【母校のいいところ、教えます】先生×卒業生

メンバー

中高等部長 櫛田 真実先生

  • Aさん

    2004年度卒

  • Bさん

    2010年度卒

  • Cさん

    2001年度卒

英語の話

大切なのは英語を覚えるのではなく
コミュニケーションをとること

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲高1希望者対象のアメリカ英語研修。(玉川聖学院中等部・高等部)

Aさん
中学の英語で楽しかったのがバートン先生の音声データを使ったレッスンです。聞き続けてフレーズや発音を覚え、それを使ってアウトプットするというレシテーションを繰り返したので、英会話ができるような気持ちになってくるんです。

Bさん
私は現在、製薬会社の研究職に就きながら、大学院での研究も続けています。学会は英語で行われますが、英語の文献を読むことには長けていても、会話となると尻込みする日本人を多く見かけます。
それは「うまく話さなくては」という気持ちが先行するからだと思います。玉聖の「垣根をつくらない」精神が、英語も上達させてくれたことを日々実感しています。

Aさん
高1の時、3週間のフロリダ研修に参加したのですが、バスの中にサングラスを忘れちゃったんです。それを言いたいけど「なんて言えばいい?」と、悔しかった思い出があります。でも、その週末にホストファミリーとともに教会に行くと、言葉の通じない私のことを、みんなが笑顔で歓迎してくれました。
正しい英語を話そうと気負うのではなく、コミュニケーションが大切なんだって思いました。

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 「動物保護財団が投資家に向けたプレゼンを行う」という設定の高2の英語(玉川聖学院中等部・高等部)

櫛田部長
玉聖には異文化と触れ合う機会がたくさんあります。まずは異文化に対して壁をつくらずに先入観なく受け入れ、心を通わせる体験が大切ですね。

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ English Loungeでネイティブの先生と検定試験の勉強中。 (玉川聖学院中等部・高等部)

修了論文の話

付き合ってくれる先生がいるから
自分の興味がさらに広がる

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 質問や相談に来る生徒でにぎわう昼休みの職員室(玉川聖学院中等部・高等部)

Cさん
私は小学生の時から音楽を仕事にすると決めていたほど音楽が大好きで、修了論文のテーマも「劇場の音響について」。新国立劇場をはじめ、各劇場の構造や音響の配置、響き方などを研究しました。

Bさん
私のテーマは「紫外線が皮膚に与える影響について」。母に毎日、日焼け止めを塗っていくように言われ、理由を尋ねると「自分で調べたら?」と言われたのがきっかけです。数本のバナナに、強さの異なる日焼け止めを塗って爬虫類用の紫外線ランプを買ってきて取り組みました。
夏休みも、担当の先生は私の日程に合わせて部活後に2~3時間みっちり見てくださるなど、常に真剣に向き合い伴走してくださったので、もっと研究を深めたいという気持ちにつながり、理系選択のきっかけにもなりました。

櫛田部長
「修了論文」は中2の終わりにテーマを決め、生徒一人一人に担当の教師が付き、約1年かけて完成させます。今年度からは探究の時間の中で全員が発表する機会も設けます。

行事の話

すべてに全力投球だから
一段と強い絆で結ばれる

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲校内一 の大所帯、ウィンドオーケストラ部(玉川聖学院中等部・高等部)

Cさん
体育祭の目玉は何と言っても高3の創作ダンスで、高2の春休みから1年間みっちり練習して臨みます。ダンス委員が考えたダンスはフォーメーションとかすごく難しく、組体操のような要素もあってマスターするのがとっても大変でした。

Bさん
ダンス委員、怖かったです(笑)。でも、みんな先輩たちのダンスが目に焼き付いていて、自分たちもいい作品を残して後輩へつなげたいという一心で頑張りました。毎年6月に行われる音楽会もクラスの団結が強まります。

Aさん
玉聖の子はすべてに真っすぐで本気ですよね。

Cさん
音楽会はソロのステージもあるんです。オーディションを経て、琴、バイオリンなどの演奏を披露できます。私は当時から音楽の道を志していて、独唱の機会を2回頂けました。
日比谷公会堂の大ホール(現在は横浜みなとみらいホールやミューザ川崎)で。生徒の夢を受け入れ、応援し続けてくれた玉聖での6年間は、この道をつき進んでいいんだという自信につながりました。

玉川聖学院中等部・高等部 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 音楽会まであと数日。練習に余念がありません。(玉川聖学院中等部・高等部)

櫛田部長
夢に向かっている人も、迷っている人も、たくさんの経験ができるように、一人一人がチャレンジできる舞台をたくさん用意しています。自分のすばらしい価値を発見してほしい。私たちは全力で応援します。

部活や趣味の話

玉聖での経験が
将来の自分への第1歩

Bさん
ほかの先生には叱られたことがありませんが、バレー部の顧問の先生(櫛田先生ですが。笑)だけには叱られました。櫛田先生は、一生懸命やって結果が出なかったことについては叱らないどころか励ましてくださいますが、練習中に気の緩みが生じたときは、すかさずボールが飛んできました(笑)。
部活で身に付けた集中力や諦めない心は、一般受験で臨んだ大学受験はもちろん、その後の人生の糧となっています。

Aさん
玉聖には、立派なお茶室があるんです。実家がお茶屋である私は、放課後の希望者に向けた茶道教室に参加していました。
お作法から床の間の掛け軸のことまで覚えることが多いし、正座はきついし、あの頃は純粋に楽しめていたとは言い難いのですが、今ではそのスキルを活かして、茶道教室を主宰しています。近々、ドイツ人の夫とともにドイツに移住するのですが、ヨーロッパに茶の湯文化を広めることが今の目標です。

Cさん
私はウィンドオーケストラ部です。玉聖でも一番の大所帯の部活で、60人から100人くらいの部員がいます。発表の場は学院祭、クリスマス礼拝、定期演奏会などです。
私はクラリネットを演奏していました。とにかく部活が大好きで、そのために学校に来ていたといってもいいくらい。高3になって引退と言いながらもまた部活に行って、しっかり6年間活動しました。

櫛田部長
全ての部活動は週4日まで、日曜日は教会に行く日なので部活は行わないというルールです。部活に一生懸命な生徒、部活をせずに趣味や勉強に力を入れている生徒などさまざまですが、好きなことをみつけて全力で取り組んでほしいですね。

玉川聖学院中等部・高等部の基本情報や他の記事へ▶︎

最新情報をチェックしよう!