■Aさん(小4に長女)
■Bさん(小5に長女、小3に長男)
■Cさん(小4に長男、小2に長女)
■Dさん(小4に長女)
行事の話
▲運動会は全校演技のダンスをはじめ、玉入れや大玉転がし、リレー、5、6年生の男子による剣舞(有志)などがあります(相模女子大学小学部:神奈川県相模原市)
異学年の結びつきを強める多彩な行事
Dさん:入学式は1年生と6年生が手をつないで入場し、そのとき手をつないだ上級生がお世話係として5月まで朝の着替えなどのお手伝いをしてくれます。娘は自分も年下の子に優しくしてあげたいと言っています。
Aさん:運動会の「全校演技」は、1年生と5年生、2年生と4年生、3年生と6年生がバディを組み、カラフルなポンポンを両手に持ってダンスを踊ります。躍動感のある素晴らしい演技で、親も先生も号泣するほどです。ほかにも異学年で活動する機会がたくさんあり、年上への憧れや尊敬、年下への優しさや思いやりが自然と身に付きます。
Cさん:相生祭では全学年で鼓笛隊を編成し、学校から最寄りの相模大野駅までをパレードします。1、2年生は鍵盤ハーモニカ、3~5年生はリコーダー、6年生はオーディションで、大太鼓やトランペット、シンバルなどを決めます。
▲児童全員が楽器を持って演奏する相生祭の鼓笛パレード。学年が上がるにつれて、難しいパートや楽器を担当します(相模女子大学小学部:神奈川県相模原市)
Bさん:相生祭では劇と歌の発表もあります。次男は1年生のとき、「じゅげむ」を発表しました。難しい言葉や長いセリフが多くてたいへんそうでしたが、本番ではきれいな滑舌で立派に発表できました。その時の達成感から自己肯定感が高まり、積極的になりました。
つなぐ手の話
▲コミュニケーション力の高い豊かな人間性を育てます(相模女子大学小学部:神奈川県相模原市)
生きる力を育む総合学習「つなぐ手」
Bさん:「つなぐ手」の授業は、「心と心」「伝統」「命と食」「志」の4つがテーマです。「心と心」ではゲームを通して相手を思いやる心や協調性を身に付けたり、「良いとこ探し」を通して自分が相手にどうみられているのか客観的に理解したりします。自分の気持ちや考えを伝える力やコミュニケーション力が育っています。
Dさん:「伝統」では落語家の人からお話を聞くなど、伝統的な文化活動を体験します。2年生は日本舞踊の先生からお祝いの踊りを教えてもらい、入学式で披露します。家庭ではなかなかできない素晴らしい体験です。