相模女子大学小学部 校長先生に聞く! ~未来に向けた小学校教育のありかた~

 

すばらしい環境を活用した学びも特徴と伺いました。

相模女子大学のキャンパスでは、幼稚園(こども園)から大学院まであり、約6,000人が学んでいます。正門を入ると、春を彩る桜並木や野鳥が飛来する池、田んぼや畑など、広大で豊かな自然が広がります。さらに相模女子大学は1900年創立という伝統校ですから、相模原市の登録文化財である茜館(大学旧第一本部棟)や、付設するフランス庭園をはじめとする歴史ある建物もあります。Webサイトに詳しく載っていますから、学校見学の際は親子で散策してほしいですね。

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▲キャンパス内には豊かな自然と、歴史ある建造物が(相模女子大学小学部/神奈川県相模原市)

この恵まれた環境で、小学部の子どもたちは伸び伸びと遊び、そしてその好奇心をベースに、さまざまな学びへと発展させます。たとえば、1、2年生の「生活科」の時間には教室を飛び出し、ヤギやモルモットの世話や植物の観察、畑で育てて収穫した大豆からきなこや豆腐を作るなど、真の体験学習が日常的にできるのです。2020年から実施する「探究の時間」でこれをさらに発展させます。これは一人一人が“探究”するテーマや仮設をもとに、教えを深めていく活動です。自ら見つけた課題への研究を進め、行動力を身に付けていきます。

また、本校の伝統的な教育である「つなぐ手」は、子どもたちの生きる力を育む心の教育で、コミュニケーション力、食や命、日本の伝統文化、仕事と生き方という、4つの「つなぐ」力を育てます。日本的にいうキャリア教育ですが、それよりも私は「アントプレナー」という側面から子どもたちを育て、伸ばしたいですね。

アントプレナーには企業家という意味があるように、「社会で自分はどうあるべきか」を考えてほしいのです。自分がどう貢献ができるか、どう生きるのかを、小学生のうちから考えておかないと、中学に入っていきなり「今日からあなたたちは中学生だから、こんなことを考えなさい」といっても厳しいですよね。目指す教育の目標をきちんと定めたうえで、スキルを高めるための基盤づくりをする。それが小学校教育においてとても大切で、その舵取りは校長である私の役割です。

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▲女子大付属ですが、小学部は共学。男女の仲もよく、みんな元気で笑顔です(相模女子大学小学部/神奈川県相模原市)

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