【成功体験から語る】合格に近づくための過去問対策の方法

一憂は【毎週月曜日更新中】


先月あたりから、いよいよ、実際に受験する学校の過去問対策を始められた頃かと思います。

思うように点数が取れない、合格点にはほど遠いなど、我が家も悩んだ経験があります。

思う結果が得られず、モチベーションも下がりかけたあの頃、どうやって気持ちを切り替えて、合格に近づけていったのか。

今回は、受験が近づく苦しい時期、我が家で実践した過去問演習の大切な3つのポイントについてお話ししたいと思います。

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我が家の具体的な過去問演習のやり方

ポイントをお話しする前に、我が家で実際に行った過去問の解き方を説明します。

① 過去問試験用紙を準備し、実施スケジュールを管理する

受験する学校で販売されている過去問がある場合は、それを利用する。

ない場合は、声の教育社の過去問を実際の試験問題や解答用紙のサイズに合わせてコピーする。

年度ごと、各教科に分けてクリアファイルに入れて整理する。

学校や塾の予定を踏まえ、事前に子どもと過去問演習の計画を立てて、エクセルでスケジュール管理をする。

② 第1志望は10年分、第2志望は5年分、第3志望は3年分を解く

第1志望校は古い順から、併願校は新しい順から解いていく。

※算数については、第1志望、第2志望の問題に加えて、塾の先生から勧められた灘中学校の算数問題を、間違えた問題を中心にくり返し、受験直前まで解いていた。(受験校では、算数の点数が合否に関わるので念入りに仕上げていった)

③ 丸つけは親が行い、点数を表に書き込み記録を管理

できなかった問題をピックアップして、子どもの苦手分野を分析。その問題が解けるまで復習をする。

④ 直近の過去問は、実際行われる試験時間に合わせて、本番を意識した雰囲気で行う

問題を解くにあたっての時間配分はもちろんのこと、トイレ休憩やエネルギー補給のための軽食を、どの休憩でとるのかなど、細かいことも想定して練習を重ねた。

▲我が家は、過去問のコピーはキンコーズでしました。

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過去問演習で重要な3つのポイント

過去問を解く上で重要だと思ったポイントが3つあります。

1. 問題に込められた学校からのメッセージを読み取り、その学校が欲しい生徒像を分析する

具体的には、その学校の頻出単元や出題傾向をよく分析すること。

問題の量や比重によって、時間配分や捨て問の取捨選択をしたり、記述問題での計算式の記述などでは、途中まででも部分点の配点がある学校であれば、丁寧にその式を書き、1点でも多く得点する対策ができます。

子どもだけではなかなか難しいので、親自身も過去問に向き合って分析する必要があります。

2. できなかった問題を洗い出し、徹底的に復習に努める

子どもが出来ない問題、苦手なタイプの頻出問題は、逆に考えれば、十分に対策をすれば得点の底上げに繋がります。

塾での演習量も増えてきて、「あれもこれもやらなければ」と焦りがちになるかもしれませんが、ここは冷静に、志望校合格に向けて点を積み重ねていくために、惜しみない努力をしたいものです。

我が家では、以前のブログで紹介したように、ルーズリーフに出来ない問題や苦手な頻出問題をまとめて、直前までくり返し解きました。

以前のブログ

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中学受験 過去問 過去問のやり方 モチベーションアップ 合格点
▲間違えた問題を洗い出して、解き直し

3. 子どものモチベーションアップ

息子は、秋の時点でなかなか合格点に達しないことも多く、言葉にはしないものの「本当に合格できるのかな?」と不安な気持ちでいっぱいだったのではないかと思います。

さらにその不安な気持ちに追い打ちをかけたのは、滑り止め校に考えていた学校の過去問との相性が抜群に悪く、過去問演習で合格平均点を大きく下回る点数を連発してしまったこと。

その滑り止め校の冠模試では、1桁台の順位を叩き出して安心しきっていた矢先の出来事でした。特に酷かったのは算数。これはかなりショッキングな出来事でした。

当時打ちのめされていた我々を救ってくれたのは、塾の先生の言葉でした。

「自分が行ける学校は1校しかないのだから、その学校に合格できればいい。入試は模試とは違うから、高得点を目指すのではなく、合格最低点を1点でも超えればいいんだよ」

模試慣れしていた子どもは、少しでも高得点を…という気持ちでいっぱいでしたが、「合格点を1点でも超えればいい」という言葉に、気持ちがだいぶ軽くなったようです。

心が軽くなると、肩の力が程よく抜け、自分の熱望している学校の合格に向けて進んでいきました。

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▲実際の計画表(一部加工してあります)

まとめ

入試当日まで、お子さんの力は伸びます。現段階で合格点に届かなくても、志望校に特化して努力をすれば道は開けます。

伴走は本当に大変だと思いますが、あと数か月でゴール。悔いのない中学受験を応援しています。

御三家中高一貫男子校出身、現役東京大学理科一類合格の運動神経がちょっぴり鈍い長男(まめ)と、のんびり屋の長女(そら)の母。幼・小・中・大と伴走してきました。たくさんの失敗や経験談を少しでも皆様のお役に立てればと思っています。

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