「正しい言葉と語彙力を身につけることは、受験対策はもちろん、子どもの成長にも必要」と語る、富士チャイルドアカデミーの校長、前宏美先生に詳しく話を伺いました。
ある日のレッスン 小学校受験コース
入室
家庭と教室の連絡帳を提出したあと、ホワイトボードに書かれた「えんぴつ・クーピー・はさみ」を準備します。これは自分のことは自分でできるようにする練習で、行動観察の対策につながります。
図形構成の練習
プリントに描かれた図形に、大中小の三角形をはめていきます。図形構成の問題で、三角形は大きいものからはめていく、という先生のアドバイスを思い出しながら、集中して取り組みます。
口頭試問の練習
図形構成に取り組んでいる間、名前を呼ばれた子から順に、先生と向かい合って口頭試問の練習。あいさつや自分の氏名を答えたあと、「チップの青と緑はどっちが多い?」「“こ”で始まるカードは赤い折り紙に、“と”で終わるカードは青い折り紙に置きましょう」などの指示をしっかり聞いて回答します。
Point!
チップの色の問題では「青です」「緑」というように、「です」を最後につけます。
はっきりと大きい声で答えることも大切です。
簡単すぎず、いい意味で「負荷」をかけてあげる問題を出すことが成長につながります。
カルタ
2月の課題「考える」に基づき、「なぞなぞカルタ」に挑戦。「食べると安心するケーキはなぁに?」という読み札に、「ホットケーキ」が描かれた取り札を取るというもので、正座して取るときは「はい!」というルールを遵守します。
プリント問題
富士チャイルドアカデミーオリジナルのプリント問題に取り組みます。「数が多いものにその数だけ○を、少ないものにその数だけの×をつけなさい」「合わせて10になるものの下に○をつけなさい」など、先生が読む問題をしっかり聞いて答えを記入します。
先生の音読
先生が読んでくれる物語を聞いたあとで出される問題を理解し、プリントに回答します。「物語に出てきた動物に色を塗りなさい」「帽子と靴に色を塗りましょう」など、物語を聞いて記憶することは、小学校に入学後、先生の話をきちんと聞いて理解することにつながります。
保護者への報告
その日に行ったレッスンの内容とねらいを、迎えにきた保護者に毎回必ず説明する時間を設けています。一人一人のその日の様子や家庭学習のアドバイスをしっかり伝えることは、保護者の安心にもつながると好評です。
1979年の開校以来、幼児英才教育を行っています。「ほめる・認める・励ます」を教育方針に掲げ、1クラス4人の少人数制のきめ細かな指導をモットーにしています。幼稚園、小学校受験を目指す子どもと保護者に寄り添い、これまでたくさんの「夢」を「現実」にしてきました。子どもたちへの指導のほか、幼稚園・小学校受験に関する相談に、経験豊かな受験のエキスパートが答える「お受験コンシェルジュ」も好評です。
2024年度合格実績
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