新たな街のランドマーク「大井町トラックス」が開業し、にぎわいを見せる大井町駅から徒歩7分ほど。駅前の喧騒からは一転、公園が点在するのんびりとした街並みに溶け込むように、青稜中学校・高等学校があります。
1995年の男女共学化以降、大胆かつスピード感のある教育改革を進めている同校の放課後の充実した学習支援について、募集広報部主任の谷田貴之先生にお話をうかがいました。

青稜中学校・高等学校 募集広報部主任 谷田 貴之 先生
募集広報部主任の谷田貴之先生は話します。
「勉強は学校内で完結させて、家は思いっきりリフレッシュする時間にあてて欲しい。
メリハリを持って休むことで、翌日の授業に備えてもらいたいです」。
生徒の自主的な学びを支える、放課後の学習支援システム
中学2年・中学3年を対象とした教科横断型の学び「ゼミナール」や、クラウドファンディングを活用した社会貢献活動など、ユニークな取り組みを数多く行っている青稜中学校・高等学校。その根底にあるのが、「生徒の自主性を育む」という教育理念です。
学習面においては「自主的な学び」を大切にしており、放課後の学習支援体制が充実していることも同校の大きな特長です。
そのひとつが「Sラボ」です。2つの専用教室には、集中して学習できる個別ブースを約130席備え、数人の専任スタッフが常駐しています。放課後になると、主に中学生が続々と訪れ、最終利用時刻の20時30分まで自習に励む生徒の姿も見られます。

個別ブースがずらりと並ぶ「Sラボ」の教室内。平日の放課後は16時から20時30分まで。土曜日も利用可能です。
(青稜中学校・高等学校)
中学1年からの「Sラボ」で自習の習慣を身につける
「“自習”とは、自立・自律した学習です」と、募集広報部主任の谷田貴之先生。中学1年の早い段階から自習の習慣を身につけてほしい。まずは勉強する姿勢を学ぶ、そのためにSラボを用意していると言います。
1日6~7時間の授業を受けた後で利用するため、中学生は基本的にSラボで新しい内容を学ぶことはありません。その日の授業内容の反復や苦手科目の復習に取り組み、「校内で1日の学びを完結させる」学習スタイルを実践しています。
分からないことがあれば専任スタッフに質問することができ、希望すればマンツーマンの個別指導をリクエストすることも可能(※質問は自由だが、個別指導はオプション)。

高校生を対象とした「放課後講習」は、そのときどきの生徒のニーズに応じて、先生方がきめ細かなラインナップを用意し、各種講座を開講してくれます。(青稜中学校・高等学校)
「塾に通うとなると移動時間もかかりますし、使用する教材が学校とは異なることもあります。本校では基礎の定着を重視しており、やみくもな先取り学習はしていません。そのため、塾のカリキュラムと学校の学習内容が異なるケースも少なくありません。学校でみっちり7時間授業を受けた後に、さらに新しい内容を詰め込むのではなく、その日の学びにじっくり取り組めることが、Sラボのメリットだと思います」と、谷田先生は話します。
Sラボの専任スタッフと先生方との連携体制も整っており、生徒一人ひとりの理解度や学習の進捗状況についての情報共有がしっかりなされていることも特長です。
現在中学2年のある生徒は、中学1年の最初のころはなかなか自習のペースがつかめず、成績は常に3桁台と苦戦していたそう。ところが、Sラボへ通う頻度が増えるにつれてぐんぐん成績がアップ。2桁台に上がると、学ぶことの楽しさに目覚め、「やれば結果がついてくる!」という自信も芽生えて、今ではさらに学習意欲が増しているそうです。
ニーズに合わせた高校の「放課後講習」、最難関コースも!
高校生になると、先生方が行う各種の「放課後講習」を受講できるようになります。
古典の文法に特化した講座もあれば、英文法、英語長文など、そのときどきの生徒のニーズに合わせ、開講される講座の内容には先生方が柔軟に対応してくれます。
さらに、東京大学や東京科学大、一橋大といった難関大学の受験を目指す生徒のために「最難関講習」も開講。1講座は90分で、高校1年は英語と数学、高校2年からは国語と選択教科も加わります。受講を希望する場合は選抜試験を突破する必要がありますが、チャレンジする生徒は少なくないそうです。

難関大学の受験を目指し、選抜試験を突破した生徒は、少人数制の「最難関講習」を受講し、志望校合格を目指します。
(青稜中学校・高等学校)
「高校生の進路相談を受けていたとき、ずいぶん早い段階から“自分にはこの大学は無理”と、志望校を変えてしまう生徒が多いと感じていました。限界を自分で決めて、ブレーキをかけてしまう。そんな生徒のチャレンジを後押ししたいと思い、私たち教員にできることを考えた結果が、最難関講習の開講でした」と谷田先生。

職員室近くの廊下には、進路相談や面談を行うためのスペースがあります。テスト前には先生に質問をしに訪れる生徒の姿も多数見られます。(青稜中学校・高等学校)
先生方は長年の経験から、遅咲きでも何らかのきっかけで花開く生徒たちを見てきています。そのため、「憧れの大学なら、あきらめずに目指してみよう!」という思いを、言葉だけでなく行動でもしっかりと生徒たちに伝えています。そこには、青稜らしい「何事にも果敢にチャレンジする気持ち」を大切にする精神が表れていました。