■Aさん（中1に長女・小2に次女）
■Bさん（小5に長女・小2に次女、ご自身も卒業生）
■Cさん（小1に長男・長女、ご自身も卒業生）
宗教教育の話
▲朝のお祈りで始まり、帰りのお祈りで1日が終わります。木曜日は聖堂に全校児童が集まり、他者のために心をひとつにして祈りを捧げます（聖ドミニコ学園小学校：東京都世田谷区）
お祈りと宗教の授業で育まれる他者への思いやりと豊かな心
Cさん：私はキリスト教徒ですが、子どもたちに押し付けるつもりはありません。ですがこの学校に入ってお祈りをするようになり、宗教の授業で他者への思いやりや優しさを学んでいます。先日も「お友だちのお父さんが事故に遭ってけがをしたからお祈りをしよう」と自ら手を合わせていて、他者を思いやる気持ちが自然と育っていることを感じました。
Bさん：私は教徒ではありませんが、高校までこの学園で育ちました。大人になって「ドミニコ出身だな」としみじみ感じたことがあります。会社に遅れそうで急いでいたときに定期券が落ちていたんですね。これを拾って届けると遅刻してしまう。でも、困っている人のことを思うと無視できず、届けて遅刻する道を選びました。子どもたちも私が困っているとすぐに「大丈夫？」と声をかけてくれます。人にやさしくできる心を育んでくださっている先生方のおかげと感謝しています。
▲人気の遊具は高学年の子が低学年に譲ってあげたり、使い方を教えてあげたりするなど、心温まるシーンが日常的に見られます（聖ドミニコ学園小学校：東京都世田谷区）
Aさん：通学路で目が不自由な方が困っていたので声をかけたら、「学生のお嬢さん、ありがとう」と言ってもらえたことがうれしかった、と娘が話してくれました。気負わず手を差し伸べることができた娘を誇りに思います。
校風の話
▲先生は子どもたちの「できた」を大切に、たくさん褒めることで自己肯定感を育みます（聖ドミニコ学園小学校：東京都世田谷区）
自分は愛されている存在であることを愛情たっぷりの指導を通して実感
Bさん：先生方は私が通っていたときもいっぱい褒めて、励ましてくださり、自己肯定感が強く育ちました。娘たちも同じように指導してくださっているので、安心できます。長女と次女はまったく性格が違うのですが、一人一人に寄り添ってくださるのもキリストの教えに基づく教育をしているこの学校ならではだと感じます。
Cさん：親の私も気づかないような小さな成長も見逃さずに見てくださっていて、学期ごとの面談のときに報告してくださいます。そのお言葉から子どもたちへの深い愛情が感じられ、面談を楽しみにしています。
掲載書籍「0～4歳の気になる「育」を集めました」
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