【母校のいいところ、教えます】先生×卒業生

メンバー

OB先生の話

この学校で学んだことを後輩たちに!
そんな強い思いから母校の教員に

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲ 自習室は20:20まで開放しています。 (多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

山本先生 
多摩大聖ヶ丘(以下、タマヒジ)を卒業後、琉球大・大学院の博士課程へ進学しました。卒業後、研究の道に進むか、教師になるかを悩んだとき、頭に浮かんだのが母校のタマヒジです。中高一貫校で6年間生徒に伴走しながら、進路選択から卒業まで関わりたいと思いました。
またタマヒジは、本物に触れる教育を重視していて実験や観察が多いので、理科の教師としてのやりがいも大きいと思い、母校に戻ってきました。

石飛校長 
十数年前、私は山本先生の担任だったんですが、当時からマニアックでした(笑)。でも何かひとつのことに没頭できるってすばらしい。それを生徒にどんどん教えてくれるので、頼もしく思っています。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲温水プールがあり一年を通して水泳の授業が行われます(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

小池先生 
在学中、先生との距離の近さを感じ、なんでも相談していました。自分もそうなりたいと思って教師を目指しました。大学院を卒業後、すぐにタマヒジの教員になりたかったのですがしばらく募集がなく(笑)。都立高校での11年間の教師生活を経て、やっと念願の母校の教壇に立つことができました。

大塚教頭 
小池先生の授業担当でしたが、とてもたくましくなったと感じます。

石飛校長 
先生と生徒の距離の近さは自然とできあがったものです。お互いの立場をわきまえた、ほどよい関係が築かれているのは本校の特長です。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲休み時間も質問をする生徒の姿が絶えません(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

英語学習の話

ホームステイで学ぶ礼儀と知恵
語学力アップだけではない真の狙い

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲ 2週間のニュージーランド研修は中3全員が参加。 (多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

小池先生 
中3のときに、ニュージーランド研修に参加しました。朝食でコーンフレークを出されたとき、違うものが食べたいと伝えられず「I like it.」って言ってしまったんです。結果、毎朝コーンフレークでした(笑)。この失敗談を交えながら、英語力とコミュニケーション力が大切だという話をしています。

大塚教頭 
NZ研修は、修学旅行として全員が参加します。1人1家庭へのホームステイで現地の学校に通い、週末はホストファミリーと過ごす14日間です。帰国後の生徒の成長ぶりには感心します。

山本先生 
たとえ片言でもホストファミリーが一生懸命聞いてくれるので、伝わったときはそれが自信になります。私が参加したときは「何がしたい?」と聞かれ、答えに迷っていると、船釣りやハンティングなど、日本ではなかなかできない体験をさせてくれて感動しました。自分の意思を伝えることの大切さも学びました。

石飛校長 
1人1家庭のホームステイは、全国でも本校が先駆け的存在です。海外研修は、自立のきっかけにもなりますね。

社会科見学の話

情報を取捨選択し
自分なりの正解を見いだすための体験

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲ さまざまな社会科見学が行われています。(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

小池先生 
校外学習は、基本的に毎回現地集合です。私が中1のとき、なんと山形集合でした。
自宅からの電車が遅延して泣きそうでしたが、東京駅で必死に走り、発車1分前に新幹線に飛び乗ることができました。自分で判断し、必死に行動することを知った初めての経験かもしれません。

大塚教頭 
京都・奈良で修学旅行をしていたときも現地集合でした。自分で調べて切符を買い、現地に行き、そしてホテルのチェックインも行います。主要駅のホームなどで教員がこっそり見守っていることは生徒には内緒です(笑)。

小池先生 
当時は携帯もあまり普及しておらず、事前調べが大切でした。鉄道好きの友人は在来線を乗り継いで京都まで来ていて、びっくりした記憶もあります。

山本先生 
つい最近中2の生徒が行った「よこやまの道」という多摩丘陵の尾根道散策は、スタートとゴールだけが決まっていて、コースは生徒任せ。間違った道を進む生徒もいますが、そこで連絡手段や軌道修正する方法を自身で考えます。失敗から学ぶ経験です。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 中高一貫校 共学校 ビタミンママ▲2021年度の「A知探Qの夏」は20の講座が用意されています。楽しみながら学びの姿勢を身につけることを目標に、先生も生徒も全力で取り組みます(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校)

石飛校長 
今はスマホやパソコンで簡単に情報が手に入ります。でも、そこに必ず正解があるとは限りません。
自分が本当に欲しい情報は何かを見極め、答えがひとつではないことを知るために、6年間でたくさんの体験学習の機会を設けているのです。

学習指導の話

勉強のことや進路をOB・OGに相談
学習コーチャーから感じる母校愛

山本先生 
私が高3のとき、一つ上の先輩が「学習コーチャー」を立ち上げました。大学生になった先輩たちが、タマヒジの図書館にある自習室に来てくださり、勉強を教えてくれるだけでなく、大学での生活や志望校の選び方などの相談にも応じてくれます。その感謝があったので、私も大学に合格した後、学習コーチャーになりました。

校長先生 
2008年度の卒業生が提案してくれたんです。この発案をしてくれた生徒は、現在大学で准教授をしています。このほか、学校での取り組みとして、定期考査前には土曜サポートを開講し、わからないところを質問できる体制を整えるなど、生徒の「?」を家庭に持ち帰らない環境を作っています。

小池先生 
生徒たちは非常に勉強熱心です。特に数学は質問にくる生徒が多いので、私には休み時間はほぼないようなもので、質問攻めにあいます。お昼休みや放課後も職員室に聞きにくる子が多いですね。私がこの学校に通っているときから、この雰囲気は変わりません。

教頭先生 
職員室はいつも、質問や相談にくる生徒で賑やかです。私は音楽の担当ですが、教科担当の先生がいないとき「先生、数学わかる?」って聞かれることも(笑)。わからないことは聞く、という意識が身についています。

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