在校生ママに聞きました【後編】成城学園初等学校

<参加者>
■Aさん(高2に長男、中1に長女)
■Bさん(中1に長女、小4に次女、小2に長男)

勉強の話

成城学園初等学校 私立小学校 ビタミンママ▲個性尊重の教育に基づき、児童一人一人の発想や思考を大切に、授業でも個性が発揮できるシーンを多く設けています(成城学園初等学校:東京都世田谷区)

発言の機会が多く自信につながるきめ細かい指導でしっかり定着

Aさん:3年生から、国語と数学の授業はクラスを半分に分けて行われます。先生の目が一人一人に行き届き、きめ細かな授業で取りこぼしがありません。小学生は算数ですが数学的思考を身につけることを目標に「数学」と呼んでいるところも特長です。「児童数学」という独自の教材を使っていて、単に計算して答えを出すのではなく、考え方そのものを教えてくださいます。グループで考えを出し合って意見をまとめて発表する機会も多く、いろんな角度から物事を考えるようになりました。

成城学園初等学校 私立小学校 ビタミンママ▲5教科に加えて文学や舞踊、映像のほか、絵、彫塑、工芸に分けた美術など、子どもの興味・関心を育てるオリジナリティあふれる教科があります(成城学園初等学校:東京都世田谷区)

Bさん:「散歩」という授業があります。学校の外に出て仙川のほとりや商店街を歩くこともあります。生き物や植物を観察したり、霜柱や池に張った氷を触ったり。商店街でコロッケを買ったときは、「コロッケは1つ120円。クラス全員分買うにはいくら必要?」とその場で先生が計算の問題を出すなど、子どもたちが意欲的に学べる取り組みをしてくださっています。授業では普段から発言する機会が多く、どんな内容でも先生は否定せず受け止めてくださいます。そのおかげで自信がつき、何事にも積極的になりました。

劇の話

成城学園初等学校 私立小学校 ビタミンママ▲劇の時間の練習の成果をステージで発揮します。身にまとう衣装は保護者が作ることも(成城学園初等学校:東京都世田谷区)

演者と裏方の両方を経験し、人の気持ちを理解するきっかけに

Bさん:3年生から「劇」の授業があります。「劇」の授業の発表として、「劇の会」が年3回行われ、初等学校講堂でクラスごとに劇を披露します。全員が演者と裏方の両方を担当するので、いろいろな立場で人の気持ちを理解するきっかけにもなっています。

Aさん:誰がどの役をやるのか、進行はどうするのかなど、すべて子どもたちが話し合って決めます。最初はクラスがバラバラで、意見の衝突ももちろんあったようですが、最後はみんなでまとまって一つの作品を完成させます。普段から人前で発表する機会が多いこともあり、恥ずかしがらず堂々と披露する姿にわが子の成長を感じました。

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