▲中高には4つの理科実験室があり、SSコースは電子顕微鏡、ガスクロなどのより高度な実験機器を備えた大学の施設を利用することもできます。|昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
未来への原動力となる「好奇心」を育む
多種多様な体験型カリキュラム
世界ではジェンダーレスが当たり前となり、女性リーダーの活躍が不可欠とされる世の中になっています。新時代に備え、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校(以下昭和)では、「女子の能力の開発と伸長」を目標にさまざまな教育改革を進めています。
2021年度の入試より、1年次から、理数系プログラムが充実した「スーパーサイエンスコース(以下SSコース)」、10カ月のカナダ留学を含む「グローバル留学コース」、「本科コース」が選択制に。
医・薬・看護系、ロボット・AIの研究開発で活躍したいとの思いや、海外と日本の懸け橋になりたいとの夢、幅広い見識をもって自らの「好き」を追求したいなど、あらゆる生徒の希望をサポートできる体制を整えています。
▲ネイティブの先生によるOC(オーラルコミュニケーション)の授業。|昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
こども園から大学院までがワンキャンパスで、「ブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和」、「ペンシルベニア州立テンプル大学ジャパンキャンパス」が同敷地内にある環境も魅力。生徒たちにとってグローバル化は日常であり、「英語を話す」のが目的ではなく「英語で何ができるか」を常に考えています。
中学では、学校所有の海外キャンパス「昭和ボストン」での研修、リーダーとしての資質を育てる学寮研修など、多彩な体験型カリキュラムを通して生徒たちの好奇心を育み、個々のスキルを最大限に引き出します。
▲休み時間には「ここ教えて!」と先生を囲む生徒の姿があちこちで見られます。|昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
グローバル&ローカルな課題解決のため
自らアクションを起こす生徒たち
▲1年生からタブレットをフル活用。|昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
中学時代に築いた礎は、充実した高校生活につながります。文部科学省の「グローカル型」指定校として、高等部では海外交流を通じて国際的な視点から世界の課題解決に取り組むグローバルプログラム「LABO研究」に加え、世田谷を中心にボランティア活動で地域社会に貢献するローカルプログラム「サービスラーニング」をチーム単位で実践しています。
LABO研究でジェンダーギャップについてフィンランドで学んだ生徒たちは、日本でも幼少期からのジェンダー教育の必要性を感じ、遊びながら学べる「ジェンダーかるた」を制作しました。サービスラーニングの一環で地域の高齢者福祉を調査していた過程でコロナ禍となり、100枚の布マスクを縫って施設に届けた生徒たちもいます。
▲全校生徒が利用する2号館玄関|昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校
昭和が理想とする真のグローバルリーダーとは、学力に加え、協働性、多様性、実行力を兼ね備えた女性です。入学直後からもち続けた好奇心が、知る力、考える力、行動する力へと進化する過程で、その「昭和イズム」は生徒一人一人の心の中に確実に根付いています。
お話を伺ったのは
校長 真下 峯子先生
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