言語と英語、ICT、3つの教育の柱で自ら学ぶ姿勢を育てる

森村学園初等部 私立小学校 ビタミンママ

▲森村学園初等部:神奈川県横浜市

森村学園の学舎はなだらかに広がる多摩丘陵の自然豊かな中にあります。子どもたちは登校するとすぐに体操服に着替え、雨の日以外はどろんこになって遊びます。「先生、アオダイショウがいたよ!」「大きな霜柱を見つけたよ」と、自然にはいつも、子どもたちが目を輝かせる発見があります。こうした経験は好奇心や表現力、高い感受性など、見えない力となって人間力を高めてくれるでしょう。

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▲英語はイギリスの公的機関、BRITISH COUNCILに所属するネイティブの先生が担当。4年生以上はクラスを2つに分けて、少人数制での授業を実施しています(森村学園初等部:神奈川県横浜市)

今まさに「学ぶ力」が問われる時代。何を目的とし、どのような方法で学ぶのか、なぜ学びたいのかを意識することが大切です。本校ではずっと以前から、対話型の授業を行っています。仲間と対話することで考え方の違いを知り、自分の考えをさらに広げ、深めることができるのだと思います。

そして、対話するためには、聞く力と自らを表現するためのコミュニケーション能力が必要です。その土台を育むのが体系的に言葉を学ぶ「言語技術」で、「ICT教育」「英語教育」と並ぶ学園の教育の柱の一つです。

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▲緑豊かな「森村の森」は遊び場であり学び場です。常に子どもたちで賑わい、遊具がなくても日々、新しい遊びが生み出されます(森村学園初等部:神奈川県横浜市)

低学年の「言語技術」の授業では、誰がどう見てもデパートとわかる絵を見せ、子どもたちに「なぜこれがデパートだと言えるのか」と問いかけます。「店員さんだと思われる制服の人がいる」「エレベーターが8階まであるのでスーパーにしては大きい」「同じ紙袋を持ったお客さんらしき人がいる」など、さまざまな答えが出ます。このように論拠をはっきり言えるようになることで、批判的思考や論理的思考、言語伝達の力が身につきます。

英語教育は創立者・森村市左衛門が海外貿易の開拓者ということもあり、明治44年の創立以来力を入れてきました。3人のネイティブ講師が在籍し、1年生からオリジナルのカリキュラムに基づいて授業を進めます。希望者には英語で学ぶイマージョンプログラムや、オーストラリアでの夏季短期研修プログラムを実施するなど、英語への興味・関心を育てることを目標にしています。今後は言語技術との連携も深め、国際社会でも自分の意見を発信できる力を育みたいと考えています。

お話

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森村学園初等部
校長:田川信之先生

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