小学館が行う学童保育はポケモンがお出迎え。遊びと学びの融合が大人気


▲ポケモングローバルアカデミーたまプラーザ(横浜市青葉区)

他にはないユニークな教育プログラムですね。

小学館グループには50年以上にわたって培ってきた教育事業のノウハウがあり、これをベースに「あそび」と「まなび」を融合させる体験型のプログラムとしてつくりあげました。個性を伸ばし、相手を認め、共に道を切り開いていくというポケモンのエッセンスをプログラムの中に取り込んでいます。

2020年4月からは内容をさらにブラッシュアップ。主体的に取り組める「ミッション型アクティビティ」を導入します。子供たちのもとに届く月単位のミッションは「オリジナル図鑑を作ろう」「国産木材でお箸を作ろう」など、子供たちにとって身近なテーマばかり。

出版社の編集者から編集ノウハウを、職人さんからはお箸の作り方や職人さんならではのこだわりを教えてもらうなどのサポートを受けながら、1カ月月かけてテーマの内容を〝探究〟していきます。

「英語版のポケモンカード」を活用した自学式の教材やチームで取り組む「ナゾ解き」イベントは、ゲーム感覚で英語力、戦略的思考力、コミュニケーション力を育てます。

学童ならではの異年齢の構成を生かし、上級生が下級生に教えてあげたり、意見交換をしたりとチームワークやリーダーシップも育みます。


▲ポケモングローバルアカデミーたまプラーザ(横浜市青葉区)

一日のスケジュールを教えてください。

「目標管理シート」を使って、月初めに自分で目標を設定し、さらに日々のスケジュールを組み立てます。

「ミッション型アクティビティ」、外遊び、読書、クラフト、オプションの習い事など、活動内容は多彩です。学校の宿題は必ず終わらせて帰ることがお約束です。

入学したばかりの1年生もひと月経つと自分で時計を見ながら計画的に過ごせるようになるなど、セルフマネジメント力も育んでいきます。


▲ポケモングローバルアカデミーたまプラーザ(横浜市青葉区)

子供たちが安心して過ごせるような配慮があると伺いました。

在籍者数は約100名です。10人の子供に対し1人のスタッフを配置し、全体を見ながらも担当する10人の子供たちについては細かに把握するようにしています。

子供たちが登室してきたときの声や表情で子供が発する小さなシグナルも見逃さないように努め、子供同士のトラブルにも目を行き届かせています。

活動を共に楽しむ友達がいることはとても大切なこと。子供たちには、仲間と競い合うのではなく、お互いの違いを認め、相手を大切にできる人になることを目標にしてもらっています。そして、スタッフは子供たちを褒めて、認めることを意識した声かけをし、自分に自信が持てる子になれるよう育んでいきます。

3年生、4年生になると中学受験塾に通う子も少なくありませんが、塾に通いながらも継続して当スクールを利用しているお子さんが増えています。

おやつを食べて一休みし、塾の宿題をして、ここから塾へ行き、塾の中休みに再び戻って来る子もいます。この施設が第二の家のようにくつろげる場所になっていることが嬉しいですね。

お話を伺ったのは

ポケモングローバルアカデミー
たまプラーザマネージャー
武野知絵子さん

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