春。おひさまがぽかぽかとやさしくふりそそぎ、
子どもとお散歩するのも楽しい季節です。
桜、たんぽぽ、チューリップなど、一歩外に出れば、
春の訪れを感じられるお花もたくさん咲いています。
みなさんは、お花の名前をどれぐらい知っていますか。
いまの季節に読みたい、「お花の絵本」を集めてみました。
春を探しに、お子さんと一緒にページをめくってみてはいかがでしょうか。
食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:じゃがいものまきで掲載しています。
『ほわほわ さくら』(くもん出版)
作:東 直子
絵:木内 達朗
ほわほわ、ふわん。さくらの花びらがゆっくりゆっくり舞い降りる。公園の中は、どこもかしこも心を揺さぶられるピンク色。お父さんといっしょに公園を歩く子どもの驚きと喜びいっぱいの気持ちを綴ります。
『たんぽぽ たんぽぽ』(アリス館)
作:みなみ じゅんこ
綿毛になったたんぽぽを見つけて動物たちは、向こうの山へ飛んでけーと、ぷーと、吹いて遊びます。昔から親しまれている春のわらべうたの絵本です。楽譜に加え、巻末には部屋の中での遊び方も掲載。
『あそぼう!はなのこたち』(岩波書店)
作:エリザベス・イワノフスキー
訳:ふしみ みさを
ひるがお、あざみに、なでしこ、ヒヤシンス…。ページをめくると次々に花の妖精たちが楽しい遊びを披露してくれます。
1944年にベルギーで出版され、今も多くの子どもたちに読み継がれている絵本です。
『おはなをどうぞ』(のら書店)
作・絵:三浦 太郎
メルシーちゃんは、お母さんにあげようとお花をたくさん摘んでお家に向かうのですが、途中出会った動物たちにお花をあげてしまいます。お花はなくてもメルシーちゃんのやさしい気持ちが嬉しくてお母さんはにっこり。
『あかいはな さいた』(岩波書店)
文・絵:タク へジョン
訳:かみや にじ
色とりどりに咲く花々の中、ひときわ目を引く赤い花。そんな赤い花たちを詩的な言葉で紹介します。かんつばき、おきなぐさ、チューリップ、まつばぼたん…読んだらきっと、野原に赤い花を探しに行きたくなりますよ。
『ぴよちゃんとひまわり』(Gakken)
作・絵:いりやま さとし
ひよこのぴよちゃんは、ひまわりの種に出会います。食べるつもりが、大の仲良しに!ある日、ひまわりの元気がありません。ぴよちゃんは一生懸命水をやるのですが……。植物への思いやり、好奇心を育む絵本です。
『おねぼうさんは だあれ?』(Gakken)
文:片山 令子
絵:あずみ虫
うさぎのミミナちゃんが、扉をたたいて冬ごもりの動物たちを起こします。なかなか起きてくれないので、春の花束をそっと置いていきます。みんなが目を覚ました頃、今度はミミナちゃんがぽかぽか陽気でうとうと…。
『皇帝にもらった花のたね』(徳間書店)
作・絵:デミ
訳:武本 佳奈絵
花を愛する皇帝は、世継ぎを選ぶのに国中の子どもに花の種を渡し、大切に育てて一年後に持ってくるよう命じます。花を育てるのが得意なピンは、立派に花を咲かせられると思ったのですが、芽が出ません…。
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