国際バカロレアプログラムを導入し、世界的視野を持った教育を展開するカトリック系の伝統校、聖ヨゼフ学園小学校。校長先生にお話をお伺いしました。
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可能性を引き出し、伸ばす!
カトリックの精神とIB手法の融合で21世紀型の教育を推進します
IBの探究型の学びを通して主体的に考える力を育む
初代校長である神父は、戦後の混乱期、子どもたちに生きる力をつけるための教育 が必要だと考え、この学園を設立しました。
目指したのは「この世の問題を他人事にせず、自らの課題として積極的に捉え、人々の真の幸福を創り出す人を育てる教育」。
根底にあるのは、カトリックの価値観です。
その理念をベースに、私たちは「国際的な視野を持つ人間」を育成するため、英語や宗教教育に力を入れてきました。
さらに、急激に変化する社会に立ち向かっていく子どもたちに必要な教育とは何かを考え、 2018年1月、日本の小学校 一条校として初めて、国際バカロレア(IB) 初等教育プログ ラムの認定校になりました。
私たちの原点である「全人教育」 IBのかかげる使命は一致しており、学園の基本精神と「探究型概念学習」を特長とする! Bの手法の融合こそ、未来につながる「21世紀型の教育」だと考えています。
探究型の学びに、正解・不正解はありません。自ら問いを見つけ、考えることを重視しています。その過程でお友だちの考えを聞き、意見を出し合う。
そのうちに、問いが自分にとって 身近なものとなっていきます。
これから生きていくなかで、答えが出ないこともあるでしょう。そんなときにこそ、主体性をもって考え、発信し、まわりの人と協力しながら課題を解決していく力が必要となります。
誰もがどこかで輝きを放ち愛されていることを知る
さまざまな行事を通して子どもたちの力を伸ばすことも重視しています。 一人一人がどこかの場面で輝き、自分は愛されて存在なんだと感じることが自己肯定感を高めます。人間は一人で生きられません。
弱い人や困っている人には手を差し伸べ、ともに生き、ともに歩む。
その精神を忘れずに、いつか、それぞれが内に秘めた可能花開かせ、世界に羽ばたいてくれるよう願っています。
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