140年以上の歴史を持つ高輪中学高等学校では、穏やかな校風の中、生徒一人ひとりが自分の興味や目標に向かって主体的に挑戦しています。
部活動や高学祭(文化祭)、日々の学習を通して仲間とともに成長する生徒たち。充実した学校生活を送るおふたりに、同校で過ごす毎日や挑戦を通して得た学びについて伺いました。
メンバー
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Mさん
高校2年生
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Sさん
高校2年生
将棋も行事も全力で。
仲間と切磋琢磨し自分らしく成長する毎日
来たれ将棋好き!
「香車一本分」の成長を目指して
僕が将棋を始めたのは小学1年生の終わり頃です。学童保育で初めて将棋に触れたときに「面白いな」と夢中になったことがきっかけでした。
その後は本格的に将棋教室にも通うようになり、腕を磨き続けてきました。
高輪に入学してからは迷わず将棋部に所属し、高校2年生になった現在は部長を務めています。
普段の活動では部員同士で実戦的な対局を重ねたり、顧問の先生が作ってくださる詰め将棋に取り組んだりしています。
将棋部の目標は、「みんなが香車一本分でも強くなること」です。もちろん大会で勝つことも大切ですが、それ以上に部員一人ひとりが成長できる部活でありたいと思っています。
僕自身、小学校の頃から続けていたので、中学入学当初は正直「誰にも負けるつもりはない」と思っていました。
でも、中学1年生の時、顧問の先生との対局で負けてしまい、自分にはまだ学ぶことがたくさんあると気づかされました。
そこから努力を重ね、中学3年の頃に初めて先生に勝てた時は本当に嬉しかったです。

後輩が先輩を誘って対局することも珍しくない将棋部。学年という壁を軽々と超えてお互いに切磋琢磨できる、高輪ならではの風通しの良い雰囲気が受け継がれています。(高輪中学高等学校)
最近は後輩たちの成長を感じる機会も増えました。今まで勝てていた後輩に負けたり、自分では思いつかなかった手を指されたりすると、悔しい気持ちもありますが、その反面、「強くなったな」と嬉しくなります。
仲間の成長を間近で見られることは、部長としての何よりのやりがいです。
先月行われた都大会では優勝することができました。
夏には全国大会も控えています。都大会の決勝戦では、後輩が後ろで見守ってくれていて、勝利が決まった瞬間に二人で喜べたことは、今でも心に残っています。
将棋の実力を高めるだけでなく、仲間と喜びを分かち合えることも、高輪将棋部の大きな魅力だと感じています。
先生との距離が近く、
のびのび過ごせる学校です
高輪の好きなところは、先生との距離が近いところです。
先生方は勉強だけではなく、生徒一人ひとりをよく見てくださっていると感じます。
面談では、テスト結果を分かりやすくまとめた資料を作ってくださることもあります。自分の課題が見えやすくなるので、とてもありがたいです。
高輪は先取り学習を行っているので、高2になると授業の進度も速くなり、内容も難しくなります。
分からないことがあった時は、家で問題集を解いたり、放課後に先生や友達に聞いたりしながら理解を深めています。
放課後に教室で勉強していると、担任の先生がふらっと来て話しかけてくださることもあります。
担任の先生以外とも廊下などで気軽に話す機会があり、先生との距離の近さを感じています。

幾何の授業風景。授業や面談、放課後の何気ない会話を通して、先生との距離の近さを感じられます
(高輪中学高等学校)
高輪は校風ものんびりしています。校則はありますが、必要以上に厳しく指導されることはなく、生徒の自主性を尊重してくれます。
もちろん守るべきことは守りますが、普段は先生方も温かく見守ってくださっていると感じます。
僕は受験生の頃から学校の雰囲気を重視していました。
高学祭などで学校を訪れた時、生徒のみなさんが楽しそうに過ごしている様子を見て、のんびりした雰囲気がいいなと思ったことを覚えています。
入学した今もその印象は変わらず、毎日のびのびと学校生活を送っています。
高学祭の演劇に初挑戦!
仲間のおかげで新しい自分を発見
高校1年のときに経験した高学祭は、僕の中高生活のなかで特に深く思い出に残っている最高の行事です。
高輪では中3からは、クラスごとではなく、やりたい企画ごとに生徒が集まって高学祭の出し物を作ります。
僕は中3の時に演劇を観て感動し、高校生になってからは迷わずに演劇を選びました。
それまで将棋一筋だったので、演技の経験はまったくありませんでした。
周りには中学生の頃から演劇を経験している人もいて、最初は教えてもらいながら練習していました。

