【アンケートまとめ】どうする?「スマホ」「お金」「子ども同士のお出かけ」

「ほかのご家庭はお小遣いどう渡しているの?」
「子どもがスマホを欲しがっていて・・・」
「子どもたちだけで遠出、いつから?」

子どもたちは成長するにしたがってさまざまなことに興味を持ち始めます。
いつかはスマホやケータイ、お小遣いを欲しがったり、子ども同士の遠出などの機会がでてくることでしょう。そうなったとき、「いつから」「どんな形で」与えていけばいいのでしょうか。

ビタミンママでは「子どもの自立」をテーマにアンケートを実施。小学生のパパママを中心に幅広い方々からコメントをいただきました。その一部をご紹介します。

目次

ケータイ・スマホはいつ持たせる?持たせた?

第1位 中学生以上
第2位 小学校高学年
第3位 小学校中学年
その他の回答のコメント

子どもにお金、どう渡してる?渡した?

第1位 お小遣い
第2位 お手伝いポイント付与
第3位 申告制
その他の回答のコメント

子ども同士のプチ遠出、いつからさせる?させた?

第1位 小学校高学年
第2位 中学生以上
第3位 小学校中学年
その他の回答のコメント

成長にともなう「子どもの自立」まとめ

ケータイ・スマホはいつ持たせる?持たせた?

ケータイ・スマホを持たせた(持たせたい)時期や理由や、持たせたことで困ったことなどのコメントをご紹介します。

ネットトラブルなどの困りごとがきちんと相談できる年齢かどうかが持たせるポイントのようです。お友だちとのコミュニケーションや自宅に固定電話ないなど、連絡手段として持たせているご家庭も。また、ケータイ・スマホが手放せなくなり、成績に影響しないか、など心配の声も多くありました。

第1位 中学生以上

1番回答が多かった時期は「中学生以上」でした。

  • ネットのルールなどをよく理解できない小学生のうちから携帯を持たせてしまうと様々なトラブルにつながると思うからもう少し大きくなってから持たせるつもりだ。
  • 小学生のうちは視力の低下や、学習の妨げ、友達同士のトラブルになりそうなので中学生か高校生から持たせる予定です。
  • 現在は携帯を持つことの危険やリスクを説明しても完全に理解できる年齢ではないと思うのと、犯罪やいじめに巻き込まれるリスクを少しでも減らしたいから。
  • 現在ゲームの時間を守ることができないことがあるから。自分で時間の管理がきちんとできる高校生くらいからだと思う。
  • まず小学生だと判断できないこともあったりするため持たせない。中学生からだとある程度の危険なことや、物事の判断が出来るようになってくるため中学生から持たせます。

第2位 小学校高学年

2番目に回答が多かった時期は「小学校高学年」でした。

  • 小学校卒業1ヶ月前に買いました。卒業後の進学先がバラバラになる小学校なので、卒業前に連絡先ぐらい交換出来た方がいいのかなと思ったからです
  • 習い事やクラブ活動で帰宅が遅くなる日も増えると思うので、防犯のために携帯電話を持たせるようにしたいと思っています
  • まだ持たせていませんが実際、遊びに行って帰ってこないなど困る事があり、GPSを検討しています。
  • LINEやネットで友達や知らない人とトラブルになることも想定して、ある程度他人との関わり方が理解出来る年齢だと思うから。
  • 子供同士の連絡がグループLINEへと移ってきたので、条件付きで携帯を持たせるようになりました。
  • 小学6年生になった時、クラスメートは皆持っているらしく娘にせがまれたので買い与えました。しかし、いつもスマホを弄るようになったので、宿題はキチンと出来ているのか心配です。

第3位 小学校中学年

3番目に回答が多かった時期は「小学校中学年」でした。

  • 一人で遠出することのない低学年では必要性を感じないから。塾に行くようになったら持たせようと思っています。お友達が携帯電話を持っているため、欲しがることもあり困っています。
  • GPS目的で持たせようかと思いましたが、小学校に携帯電話は、基本的に持ち込んではいけなく、低学年だと、校内でいじったり、帰りに歩きながらいじったりして、逆に危なくなりそうだと思ったからです。
  • 周りが持ちはじめたので、乗り遅れるのも可哀想に感じ持たせました。しかし、時間を決めても守れなかったり、携帯に依存してしまいそうで心配です。
  • 塾や習い事で17時以降に出歩くことが増え、地域の治安も悪いのでとても心配になりスマホを持たせることにしました。

その他の回答のコメント

  • 【小学校低学年】共働きのため一人でお留守番をさせることが想定され、家に固定電話もないため、連絡手段として小学生になるタイミングで持たせる予定です。
  • 【小学校低学年】登下校などが心配なので、小学校入学と同時に携帯電話は持たせる予定です。GPS機能も欲しく、またすぐに連絡が取れるようにしておきたいと思っています。使用については制限をかける予定です。
  • 【小学校低学年】こどもが私立の小学校に通っているので、電車の遅延などのトラブルに対処できないから。キッズケータイなので困ったことは起きていません。
  • 【小学校低学年】通塾しており、帰宅が夜になってからだったのでやはり安全のことを考えるといつでも連絡できる状態にしておくことが重要だと思ったから持たせました。電話をどんどんかけて使用料が嵩んだことがありました。
  • 【小学校低学年】子供だけで遊びに行ける様になったのでスマホを持たせるようにしました。遊んでいる時に2回失くしてしまって大変でした。

子どもにお金、どう渡してる?渡した?

