自然と四季を感じて、のびのびと。まるでピクニックみたいな毎日!

川崎市麻生区にある柿の実幼稚園。四季を感じる自然あふれる環境の中で、子どもたちはのびのびと過ごします。そんな、自由保育を展開する園の園長・小島澄人先生にお話しを伺いました。

1962年に創設された柿の実幼稚園。最初は88名の園児と7名の先生で始まりました。山だった敷地を人の手で切り開き、少しずつ施設を充実させ、20種以上の果樹や野菜を用いた食育、遊び心をくすぐる手作りの遊具や壁画、「みんなちがって みんないい」を体現したバリアフリーの保育など、さまざまな分野において成長を遂げてきました。一年ごとに、季節ごとに、一日ごとに違う顔を見せてくれる自然と向き合いながら、毎日違う顔を見せてくれる子どもたちと、大切な時を刻んでいます。

子どもたちの明るい笑顔には、先生や保護者が笑顔でいることが必要と考え、子育て支援の観点から預かり保育の充実も図っています。また、満2歳児対象の「あったか・ほかほか教室」、満3歳児は通園にバス利用ができる4年保育クラスと週2日の幼児教室があります。

一番人気のローラーすべり台は、傾斜が緩やかで小さなお友だちも楽しめます。

保育は細かく決められたカリキュラムというより、保育目標をもった上での自由保育を展開しています。園内の畑ではジャガイモや大根掘りを体験し、採れた野菜を使って園のピザ窯でピザを焼いたり、収穫した果物と天然酵母でパンを作ったり。また、陶芸体験やプールなど、子どもたちが楽しめるたくさんのイベントを盛り込んでいます。

さまざまな個性を尊重する現代において障害もひとつの個性と考え、可能な限りでご入園いただいています。関連施設「てくむの森(児童発達支援事業)」では、さまざまなサポートを行っています。

夏はあちこちで水遊び!先生も全力で楽しみます。

グループの保育園(14施設)や、自園で採れた無農薬野菜を用いたカフェ「Sun Farmers Café」では、在園児・卒園児のお母さんが複数活躍してくださっており、お母さんたちの社会復帰もサポートしています。

毎日がピクニック! 毎日がアスレチック! を実感できる園内は、およそ30メートルのローラーすべり台や自然そのままの自然探検村など、楽しい仕掛けがたくさんあり、卒園しても「また来たい!」と思っていただける幼稚園です。

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幼稚園ガイドブック&よりよい発達ってなんだろう?Vol.93

お話を伺ったのは

園長 小島澄人 先生