【ペットのいる暮らし】犬や猫を家族に迎える方法とは?

夫婦の会話が増えたり、子どもたちにも優しい気持ちが芽生えたり、そばにいてくれるだけで癒されたり…。ペットのいる暮らしは魅力がいっぱいです。いざ、ペットを家族として迎えたいと思ったときは、どんな選択肢があるのでしょうか。

近年では保護動物の里親を募るサイトや譲渡会なども増えており、ペットを家族として迎え入れる選択肢はさまざま。
自分に合った方法でペット探しができるように、いろいろな方法を事前に把握しておくのがおすすめです。

専属獣医師による健康診断・重篤な遺伝子病検査を行っている「ペットの専門店コジマ」横浜青葉店(横浜市青葉区)

ペットをどこで手に入れる?

ペットショップ

血統種を希望の場合は一番の近道。お店の品質はしっかりチェックを

ほしい犬種や猫種がある場合は、ペットショップで探すのが一番早いかもしれません。しかし、ショップによっては避けた方がよい業者もあるため注意が必要です。
まず、

  • 店内やケース内はにおいがなく清潔かどうか
  • スタッフが伝染病や犬・猫に関する見識をしっかりもっているか
  • 獣医師による健診などをしているか
  • 消毒など感染症対策をしているか

などをチェック。また、2021年6 月に施行された「改正動物愛護管理法」により、動物取扱業者は生後56日以内の犬猫を販売することが禁じられているため、生後間もない子犬、子猫を販売していないかいうことも重要な購入基準に加えましょう。

ブリーダー

ペットショップ同様、人柄や技術など安心して購入できるか事前確認は忘れずに


知り合いや紹介で出会ったブリーダーであれば、親やきょうだいの情報をはじめ、その子の性格、健康状態や病歴、ワクチン歴などもわかるので、
ペットを入手する方法としてはおすすめです。
ただ、ペットショップ同様、衛生面の問題や、子犬、子猫の社会化期(性格形成や人馴れに影響を及ぼす時期・生後2 〜8 週齢ほど)より前に譲渡を実施するなど、問題のあるブリーダーも。信頼できるブリーダーかどうか、ご自身でも事前にしっかり確認するようにしましょう。

知人、友人から譲り受ける

生後2〜7週の社会化期を終えた頃が譲渡のタイミング

知人が飼っている犬や猫の子どもを引き取るのもペットを迎える選択肢のひとつ。生後しばらくの間、一緒に生まれたきょうだいや母親、飼い主(人間)とふれあいながら性格形成、社会性を身につけられる点も安心です。母乳からさまざまな抗体を受け取るのもこの時期。譲り受けるときは生後50日以降にするとよいでしょう。
ただし、マイクロチップやワクチン接種など、自分で手続きする必要があります。

自治体や動物愛護団体から「譲渡」してもらう

行き場を失った動物たちをわが家へ。社会貢献にもつながる選択肢

自治体の動物愛護センター(保健所)や民間の動物愛護団体から犬や猫を引き取る「譲渡」は、近年一般的になりつつあります。

また、動物愛護の観点から積極的に譲渡によるペットの入手を希望する人も増えています。
譲渡される犬や猫は、飼い主不明や飼育放棄、災害などで飼い主が飼えなくなるなど、さまざまな生い立ちを抱えています。

中には虐待されていた子もいるため、譲渡にあたっては、各団体が定める条件をクリアする必要があったり、事前に面接やお試し期間などを設けてペットとの相性、飼い主としての適性を見られることも。団体によって譲渡の手順や条件は異なるため、事前にしっかり確認しましょう。

また、譲渡前の講習会や、譲渡後のしつけ方教室などで飼い方相談や情報提供を受けられるところは譲渡の良い点です。

一方で、動物たちの生い立ちがさまざまなことから、病歴や年齢、両親などの詳しい情報が得られない場合や、飼育に特別な理解と技術が必要なケースもあるため、譲渡のメリットやデメリットを理解した上で検討しましょう。

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