将棋一筋だった松原さんにとって人生初となる劇の舞台。仲間と試行錯誤して創り上げた演劇は友人たちからも大好評で、新しい分野へ挑戦する楽しさを肌で実感しました。(高輪中学高等学校)
演劇の面白さは、自分なりに役を解釈できるところです。
台本にはセリフしか書かれていませんが、「この人物ならどう話すだろう」「どんな動きをするだろう」と考えながら役を作っていくのが楽しかったです。
初めてステージに立つ最初の公演はとても緊張しましたが、高学祭の2日間の本番を通して少しずつ舞台の感覚に慣れ、最後は自分らしく演じきることができました。
将棋とはまったく違う経験でしたが、新しいことに挑戦する面白さを知ることができました。今年も劇に挑戦したいと思っています!
毎日の積み重ねを大切に。
勉強も書道も一歩ずつ前へ進む毎日
「もっと頑張らなければ」から
始まった毎日の学習習慣
今、僕が特に力を入れているのは勉強です。約1か月前から、数学を中心に中学校で学んだ内容を復習しながら、基礎固めに取り組んでいます。
きっかけは、高校の数学でメインとして使っている『青チャート』の問題が、自分の思うようにスムーズに解けなかったことでした。
ふと周りの友人たちの様子と自分を比べてみたときに、「自分はまだまだ足りないな」と感じ、「もっと頑張らなければいけない」と思うようになりました。基礎が抜けていると感じる部分もあったので、まずはそこを復習しようと思ったんです。

明るく静かな環境で集中して自学自習に没頭できる図書室。放課後の自習スペースとして多くの高輪生が日常的に利用しており、お互いの頑張る姿が心地よい刺激になっています。(高輪中学高等学校)
勉強するときに意識しているのは、とにかく毎日続けること。家では数学を中心に学習し、授業で学んだ内容の復習にも取り組んでいます。
疲れている日でも「今日はやらなくていいや」とは考えず、30分だけでも机に向かうようにしています。少しの時間でも毎日続けることで、自然と勉強する習慣が身についてきました。その成果は少しずつ表れています。
模試では以前よりも基本問題を落とさずに解けるようになり、自分でも成長を感じています。
友人からも「最近は小テストに合格することが増えたね」と言われるようになり、努力の積み重ねが結果につながっていることを実感しています。
書道部の仲間と高め合い、最高の作品で最後の高学祭へ
僕は小さい頃から書道を続けていて、現在は書道部の部長を務めています。
書道というと一人で作品を書くイメージがあるかもしれませんが、僕たちの部活は部員同士で意見を出し合うことも多いです。「ここをこうした方がいいんじゃない?」とお互いにアドバイスし合いながら作品を仕上げています。

(高輪中学高等学校)
年に3〜4回ほど大会にも出品していますが、秋に迎える高学祭を特に楽しみにしています。高学祭では書道パフォーマンスを行うほか、来場者の方からリクエストされた言葉を書く企画もあります。昨年は受験生から「合格」や「必勝」といった言葉を頼まれることが多く、喜んでもらえたことが印象に残っています。
部長になった今は、自分自身が上達するだけでなく、部全体のレベルアップにも貢献したいと思っています。引退前最後の高学祭を、みんなで成功させることが目標です。

白い半紙に向かい、書道を通じて学年を超えた交流を深める部員たち。高輪らしい和やかでリラックスした雰囲気の中で、お互いの感性を刺激し合いながら技を磨いています。(高輪中学高等学校)
優しい仲間とともに過ごす、安心感に満ちた温かな毎日
高輪の一番好きなところは、生徒同士が自然に助け合う温かな雰囲気です。僕が入学前に感じていた「穏やかで優しい学校」という印象は、入学してからも変わりませんでした。生徒同士で悪口を言い合うような雰囲気はなく、困っている人がいると自然に助け合う空気があります。
勉強でも、再テスト前になると友人同士で教え合うことがよくあります。分からない問題があれば誰かが教えてくれますし、体育などでもミスをした人を責めるのではなく励ます人が多いです。

班の仲間と役割を分担し、協力しながら真剣に取り組む理科の実験。白熱した実験の授業中にも、笑顔の対話やお互いを思いやる高輪らしい温かな雰囲気が随所に感じられます。(高輪中学高等学校)
★校内撮影ポイント

広々とした食堂では、親しい友人同士で賑やかに会話を楽しみながら食事をとる生徒の姿が多く見られます。曜日ごとにスープの味が変わる特製ラーメンは、お腹をすかせた生徒たちから絶大な人気を集める看板メニューです。(高輪中学高等学校)

昼休みには、グラウンドにたくさんの生徒たちが飛び出し、思い思いに体を動かして友人同士でリフレッシュ!午後の授業に向けてエネルギーを存分にチャージする、高輪おなじみの活気あふれる光景です。(高輪中学高等学校)

高校2年の芸術科目では、生徒の興味に合わせて美術と音楽から選択して履修します。取材当日は自画像の課題に取り組んでおり、お互いの作品を見合いながら和やかでアットホームな雰囲気の中で創作を楽しんでいました。(高輪中学高等学校)

旅行・鉄道研究部の活動風景。好きなことに男の子同士でとことん没頭できる高輪ならではの活動が魅力です。(高輪中学高等学校)

図書室の窓から一望できる、再開発がダイナミックに進む高輪ゲートウェイシティの美しい街並み。最寄り駅から非常に近く、日々の通学におけるアクセスの良さや利便性の高さも、大きな魅力となっています。(高輪中学高等学校)