モンテッソーリ教育を取り入れ、子どもが自ら育つ力を育む

横浜市都筑区長坂にある、認定こども園エクレス。モンテッソーリ教育を取り入れ、ミュージカルや音楽、体育といった表現教育にも力を入れている幼稚園では、満3歳児クラス「ひまわり組(保育園舎)」、未就園児クラス「エクレスフィア(保育園舎)」、同じく未就園児クラスの「つぼみ組(幼稚園舎)」が行われています。未就園児クラスで大切にしていることや保育内容など、主任保育士の須田先生にお話を伺いました。

▲教具を使った「お仕事」に取り組みます(認定こども園エクレス ひまわり組、エクレスフィア、つぼみ組:都筑区長坂)

幼稚園と保育園両方のよさをあわせもつ認定こども園

▲自分でやりたい遊びを見つけて集中して取り組みます
(認定こども園エクレス ひまわり組、エクレスフィア、つぼみ組:都筑区長坂)

エクレスは、幼稚園と保育園がひとつになった幼保連携型の認定こども園。子どもが自ら育つ力を育む教育をモットーに、モンテッソーリ教育を取り入れ、ミュージカル・音楽・体育といった表現教育にも力を入れています。先生も子どもたちも楽しいが一番!笑顔があふれる園です。

モンテッソーリ教育では、子どもたちが自分を育てるためにする活動のことを「お仕事」とよび、保育室内には子どもたちの興味や関心に合わせた教材がたくさん準備されています。子どもたちはその中から自分がやりたいことを選んで取り組みます。すぐに終わることもあれば、何度も繰り返し、集中して遊ぶことも。結果ではなく過程を大切に、子どもたちを見守ります。

▲お片づけも「お仕事」の一つ(認定こども園エクレス ひまわり組、エクレスフィア、つぼみ組:都筑区長坂)

まだ小さい子どもたちにとっては、日常生活のすべてが「お仕事」。登園して靴を履き替え、上着を脱いでハンガーにかけるといった身支度もひとりでできるように導きます。困ったときは、「先生、お手伝いしてください」と自分から発信できるように促します。

最初は教材を棚からテーブルへ運ぶだけで精いっぱいだった子どもも、次第に穴にひもを通す、線に沿ってはさみで切るなど、教材を使った「お仕事」にも集中して取り組めるようになります。教材はできるだけ本物を準備し、ガラスや陶器など、落とすと割れるものは丁寧に扱うことを学びます。「お仕事」ができたときの喜びは、子どもの自信につながり、何事にも積極的に取り組める力のもとになります。

保育者との関わりのなかで社会性を身につける

▲お友だちや先生との関わりで社会性を身につけます
(認定こども園エクレス ひまわり組、エクレスフィア、つぼみ組:都筑区長坂)

保育者は子どもと話す言葉にも細心の注意を払っています。「ねんね」「わんわん」などの赤ちゃん言葉はなるべく使わず、子どもが吸収してもよい丁寧な言葉で話します。子どもたちは先生と話すときは目を見て話すこと、大人に対する言葉遣い、関わり方などのマナーや社会性を身につけていきます。

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▲掲載の2024年入園向け「幼稚園ガイドブック」

お話を伺ったのは

主任保育士 須田知子先生

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