「モダン・カンポウ」とは?~古典的漢方とは違う、西洋医が行うカンポウ治療~

宮前平トレイン耳鼻咽喉科 川崎市宮前区 宮前平駅 耳鼻咽喉科

西洋薬と漢方薬の違い・特長を知って、いいとこ取りの治療を受けましょう

身近になった漢方薬

漢方に興味を持つ方が増えてはいますが、よく分からない方も多いのではないでしょうか。

漢方は、「効かない」「まずい」「高い」「即効性がない」「メカニズムが分からない」など否定的な意見もときどき聞きますが、大いなる誤解です。確かに必ず効くものではありませんが、著効例もよく経験します。味はさまざまで、体質・体調にあったものは飲みやすいことが多いとされています。保険適用のエキス製剤は西洋薬よりもむしろ安いことが多く、即効性がある漢方も多数あり、メカニズムが解明されているものも増えています。

 

モダン・カンポウは西洋薬と漢方薬のいいとこ取り!

「モダン・カンポウ」という考え方の対義語は「古典的漢方」で、主に漢方専門医が東洋医学的な見立てに基づいて行います。脈診・腹診など独特の診察法があり、その理論や用語は一般人だけでなく、西洋医にも難解です。処方薬は煎じ薬のことが多く、高額な薬になることもあります。そして「モダン・カンポウ」は「古典的漢方」よりもとっつきやすく、3つの特長があります。

1つ目は「西洋医学的治療を優先し、うまくいかない場合にのみ漢方の活用を考える」。西洋医学はとても進歩しており、多くの病気の治療はこれで十分です。メカニズムが十分解明されていて、良い西洋薬が開発されている病気には、漢方薬よりも西洋薬の方が合理的です。「モダン・カンポウ」で漢方処方を考えるのは西洋薬治療ではうまくいかない場合です。耳鼻科の病気で例をあげると、めまいや急性低音障害型感音難聴などで、メカニズムが複雑な病気が多いです。

2つ目の特長は「保険適用のエキス製剤のみを扱うので安価。煎じ薬は使用しない」。医療機関で診療をうけ、処方箋を普通の調剤薬局に持っていくので、薬の受け取り方は西洋薬と同じです。

3つ目の特長は「患者さんとよく話をし、一緒に処方を探す」。漢方治療は、症状が同じでも患者さんの体質や体調によっておすすめが変わります。例えば、冷え性と暑がり、やせ型と太り気味では処方は異なることがあります。漢方はとてもよく効くことがある反面、あまり効かないということも珍しくありません。そのような場合は医者に相談しましょう。

セカンドチョイス、サードチョイスをあらかじめ考えておくのが医者の腕の見せどころです。また、生活スタイルなどを見直すことが治療に役立つこともあります。医者と一緒に治療をすすめていくということが西洋薬治療以上にモダン・カンポウ治療には重要なのです。

以上のように西洋薬と漢方薬のいいとこ取りをしたのが「モダン・カンポウ」です。仕事・家事・子育てなどで忙しく、自律神経が乱れやすい現代にこそ、活躍の場が多いのです。


監修

宮前平トレイン耳鼻咽喉科 川崎市宮前区 宮前平駅 耳鼻咽喉科

宮前平トレイン耳鼻咽喉科
院長 伊東 祐永先生


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