしが終わったら休憩、というふうにメリハリもつけやすかったです。
小学校入学前に身につけておきたい基礎は、これでバッチリですね。

「おはなしで学ぶ」の著書である青木みのり先生は幼児教育・子どもの個性に合う学校選びのアドバイスなどを行う「幼小受験専門家」です。
ビタミンママVol95.「伸びる子の育て方」でも取材をさせていただきました。

幼児の学習について参考になることがあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

これを機に、勉強面への集中力も見せてほしい、と願う母なのでした。

MBキッズカレッジ世田谷用賀校校長
青木みのりさん

青木先生取材記事

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