子どもにお金を渡して渡した時期や理由、持たせたことで困ったことなどのコメントをご紹介します。

限られた金額で自分で考えて使うスキルを身につけてもらうために、定額のお小遣い制をとっているご家庭が多いようです。

労働の対価として報酬があることを知ってほしいとの思いからお手伝いポイント制をとっていたり、子どもとの対話で買うものを決める申告制など、お金を通してさまざまな家族のかかわりが見られました。

第1位 お小遣い

1番回答が多かったお金の渡し方は「お小遣い」制でした。

  • 最初はその都度必要なお金を渡していましたが、お金をやりくりする大切さを学んでほしくてお小遣い制にしましたが、ガチャガチャでつぎ込んで困った
  • お小遣いの中でやりくりをする大変さを学べるのでお小遣い制にしていますがあまりに足りない時はもっと欲しいとおねだりしてくるので困っています。
  • 決まった金額で、自分で考えながら使うことを教えるためお小遣い制です。大人になれば、自分の給料でやっていかなければいけないので、子供の時から身につけておいた方がいいと思いました。困った事は、友達によってもらってる金額が違うので、たくさんもらってる子と遊ぶ事がなくなってしまった事です。
  • お小遣いの半分は貯金箱に入れるように指導し、お小遣いをためたり自由に使うことで金銭感覚を身につけてほしいから
  • お金のために手伝いをするのは違うと思うので。最初からお金は小遣いと渡して手伝いは家族の一員だからするというふうにしている。
  • 小さな頃から毎月一定の収入を得る給与形態を体験し、一定の収入による、計画的なお金の管理ができるように。

第2位 お手伝いポイント付与

2番目に回答が多かったお金の渡し方は「お手伝いポイント付与」制でした。

  • お金を持つのは、労働が必要なことを教えたい。適当に作業したり、ごまかしたりしたら与えない。お手伝いをすることで、母の苦労も理解できるかも?
  • お小遣いより決まったお手伝いをきちんとしてそれの報酬で渡すほうが本人のやる気も出るし、ボーナスもつけられるからです。
  • お小遣い制は、子どもが何もしなくても自動的にお金を手にすることができます。それでは、お金の知識が身につかないのでポイント制を採用しています。特に困ったことはありません。子どもも、自分が家庭内で働いて貯めたお金なので、無駄に使うこともしないです。
  • 親子モニターなどに参加して子ども自身がお仕事をした時、回覧板を持って行ってくれた時など、お仕事の報酬として渡しています。
  • 最初はお小遣い制にしていましたが、全くお手伝いをしないので途中からお手伝いをさせるためにお手伝いをしたらお小遣いをあげるようにしました。
  • お小遣いとポイント制の両方を導入しています。大人がお金を得るには働いてお金を稼ぐと思うので、子供にこれを当てはめた時に、基本給のお小遣いは学校に通うことで獲られるお金という概念と、家の仕事や勉強をすることも子供の仕事というとらえかたで、その方法にしています。困ったことは子供がなかなかお小遣いを使わないことです。

第3位 自己申告

3番目に回答が多かったお金の渡し方は「自己申告」制でした。

  • 小学校までは申告制。使う所も限られているからです。中学校はお小遣い制&申告制。約束事を守らなかったら罰金です。友達と出かけることや部活の試合などで出かける事も増えたので。
  • お友達と出かけるのでお小遣いがいる時や何か必要な物がいる時など言ってくれるのでそのつどあげていましたその方が子供の外での行動が良く分かるのと家族で会話ができるので、この方法を選びました。困った事は子供じゃ無くて主人なのです。子供がお金を欲しいと言って無いのに主人がお小遣いをやっしまう事でした。
  • 必要な時に必要な分を渡します。お金の価値観は一緒に買い物をすることが多いのでその都度教えて行き、自分で何が必要かを考えさせようと思います。
  • 基本的に言われたら、理由を聞いて渡すようにしています。しかし、あまり金額が多くなってくると来月まで「おあずけ」にしています。

その他の回答のコメント

  • 帰省時に親類からたくさんもらっているので特に決まった金額は渡していません。現代はカード文化で目に見えないので金銭感覚が大丈夫か心配です。
  • まだお金を渡すのは早い年齢なので、使い道も分かるチャージ式のカードを使用させている。
  • 基本的にはお正月にもらうお年玉で賄うようにしています。どうしても必要なもので物によってはこちらからお金を手渡しします。

子ども同士のプチ遠出、いつからさせる?させた?

