専門職がかなえる真の「個別療育プログラム」とは?

アートチャイルド SEDスクール

発達障害の背景の一つである「睡眠の不調」を改善する「眠育アドバイザー」をはじめ、専門職(言語聴覚士・作業療法士・保育士)が、様々な角度からサポートしてくれます。感覚の向上に繋がる教具の充実も特長の一つで、特にダイナミックに遊びながら療育に繋がる大型感覚遊具はこどもたちに大人気です。

2018年6月にオープンした「アートチャイルドSEDスクール横浜センター南」。

同スクールの「個別療育プログラム」について、スクール長の高橋様にお話を伺いました。

———お子さま一人一人に最適なプログラムを作成するにあたり、先生は療育前にどのような準備をされているのでしょうか? 

毎回セッション後に、次回の提案なども交え申し送りを行います。

引継ぎを受けた先生は、個別支援計画書や月間目標・前回までの記録を確認し、他の先生とも意見交換しながら一週間かけてじっくり準備に当たります。

課題は5~8種類ほど用意しておき、当日のお子さまの様子を見ながら増減して行います。

手作りの課題も多く、自宅で作ることもあるんですよ。

▲お子さまの、その日の気分や体調に対応できるよう5~8種類の課題を用意します(個別療養30分+セッション15分+フィードバック)/アートチャイルドSEDスクール横浜センター南

———アートチャイルドケアSEDスクールの最大の特長とも言える「大型遊具」の目的や利用法を教えてください。

人は、触覚や味覚などの五感に加え、「揺れ・スピード・高低差の認識」などを捉えて反応する感覚「固有覚」、「前庭覚(平衡感覚)」が備わっています。

それらの感覚を調整するために「感覚遊具」を使い、概念形成や言語の発達に繋げます。感覚遊具(大型遊具)を使用することで、同時に体幹形成やバランス感覚も養えます。

さらに、アートチャイルドケアSEDスクールでは、お子様の様々なデータと、保護者の方からの聞き取りやニーズを分析し、最適な遊具を最適な場面で提供出来るように工夫をしています。

感覚遊具(大型遊具)は、楽しみながら心身共に成長を促してくれる優れた遊具ですが、フランス料理のフルコースのように、提供するタイミングがとても大切です。

アートチャイルドケアSEDスクールの「オーダーメイドの療育方針」があってこそ、遊具が功を奏するのです。

▲ブランコに縦にまたがり揺れながら輪を引き抜く、など一人一人に合わせた遊び方を考えます/アートチャイルドSEDスクール横浜センター南

———定期的に行われている「センター長研修会」での具体的な内容をお聞かせください。

主任研究員や、大学で専任講師をしている作業療法士アドバイザーから事前に課題をいただき、実際に療育を行う際の注意点や、感覚・認知などの評価、検査の読み方、成育歴の見方など、さまざまな観点からお子さまと保護者さまを中心としたすべてのことを学びます。

 

———全国のスクールと定期的にウェブ会議をされているそうですが、どのようなお話をされているのでしょうか。

ドクターや医学博士などのアドバイザーの意見を共有しつつ、全国にあるスクールの事例を挙げて話し合います。

最新で細心の情報交換をしながら、悩みや感動したことなども報告し合うことで、よりよい療育に向けてヒントを得ることができます。

▲取材に伺った日の生徒さんの制作。その子の得意を生かす飾りつけを個々に考え作られたそうです/アートチャイルドSEDスクール横浜センター南
 

今回の取材させていただいたアートチャイルドケア SEDスクールの「横浜センター南」へのお問合せは045-507-6451まで。

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