おねしょ・肥満・低身長・食物アレルギーの専門医が在籍

▲二子新地ひかりこどもクリニック(川崎市高津区)

「あたたかな光を受けながら、子ども(若葉)を見守ろう」という意味が込められた「二子新地ひかりこどもクリニック」。リニューアル前から数えると20年もの間、この地域の子どもたちを見守ってきました。

当院には夜尿症や食物アレルギー、低身長、発育など複数の専門医が在籍し、連携しながら診療にあたることで、幅広い疾患に対応しています。

専門外来は30分を目安にしっかりと診る!

――久保田先生は「子どもとの対話」を重視していらっしゃいます。

小児科に来ると、ほとんどの場合、保護者の方が症状を説明してくださいます。大きいお子さんの場合、私は基本的にはお子さん自身から症状を聞き、保護者には補足があればお聞きするというスタンスをとっています。

そうすることで、子ども自身が自分の不調を理解できますし、結果、治療が始まったときに、ちゃんと薬を飲み、食事をとって早く寝ることなどを考えますし、病気が治った後も自身の健康管理ができるようになるからです。

まだ、乳幼児でこれが難しい場合は、「よく診察を受けられたね」「注射、がんばれたね」などの声掛けをします。子どもたちは私の目を見て、しっかりと答えてくれるので、こうした対話はとても大切だと感じています。

▲院内はオレンジと緑を基調に木材を使用した温かい雰囲気です。(二子新地ひかりこどもクリニック|川崎市高津区)

――クリニックには、おねしょ・肥満・低身長・食物アレルギーなどの専門医が在籍しています。

現在小児科は7名の医師が診療にあたっています(非常勤含む、2021年6月)。小児科はもちろん、内科や皮膚科の診療日も設けており、ご家族で受診できるファミリークリニックとして、何でも相談してほしいです。

相談の多い夜尿症は腎臓内科医の私が診ます。また、思春期に起こる自律神経のアンバランスやメンタルケアへの相談も多く、こちらは副院長の細田裕子先生が担当します。

そのほかに、食物アレルギーや肥満・低身長などの相談にも各専門医が応えます。医師は常に勉強し、最新医療の収集を心掛けていますが、1人だけだと限界もありますから、この体制はとてもメリットがあります。

――専門外来は、特に丁寧に診てくださることで定評があります。

基本的に小児科は毎日2診体制です。一人の医師が専門外来をしていても、もう一人の医師が一般診療を行うことができ、多くの患者さんの診療を円滑に行うことができます。

クリニックはどこも混雑しており、親御さんは次の患者さんが待っていると思うと腰を据えて相談できないことも少なくありませんが、専門外来は約30分の時間を目安にしっかりと相談に乗りますので、安心していただきたいです。

医師が連携し、電子カルテやしっかりとしたカンファレンス、さらに診察前のウェブ問診などを参考に、お子さんの健康と成長、保護者の方の心配事に寄り添います。

TOPICS

なんでも相談できる外来が好評です

二子新地ひかりこどもクリニック(川崎市高津区)

熱が出たり、感染症にかかったり。さまざまな疾患への心配とともに、子どもの成長・発達に関する悩みは尽きないもの。そんな悩みに応えるのが、ひかりこどもクリニックの発達・発育相談外来です。身長や体重のこと、落ち着きがない、朝起きられないなどのほか、精神的なことや性にまつわることまで何でも相談できます。

「こんなこと、相談していいの?なんて思わず、何でもぶちまけてください」と、心強いメッセージをくださる久保田院長。ひかりこどもクリニック前身の「宮川クリニック」で、長年地域に貢献してきた宮川圭子先生も金曜日の専門外来を担当します。

子どもの頃のドクター体験が医師を身近に感じるきっかけ

▲院長をはじめ7人の小児科医がそれぞれの専門を生かした診療を行います(二子新地ひかりこどもクリニック|川崎市高津区)

――医師を目指したのは高校生のころと伺いました。

理系の勉強が好きで、それを生かした職を考えていたのですが、高校生くらいから、人と関わる仕事がしたいと思うようになり、医師という職業を意識するようになりました。

医師を選んだのは看護師だった母の影響もあります。小さいころから、母の職場である病院に行くことがあったので、医療現場は私にとって身近なものでした。また、母の職場でドクター体験ができるイベントがあり、それに参加した影響もあります。

ドクター体験では、外科の先生が手術室の案内をしてくれたり、手術着を着せてもらったりして、その日一日は医師になりきることができる貴重な経験だったと思います。

――腎臓内科が専門です。

横浜市立市民病院で働いていたときの直属の上司が腎臓を専門にされていました。その先生が東京都立小児総合医療センター腎臓内科に転院することになり、なかば強制的に転職したのですが(笑)。

やってみると腎臓内科は、腎臓移植などダイナミックな面から、尿の検査で顕微鏡を使うような繊細な面まで、幅広く、腎臓内科という1分野ではありますが、いろいろなことにチャレンジできるというところに興味を持ちました。

▲お子さんの便秘の状態をエコーで確認する検査機器(二子新地ひかりこどもクリニック|川崎市高津区)

――子育て中のママたちにメッセージをお願いします。

子育て中のママは大変です。楽しんでやれることばかりではないので、一人で担うのは難しいところがあります。ですから、一人で抱え込もうとせず、誰かの助けを借りてください。

パパがキーパーソンになりますが、友達でも、他のご家族でも、とにかく誰かと一緒に協力してするのが大事です。誰かの助けがあって、初めて子どもの成長ぶりを楽しんで見ていけるようになるのではないかと思います。

助けてくれる人が見つからないかもしれません。そんなときは、当院があなたの相談相手になります。ぜひ当院の育児相談・発達外来をご利用ください。一度話を聞いてもらうだけで、楽になるものです。

お話

二子新地ひかりこどもクリニック
院長 久保田 亘 先生

昭和大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部小児科に入局。東京都立小児総合医療センター腎臓内科を経て、2017年より現職。日本小児科学会認定小児科専門医。日本腎臓学会認定腎臓専門医。

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