【中学受験】低学年の子の悩み 発達グレーの我が子は中学受験した方がいいの?

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我が家の末っ子「銀ちゃん」は、現在地元神奈川の公立小学校2年生。一見、ちょっと小さい普通の子で、よくしゃべり、物怖じせず、大人に対して自在に敬語を使いこなして話す、素直でやさしい男の子。

でも実は、1年生のときに「発達障害グレーゾーン」と「ディスレクシア(言語理解の遅れ、文字の読み書きに困難がある)」の診断を受けている。

出典:ビタミンママ Vol.93「よりよい発達ってなんだろう?」内、コラム「発達障害ってなんだろう」

そんな「銀ちゃん」のことで、母は「この子はこのまま成長して、中学に進学して、高校受験とかできるんだろうか・・・?」とちょっぴり不安。。。

まだまだ先の話ではあるけれど、発達障害の子の進学ってどうしたらいいんだろう。
「中学受験」という選択肢は彼のような子にもあるのかな。

今回は、中受ブログ『一喜一憂』のアナザーストーリーとして、中学受験を決意するよりもっともっと前の段階で、子どもの進路にもんもんとしている母、カネコのお話です。

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銀ちゃんに高校受験は無理なのかなー?

銀ちゃんは、1年生のときに受けた「WISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)」という知能テストで、「境界知能」と診断されている。
数値的に「知的障害」と判断される一歩手前の数値が見られるということで、現在経過観察中。

銀ちゃんが一番顕著に困難を抱えているのは、「ディスレクシア」という、言語理解・読み書きに困難があることで、今は支援級で個別に勉強しながら平仮名・カタカナの習得に鋭意努力中。

そんな銀ちゃんは、普段の生活でも、集中力の維持や先生の指示理解の未熟、こだわりの強さ、予定変更への対応の苦手さなど、諸所課題がある。そのこと自体には別に困っても悩んでもいないんだけど、多分このまま中学校に行ったら、「内申点を取る」のは難しい。。。

だから、今がんばって、発達障害のある子を受け入れてくれる中高一貫校を受験するのがベストなのだろうか・・・。

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高校受験を避けるための中学受験?

神奈川の公立高校受験は、入学試験の筆記試験の成績と中学時代の成績(授業態度や生活態度含)の両方がそろわないと厳しい。
私立受験でも、推薦を取ろうとすれば内申点は必須だし、そもそも当日の試験をきちんと受験すること自体、難しいかもしれない。

提出物をきちんと出すとか至難の業だし、そもそも板書の書き写しができないし。。。

「発達障害」と一口に言っても、その性格はさまざまで、知的にはとても優れているけど、対人関係を築くのが苦手、集団生活が苦手、嫌いなことを強制されるのが苦手など、いろいろだ。

そういう課題のある子たちは、中学生になってからの生活がどうなるのか、高校受験はどうなるのか、あるいは進学先はどうすればいいのか、今からみんな悩んでいる。

銀ちゃんは多少知的にも課題がありそうだし、何がベストか模索中。

中学受験 朝日小学生新聞 読む習慣 ながら読み

発達障害の子のための進路相談

先日、発達障害の子どもをもつ親向けのセミナーをいくつか受けてみた。

そういうものはけっこういろいろあって、普通の受験とは違うステップを踏むことになりそうな子どもたち向けの進路の考え方をレクチャーしてくれる。

放課後等デイサービスTEENSの進学・就労セミナー

リタリコライフの発達障害の子の進路についての勉強会

そこでは、公立の中学校では、どういう支援があるか。私立の中学校ではどういう対応をしてくれるのか。中高一貫校という選択肢が本当にベストなのか。支援学校という選択肢について、あるいは通信制高校についてなど、いろいろな情報を教えてくれる。

結論としては、子どもの希望と親のリサーチの大切さということに尽きる。

子ども自身にきちんと選択肢を提示し、実際に見せて、感じさせて、本人に選ばせることが何よりも大切。

そして、そのために親は、どういう選択肢があるのか、その選択をしたらその後どうなるのか、しっかり調べ、学ぶ必要がある。学習会に参加したり、直接中学校にコンタクトを取ったりして、早め早めに情報を得ることが重要だ。その上で、親が決め打ちして子どもに強制するのではなく、子どものチョイスを見守り、そのチョイスを応援する。

カネコは比較的情報アンテナは高い方だけど、子どものためにどこまでできるか、あらためて考えさせられることが多かった。

私が楽をするため、子どもの辛い現実を見たくないために楽そうな道を選ぼうとしていたけど、私がすべきことは、情報収集と子どもと一緒に考えて寄り添うことだけみたいだ。

まだ銀ちゃんは小学2年生。先は長いし、成長度合いもわからないし、本当に受験を考えるなら、塾も必要かもしれないし、療育施設で学ぶことも必要かもしれない。

ゆっくり考えて、一緒に成長していこうと心を新たにしたところです。

発達障害児に理解のある中学校などを教えてくれる 個別指導のコーチング1

大学一年生の娘、神奈川県立高校1年生の息子と、発達障害グレーゾーンの小2銀ちゃんの母。このアナザーストーリーは、定期的なリレーブログとは別に、不定期でちょこちょこお届けできればと思っています。

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受給者証で療育を受けるまで

子どもの「気になる」行動は、それだけで発達障害が疑われるものではありません。 ただ、複数の「気になる」ことや困りごとがあるとき、あるいは成長とともに困り感が増してくるようなことがあれば、早めに誰かに相談し、専門機関を受診してみまし[…]

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