【先輩パパ・ママの生の声】先生×保護者

メンバー

副校長 玉田 裕之先生

  • Aさん

    2年に長女が在籍

  • Bさん

    3年に次男が在籍

自宅学習期間中の学習の話

コロナ禍における自宅学習期間の
学校の取り組み

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲「たけのこ掘り」などさまざまなプログラムが行われるアフタースクール(桐蔭学園中等教育学校)

Aさん 
豊かな自然環境と学習環境、教育内容に魅力を感じ、こちらを選びました。昨年は春からの新生活に親子ともどもワクワクしていたのですが、緊急事態宣言のために入学式はオンライン、授業も6月末までオンラインでした。
その間、娘はリビングで授業を受けていたので、私も先生がどういった指導をされているのか見ることができ、毎日がまるで公開授業のようでした。

Bさん
自宅学習期間中は毎朝8時半からオンラインホームルームでの出欠確認があり、規則正しい生活を送れました。4月は授業の教材はその日の朝に配信されたのですが、ゴールデンウィーク明けからは前日に配布され、予習ができるようになりました。
自宅にいても学びが止まらないよう、迅速に学習体制を整えてくださった先生方の熱意には感謝しかありません。

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲積極的にAL型授業を取り入れています。(桐蔭学園中等教育学校)

玉田副校長 
桐蔭ではコロナ禍の前からiPadを用いたICT教育を推進していますので、生徒の学びをオンラインでサポートする点については、大変スムーズに取り組むことができました。
まずは生活リズムを整えることが大切と考え、iPadのアプリ「ロイロノート・スクール」を使って朝の出欠をとり、授業は、30分刻みに6時限の短縮授業を実施しました。協働の学習や課題提出はいつも通りです。

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 1年生から6年生までが取り組む朝の1分間スピーチ。スピーチが終わったら拍手を送る、メッセージカードには批判的なことを書かない、がルールです(桐蔭学園中等教育学校)

グローバルな環境とAL型授業の話

アクティブラーニング型授業で
見えにくい学力を伸ばす

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ ネイティブ教員と英語を楽しく学ぶグローバルラウンジ。 (桐蔭学園中等教育学校)

Aさん 
どのクラスにも帰国生が数名いるほか、ネイティブの先生と気軽にコミュニケーションがとれる「グローバルラウンジ」もあります。英検も推進していて、「3年生終了時までに全員が準2級合格」を目指しています。

Bさん 
単元テストに加えて、パフォーマンス課題が頻繁にあります。先日、英語の授業で、あるテーマに基づいてプレゼンをし、その後に先生からの質問に答えるというパフォーマンス課題に取り組みました。
すべてを英語で行うのがルールで、息子はペーパーテストより大変と言っています。

玉田副校長 
桐蔭には中間考査がなく、その代わりに単元テストや小テストが頻繁にあります。それはテストのためでなく、日常の力をつける勉強をしてほしいからです。
授業はどの科目もアクティブラーニングを取り入れており、相手に考えを伝えたり、みんなの前で説明をしたりする機会が多くあります。パフォーマンス課題もそのひとつで、ペーパーテストで測れない、書く力や話す力などを試します。

部活動や委員会活動の話

好きなことを思い切り!
部活も勉強も頑張る明るい日々

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 全国大会出場の男子ハンドボール部。(桐蔭学園中等教育学校)

Aさん 
娘が入部しているハンドボール部は、活動は週3日で、中等の男子と女子が一緒に練習をしています。他校と比べて練習日が少ないのに、昨年度、男子は全国大会へ出場しました。
部員たちは限られた練習時間をいかに上手に使うかを考えながら励んでいて、娘は「勉強も頑張る!部活も頑張る!」と、学校生活を満喫しています。

玉田副校長 
中等では部活動は週3日までという決まりがあります。それは、アフタースクール(理科実験や英検対策など放課後に実施する希望制のプログラム)や補習など、部活動以外にもさまざまな体験や活動をしてほしいからです。

Bさん 
息子は、生徒会会長だった時に休校になってしまったので、ロイロノートを使って生徒会企画のクイズ大会を行ったり、みんなの意見を集めて「要望書」を作って学校に提出したりしました。
キャッシュレス化については要望が通り、バックパックは、部活の道具が入る大きなサイズの試作品を業者に作ってもらい、生徒モニターが、使った感想を伝える段階まで来ています。

桐蔭学園中等教育学校 中高一貫校 女子校 ビタミンママ▲ 生徒主体で学校づくりが行われています。学校への提案を伝える生徒会役員たち(桐蔭学園中等教育学校)

玉田副校長 
Bさんは共学1期生で初代生徒会会長です。今の2代目の会長は、昼休みのグラウンド開放を提案しており、実現に向かって進行中です。生徒たちには6年間にさまざまな経験を積み重ね、自分で考え、行動できる力を養ってほしいです。

行事の話

行事を通して
自ら考え、主体的に行動する生徒を育成

Bさん 
1年生の目標に、「クラスや学校のなかでの自分の役割を考える」があり、そのまとめてとして、1年生は1月に志賀高原でのウインターキャンプ(スキー講習)に参加します。
息子は初心者でしたが、現地のコーチの指導で滑れるようになりました。夜は自分たちで企画した行事を行い、クラスの絆を深めました。

Aさん 
娘は新入生歓迎会委員に立候補し、オンラインによる新入生歓迎会「噂の!TOINマガジン」の企画・運営を担いました。グローバルラウンジをスタジオとして、ニュース形式で30分間、自分たちで作った学園の紹介ビデオやクラブ活動の紹介などをYouTubeでライブ配信しました。
スタジオ内の装飾にもこだわり、学園のマスコットキャラクターをフェルトで作っていました。照明や音響、カメラは学園内で一流の芸術鑑賞ができるシンフォニーホールのスタッフの方々がサポートしてくださいました。

玉田副校長 
2020年度は新型コロナウイルスの影響でほとんどの行事が中止となりました。とはいえ、一大行事とも言われる学園祭は生徒にとっては表現活動の場なので、代行企画として、プチ学園祭「リモート祭」を行いました。
1年生はサイエンスプログラム(*)「ピタゴラスイッチ装置をつくろう」と連動した企画を、2年生は各クラスが「クラス動画」を作る企画を行い、生徒たちは達成感を味わっていました。

*サイエンスプログラム・・・将来社会で活躍するために必要な科学的リテラシーを身につけた生徒の育成を念頭に置いた教育

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