キリスト教保育と遊びを重視した保育の中で、やさしい心と強い体を育みます

横浜市青葉区にある田園江田幼稚園。キリスト教保育と、自由遊びを楽しむ時間を大事に考える幼稚園です。今回はビタミンママが、教会の牧師でもある園長・宗野鏡子先生にお話しを伺いました。

田園江田幼稚園は、地域の子どもたちのために、田園江田教会の付属幼稚園として開園しました。教会の牧師が園長を兼任し、「豊かな遊び」「思いやりの心」「大切な身体」「キリストの愛」の4つのことを大切にして保育を行っています。

幼児期に最も大事なことは十分に遊ぶことです。登園後は約1時間半、自由遊びを楽しみます。学年やクラスの枠を超えて過ごすことで、好奇心や自主性、挑戦の心を育むのはもちろん、神さまが一人ひとりを違うように造ってくださり、一人ひとりを愛してくださっていることを日々伝え、違いを認め合う大切さも学びます。

年に3回、専任講師による「音楽あそび」があります。さまざまな楽器に触れ、みんなで音楽の楽しさを味わいます。

保育は少人数制でアットホームな雰囲気の中で行っています。全保育者が全園児の顔と名前、個性を覚えています。自由遊びのとき、園児たちは近くにいる保育者に見守られながら遊びます。子どもたちも、そして保護者の方々も、どの保育者でも大丈夫と安心していただいています。保育後、保育者たちは園児たちの「遊び」の様子を共有しています。

たくさんの絵本がそろうもみの木文庫。貸し出しもしています。

コロナ禍となった2020年度からは、徹底した消毒、換気はもちろん、日常の楽しさを維持できるよう、日々の保育や行事を見直したり再確認したりしています。子どもたちに我慢だけをさせるのではなく、「工夫すればできる!」という前向きさ、明るさを伝えたいと考えています。また2021年度から、「週に2回の全員給食」「保育終了後の課外教室(体育、英語)」「満3歳児クラス『もも組』」を導入しました。今後も保護者からのご意見やご要望も取り入れながら、よりよい園づくりを目指してまいります。

隣接する教会に成人した卒園生が遊びに来たとき、留学中にコロナ禍となり心細い思いをしたけれど、毎日のお祈りが救ってくれたと話してくれました。田園江田幼稚園は卒園してからも、ずっとつながっていられる幼稚園です。

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お話を伺ったのは

園長 宗野鏡子先生(左)・副園長 半澤納帆先生(右)

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