【先生インタビュー】清泉女学院中学の特色ある教育とは?

キリスト教精神に基づくミッションスクールとして、倫理教育や平和学習に加え、語学研修や留学を通じてグローバルな視座を養う清泉女学院中学高等学校。教頭の二ッ木 睦子先生に特色ある取り組みについて伺いました。

お話


清泉女学院中学高等学校
教頭 二ッ木 睦子先生

国際理解、主体性、自己表現
多くを学び取る「摸擬国連」

清泉女学院中学高等学校の模擬国連の風景

各国がプラカードを掲げ、意見を述べます。(清泉女学院中学高等学校)

生徒発案の「清泉模擬国連」は、ジェンダーギャップや核兵器問題など、本家さながらの議題で年に2回実施されます。中1~高2までの希望制で毎回40人ほどが参加しますが、「倫理」の平和学習で養われた諸外国の問題を身近に捉える姿勢が、参加者の多さや活気につながっています。
生徒数名で各国の大使となり、決められた議題で討議(スピーチ)を行ったうえで決議案を採択します。
各国の現状や国際情勢、法律、各国間の条約など、下調べの内容は多岐に渡り、参加することで多くの学びを得る機会になっています。
また、大勢の前で自分の意見を述べる度胸や自由討議での交渉力など、多くの能力育成にもつながります。

大使の討議や議長の進行に対して、サポートで参加しているOGから的確なアドバイスが。(清泉女学院中学高等学校)

この日は初参加の中1・2向けに「国連カフェで提供するメニュー」が議題に。各国が自国の特産品や名物料理をアピール。(清泉女学院中学高等学校)

中1から実践するICT教育
「身近なスキル」として習得

清泉女学院中学高等学校 ICT教育

中1で年間を通して体系的に行われるプログラミングの授業。(清泉女学院中学高等学校)

「社会で必須のスキル」として、必要性が叫ばれる以前からICT教育を実践してきましたが、2024年度からは、論理的思考力を育み、理数教科への興味を引き出すため、中1からプログラミング教育をスタートしました。

プログラミングソフトを利用した電気回路制作などを、実践を通して学びます。「初回はSDGsから生徒がテーマを選択し、ICT技術を用いた解決策を考案する探究活動にも取り組みました」。
Javaスクリプトをあつかう授業や女性エンジニアによる講演会の開催など、ICT分野で活躍する女性育成にも積極的に取り組んでいます。

生徒が発足させた「ICT委員会」では、タイピングコンテストや他校とのオンライン交流会などを実施。(清泉女学院中学高等学校)

中1・2の夏休みには、オフィスソフトのスキル習得を目的とした「ICT特別講座」を開催。(清泉女学院中学高等学校)

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