3歳からのプレ矯正で歯を正しい位置に

3歳からのプレ矯正で
顎の発育を促す

 「近年の子供は噛み合わせが悪く、約8割が不正咬合だと言われています」と子供の歯並びを危惧する、ルトゥール歯科診療室の院長、金沢俊佑先生。食生活の変化によって固いものをあまり食べなかったり、咀嚼回数が減ったりなどで、顎が十分に発達しないことが原因と考えられています。

 「一般的な小児の矯正は7~8歳ごろから始まりますが、その時点で顎の骨の発育が不十分な場合、永久歯が生え揃うのが遅れたり、生えてきても歯並びが悪くなったり、という事態を招きかねません」と金沢先生。

さらに、場合によっては歯が並びきらないため、健康な歯を抜くこともあるそうです。そうなる前の矯正が、金沢先生が推奨する「プレ矯正」です。上顎の発育が遅れることによる反対咬合(受け口)は、平均的には5~6歳から、早ければ3歳ころから、マウスピースの装着によって顎の成長を促します。
ルトゥール歯科診療室(港北区高田東)
▲ルトゥール歯科診療室(港北区高田東)

日中の1~2時間と、就寝時に着用し、舌を含む口まわりの筋肉も鍛えます。加えて舌や口まわりの筋肉を動かすトレーニングの指導も行い、1~2年の治療で顎がきちんと成長し、永久歯がきれいに並ぶスペースを作り出します。

「この矯正によって、舌もあるべき位置に戻すことができ、ひいては口呼吸も改善できます」。鼻呼吸で取り込む空気は鼻毛や粘膜がフィルターの役割を果たすため、雑菌が体内に入り込むのを防ぎますが、口呼吸ではフィルターを通していない酸素で、しかも十分な量を取り込めないだけでなく、口腔内を乾燥させることにもなります。

「口呼吸は万病のもととも言われています。子供のうちに口を閉じ、鼻で呼吸する習慣を身に付けましょう」。

子供がどうしても怖がってしまうため、金沢先生をはじめスタッフのみなさん全員、色鮮やかなウェアで出迎えます(ルトゥール歯科診療室:港北区高田東)
▲子供がどうしても怖がってしまうため、金沢先生をはじめスタッフのみなさん全員、色鮮やかなウェアで出迎えます(ルトゥール歯科診療室:港北区高田東)

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