【How to 海遊び】磯遊びで海辺の生き物とふれあおう

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

子どもが海に慣れ親しむために、まずおすすめしたいのが磯遊びです。潮が引いたあとにできる水たまり(タイドプール)は波の影響を受ける心配が少なく比較的安全で、よく観察するとさまざまな生き物に出会えます。本格的にシュノーケリングやダイビングに挑戦する前の第一段階として、磯遊びで海や生き物とふれあってみてはいかがでしょうか。

大人も子どもも楽しめる磯遊びの魅力とは

子どもとの海遊びは楽しい時間ではあるものの、やはり自然による脅威とは切り離せません。初めて親子で海に訪れた際には子どもを見守ることに必死になり、気疲れしてしまう親御さんも少なくないでしょう。せっかく海に訪れたのなら、親子一緒になって楽しむのが理想です。

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

そんな海遊びビギナーの親子にとっても、比較的安心して挑戦できるのが磯遊び。海で泳がずとも、波打ち際では生き物たちとの出会いや、新たな気付きがあります。親にとっても子どもを見守りやすく、心の余裕も生まれやすい環境。海の楽しさや素晴らしさ、そして危険性も含め、親子で一緒に海の世界を知る入り口になってくれるはずです。

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

一般的に磯とは、海の波打際、特に石の多い海岸を指します。そして干潮時に岩や砂泥底などの底質のくぼみに海水が取り残されて溜まった部分を、タイドプール(潮だまり)と呼びます。タイドプールは、海水とともに小魚やエビ、ヤドカリなどが取り残されるため、子どもでも生き物観察がしやすい絶好のポイントとなるのです。

親子で守ろう! 5つのルール

足元には細心の注意を

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

磯にはとがった岩があるだけでなく、フジツボやカメノテなどもあり、滑って手をついただけで思わぬ大けがにつながることも。必ず足元を見て、ゆっくり歩くこと。子どもが小さい場合はパパ、ママが手をつなぎましょう。

環境を破壊しない

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

来た時よりも美しく。ごみは必ず持ち帰るようにしましょう。また、サカナやエビなど生き物のすみかとなる岩をむやみに壊したり、移動したりするなどもしないように。軽率な行動が、生態系を乱すことにつながる場合もあります。

漁業権があるものを勝手に採取しないこと

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

アワビやサザエなどの貝類や、ウニ、ナマコ、イセエビなど、地域によって採取するのに漁業権や漁業許可が必要な生き物が存在します。これを違反すると罰金などが科されることがあるので、必ず各自治体のサイトなどで事前に確認しましょう。

子どもから目を離さない

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

「磯遊びに夢中になっているうちに、気付いたら家族と離れてしまった」というケースは少なくありません。見えない場所で事故が起きてしまったら、取り返しがつかない事態にもなり得ます。パパ、ママは絶対に、子どもから目を離さないこと!

生き物に触れる前に親子で確認する

『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』

個性豊かな生き物たちの姿を見て、好奇心旺盛な子どもはついつい触れたくなってしまいます。しかし、海には危険な生物もたくさん。ときに、命を奪ってしまうほどの毒をもった生物も。むやみやたらに触らず、その生き物が何であるかを必ず確かめてから触れるようにしましょう。

また、タイドプールの生き物は必要以上に捕まえないこと。触る場合は手を海水につけて冷やしてから(人間の体温でサカナがやけどしてしまうため)、観察したら速やかに逃がしてあげるなど、生き物にもやさしくしましょう。

磯遊びをもっと楽しむコツについて、詳しくは「新装版・非認知能力を高める海遊びの本」をご覧ください。

協力=オーシャナ

デキる子シリーズ 海遊びの本ビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』では、子どもの自己肯定感を育む親子遊びとして海遊びの楽しみ方を紹介しています。→ビタミンママ別冊『デキる子どもを育てるシリーズ Vol.1 海遊びの本』の詳細ページへ

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