大和市の豊かな緑に抱かれ、カトリックの精神を礎に、100年近い歴史を刻む聖セシリア小学校。「表現」と「体験」を重視した「感動を伴う学び」をキーワードに、一生モノの知性を心に刻む教育を実践しています。
専用教室「English Room」で行うオールイングリッシュの英語の授業について、専任のエドワーズ先生にお話をうかがいました。

英語科教諭のエドワーズ先生(聖セシリア小学校)
「楽しい!」の積み重ねが世界へ羽ばたく翼に。
聖セシリア小学校には、海外の教室さながらの英語専用の「English Room」があります。そこでは、1年生から6年生まで、全児童が専任のイギリス人教員であるエドワーズ先生の授業を受けています。

表情豊かにジェスチャーも交えつつ展開されるエドワーズ先生の英語の授業(聖セシリア小学校)
同校の英語教育の一番の目的は、楽しく英語に触れること。特に低学年のうちは、体全体を使ったアクティビティが中心。歌やゲーム、ダンスを通して、無理なく楽しく英語を習得していきます。
休み時間も英語で!日常に溶け込む生きたコミュニケーション
1年生で初めて英語に触れるという児童もいるそうですが、「母国語である日本語と同じように、英語も自然体で身につけていけるよう、さまざまな工夫をしています」とエドワーズ先生。
そのひとつが、日常的に英語に触れる環境を整えること。エドワーズ先生が1年生の副担任を務め、1日を通して児童たちとともに過ごします。

幼児教育にも造詣が深い専任教員のエドワーズ先生。英語の授業だけでなく、一年生の副担任として1日を通して児童たちと過ごします。(聖セシリア小学校)
授業中だけでなく、朝礼や終礼、休み時間、さらには掃除の時間まで、先生と過ごす時間はすべてオールイングリッシュ。毎日接するうちに自然と「もっと話したい」という意欲へと繋がっていきます。
日常の何気ない会話の積み重ねが、英語を特別な勉強ではなく、心を通わせるツールへと変えていきます。

「English Room」や校内のコミュニティスペースと呼ばれる一画には英語の本が置かれており、児童が自由に手に取って読むことができます(聖セシリア小学校)
縦割りだから響き合う。習熟度別の「EC」クラス
通常の英語の授業に加え、4~6年生では英会話に特化した「English Conversation(EC)」の授業があります。特徴的なのは、英語でのコミュニケーション能力に応じて「Basic」「Intermediate」「Advanced」の3つのクラスに分かれ、学年混合で実施される点です。

4~6年生混合の「EC」は習熟度別に3つのクラスに分けて行われます。最上級クラスの「Advanced」では発言も活発(聖セシリア小学校)
授業中は、単語が思い出せず言葉に詰まってしまった4年生に、隣の席の6年生がそっとアドバイスをしてあげたり、流ちょうな6年生の発音に下級生が憧れのまなざしを向けたり。逆に、成長にともない少し照れが出てきた6年生が、4年生につられて大きな声で英語の歌を口ずさんでいます。
この縦割りならではの繋がりが、一人一人のレベルを自然に引き上げる相乗効果を生んでいるといいます。
英語演劇、スピーチコンテストもハイレベル!

4年生が挑む本格的な英語演劇。仲間と共にステージを創り上げる喜びが、コミュニケーション力や諦めない心を育みます。(聖セシリア小学校)
4年生は本格的な「英語演劇」にも挑戦します。全国の大学生英語ミュージカルを指導している専門の先生を講師として招き、一丸となって練習に取り組みます。英語をただ暗唱するだけでなく、相手のセリフも理解しながら、役になり切ってステージ上で堂々と表現する。この一連の取り組みが「英語力」と共に「表現力」を磨き、挑戦する心も育みます。
5、6年生は「English Speech Contest」にチャレンジ。5年生は「自分の好きな世界の動物」、6年生は「将来なりたい職業」をテーマに、自ら内容を考えてプレゼンテーションに臨みます。
「2025年のコンテストは特に素晴らしかった。学校のホームページに動画を載せているのでぜひ見ていただきたいです」とエドワーズ先生。

5、6年生が参加する「English Speech Contest」。積み重ねた努力が光るハイレベルな発表が、観客の心に深く響きます。(聖セシリア小学校)
「英語力だけでなく、スピーチを創り上げる過程での児童の探究心やリサーチ力、さらに、本番での表現力にも感心しました」。
発表を見守る保護者の方々は、日ごろの英語の授業の成果に驚くとともに、堂々と発表する我が子のようすに、思わず涙する人も少なくないといいます。
最後に、エドワーズ先生に、子どもたちへのメッセージをいただきました。
“Please have fun with English!”
「とにかく楽しく英語を学んで、好きになることが一番です。その積み重ねが徐々に自信となり、ますます英語が好きになってくれれば嬉しいです」。