【母校のいいところ、教えます】先生×卒業生

メンバー

教頭 高橋 文恵先生

  • Aさん

    2020年度卒業 
    日本大学生物資源科学部獣医学科へ進学

  • Bさん

    2020年度卒業
    昭和大学保健医療学部理学療法学科へ進学

  • Cさん

    2020年度卒業
    玉川大学教育学部教育学科保健体育専攻へ進学

学習指導の話

3人の卒業生が声を揃えて
「合格は先生方のおかげ!」

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲各フロアにある学習コーナー。行事の打ち合わせで使うこともあります。神奈川学園中学校・高等学校

Aさん
高1の12月に文系理系選択があります。私は担任の先生だけでなく教科の先生にも相談し、獣医師になることを目標に理系に進みました。高3はコロナ禍だったので、複数の先生と頻繁にメールで相談したり、苦手な科目はクロームブックを使って質問したりとリモートで支えていただきました。

Bさん
将来の夢は理学療法士で、保健医療学部を選びました。ポイントとなるのが小論文や面接試験ですが、神奈川学園では国内フィールドワークや講演会の後のレポート提出で文章を書き慣れていたので小論文はそれほど苦に感じませんでした。

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲クロームブックで学びを深めます。神奈川学園中学校・高等学校

高橋教頭
高2は秋に2泊3日の学習合宿(全員参加)があり、西湖の宿泊施設へ行きます。日中はひたすら勉強する「無言自習」、夜はクラスごとに進路や思いを伝え合う「語る会」。この合宿を経て「共に学び共に頑張る」意識が出来上がります。

Cさん
保健体育科の教員になりたくて、推薦で教育学部へ進学しました。中学校時代、毎朝行っていた10分間の朝読書のおかげで国語の成績も伸びました。

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲蔵書数2万5千冊のラーニングセンター。神奈川学園中学校・高等学校

高橋教頭

神奈川学園では聞く機会もたくさん設けています。図書委員会が主催する講演会は、谷川俊太郎さん親子、作家の重松清さんやあさのあつこさんなど、多くの著名人をお招きしています。

校風と先生の話

温かな校風の中で育まれる
生徒と先生の信頼関係

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲中1~高3まで一人一台クロームブックが配布され、教科授業や家庭学習、行事準備などで活用します。神奈川学園中学校・高等学校

Aさん
英語の授業が分かりやすくて大好きだったことと、仲良しの友だちが英語好きだったことに影響され、高3で英検準1級を取得しました。みんなで向上しようという校風です。

Bさん
卒業した今でもこの学校が大好きです。勉強は宿題も小テストも多くて、成績によっては指名制の補習もあるので、勉強する姿勢が身につきました。中学は2人担任制で、朝のホームルームから昼食、掃除の時間まで常に先生がいてくれて、安心でした。面談のとき先生に「周りをよく見ているね。これからも大切に」と褒めていただいたことは、自信につながりました。

高橋教頭
中学では、「ダイアリー」という生徒と担任の交換日記があります。生徒は毎朝提出し、そこに担任と副担任がコメントを書いて返却します。日々の学習時間や授業の予定のほか、自由に書き込める欄があり、口に出しにくい悩みも書くことができます。相談するのが得意でない子ほど、悩みをさりげなく書いているので、担任はそこを見逃さないように努めています。

 

部活と委員会の話

先輩に憧れ、向上する後輩
生徒の意見を尊重し、進化する校風

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲部活動への加入率は高く、80%超です。神奈川学園中学校・高等学校

Cさん
私が入っていた陸上競技部は先輩後輩の仲が良くて、「自分もいつか、ああなりたい」と憧れていました。高2で部長になったとき、周りに相談しづらい悩みがあったのですが、先輩が「もっと頼っていいよ」と声をかけてくれて、安心したし、うれしかったです。

Bさん
中3で球技大会実行委員をやったとき、先輩方の発案で、長年続いていた同学年の横割り対抗戦に加えて6学年縦割りの色別対抗戦もとり入れたところ、クラスや学年を越えての交流が楽しかったと言ってもらい、やりがいを感じました。委員会で一緒だった先輩とは今も仲が良く、時々連絡を取り合っています。

神奈川学園中学校・高等学校 横浜市神奈川区 学校自慢 座談会▲球技大会は6学年縦割りの5チームで対戦します。神奈川学園中学校・高等学校

Aさん
神奈川学園は生徒が学校づくりに関われる校風です。高2のとき、生徒会から軽食時間の導入について意見が上がり、3時間目と4時間目の休み時間は軽食を食べてもよいということになりました。

高橋教頭
生徒からの意見に向き合うというのは、神奈川学園が創立以来、判断力の育成を大切にしている表れです。探究で学んだ「ジェンダー問題」をきっかけに、生徒から「制服にもスラックスを」という要望が上がり、教員側も検討を進めていたこともあり、スムーズに2020年4月から選べる制服のひとつとして取り入れることになりました。

行事の話

学年ごと、学園全体の行事で
人間関係を築く力を育成

Cさん
入学後すぐに行われる「エンカウンター」でクラスメイトと仲良くなり、さらに1か月後には足柄での野外研修「プロジェクトアドベンチャー(PA)」で、お互いに協力し、信頼しあう関係を築きます。人見知りの私は、これをきっかけにみんなと仲良くなれました。自然の中でゲームをしたり、クラスを2つに分けて大きなシートに手形を描いたり。これから、どんなクラスにしていきたいかをみんなで書き込んだことがとても印象に残っています。

Aさん
文化祭は、クラスごとの研究発表や部活動の発表などがあります。中3のとき、私のクラスは喫茶を担当したのですが、準備期間中にインフルエンザで学級閉鎖になってしまったんです。登校が再開したのは文化祭直前で、「間に合わない!」と思いながら登校すると、閉鎖期間に高3の先輩が装飾などを手伝ってくれていたので何とか間に合いました。先輩への感謝と、無事文化祭ができた嬉しさは大きな思い出です。

高橋教頭
球技大会、文化祭、音楽会を三大行事と呼んでいて、これらはすべて生徒が中心になって運営するものです。文化祭の研究発表は各クラスで決めたテーマについて深く掘り下げたもので、内容も規模も大学さながらと評判です。ここにいる3人の学年が携わった展示発表で、リサイクルをテーマにしたクラスがあり、ゴミ処理場やリサイクル施設などを訪問して、調べたことをまとめて展示にしました。文化祭での学びがその後の生徒の問題意識の掘り下げにもつながっていきました。

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