子ども同士でのプチ遠出をさせた時期や理由、させたことで困ったことなどのコメントをご紹介します。

子ども同士の外出は、連絡手段や金銭感覚、公共のマナーが備わってからというご家庭が多いようです。友だちとの外出はその楽しさや各家庭の価値観の違いも経験することができるため、子どものいいタイミングで、機会があれば積極的に経験してほしいパパやママが多いようです。

第1位 小学校高学年

1番回答が多かった時期は「小学校高学年」でした。

  • プチ遠出となると、移動や飲食などお金を使う場面も出てくるので、まずお金の管理がしっかりできるようになってからと考えています。また、万が一トラブルが起こった場合、自分の子どもだけでなくお友達やそのご家族にまでご迷惑がかかってしまうので、より慎重に判断します。
  • スケートに行くというので、必要なお金だけ持たせて送り出しました。家族で行ったことがある場所だったので、あまり心配せずに行かせましたが、帰りが予定時間より遅くなってひどく心配しました。子供なので、時間の経過を忘れてしまうようです。携帯を持たせればよかったと思いました。
  • 小学校の高学年の頃から友達同士で映画に行くとか買い物に行く等の機会が増えました。困った事は各々のお宅の金銭感覚の違いでした。
  • 親戚の家に行く用事があったので、1人でいかせた。向こうの駅まで迎えに来てもらったので問題なかった。
  • 若干怖い部分もありますが、経験してほしい。家族以外の友達と出かけることの楽しさは早く経験するべきだと思います。
  • 自転車でなら行かせようかなと思います。それくらいなら近くにしか行けないだろうし、その時は子供用のスマホを持たせていきたいと思います。なんでもダメと言いたくないので子供の好奇心を育てていきたいと思います。
  • 公共のマナーを学んでもらいたいため、またできることが増えると自信に繋がるため。慣れてくると、門限よりも遅く帰ってくるようになってしまったこと。
  • 自分の子はまだ小学校低学年です。私が児童館で働いていて子どもたちを見ていますが、中学年だとまだ幼い感じがしますが、高学年の子はかなりしっかりしていて、その位からだと子ども同士でプチ遠出させても大丈夫そうだなと感じます。

第2位 中学生以上

2番目に回答が多かった時期は「中学生以上」でした。

  • 友だちと遊園地などは中学生になってからいかせたいと思っています。自分の子はもちろんですが他の子にも何かあったら責任が取れませんので、危険性が比較的良く理解できるようになった年からがいいと思います。
  • 遠出になると何があるかわからないので中学生ぐらいにならないと無理だと思います。世の中物騒なので心配です。
  • 小学生の間は保護者付き添いで子供だけでさせたことはないです。中学生になってから、プチ遠出をするようになりました。子供によって、帰宅時間が違うところが困りました。門限がない子もいるため、うらやましがって、わが子は理由つけて、少しでも遅く帰宅しようと考えるそうです。
  • 遠出の距離にも寄りますが、電車で何処かとなると、小学生だけでは、まだ周りにも迷惑をかけてしまうかもしれないし、楽しすぎて羽目をはずしてしまうと思うので、中学生にならば、ある程度社会的常識も分かるだろうし、何か問題が起きても自分達で解決出来そうだと感じるからです。
  • 小学生のうちは保護者が同伴が必要な施設も多いので、一緒に出掛けていた。ただ、中学生からは子供同士での遠出を許可していたが、それに伴う責任感やマナーを教えるのに大変苦労した。

第3位 小学校中学年

3番目に回答が多かった時期は「小学校中学年」でした。

  • 事件や事故の可能性を考えて、親の範囲が及ばないような子どもだけの遠出はしてほしくないが危機管理能力や困った時に大人に頼ることができたら子どもだけでもいいと思う。
  • 高学年になると、受験勉強や習い事で、放課後に友達と遊ぶ時間がなくなるため、四年生になったら近くのショッピングモールなどに自転車で行かせていました。帰宅時間やお小遣いの範囲での遊びという約束も守っていたので、特に困ったことはありませんでした。
  • キッズ携帯を持たせているのである程度は口を出さずに見守ろうと思っていますが、場所や一緒に遊ぶお友達や、子供本人の発達レベルで、その都度検討しようと思っています。

その他の回答のコメント

  • 【小学校低学年】小学生にもなれば、物事の分別がついてくる年頃でもあるため、ほんの少しの遠出であれば問題ないと思うから。
  • 【小学校低学年】小学生になって歩いて登校するようになって信号など自分で気をつけて歩けるようになったと思ったから。帰りが遅くて心配になることはある。
  • 【小学校低学年】子どもが行きたがっており、自主性をはぐくみたいとおもったため。GPSで位置情報を把握しつつ見守った。
  • 【子ども自身が出かけない】友達同士で遠出したい、と子供が言ってこないので今のところ何も考えていませんが、現在中学生なのでいつでも行っておいで…と送り出したいなと考えています。子供が慎重な性格で親離れしていないせいもあってか、あまり友達同士で遠くへ行こうとしません。

成長にともなう「子どもの自立」について まとめ

アンケート全体から、子ども同士の外出やお金の管理については子どもの意見は尊重するものの、ある程度のマナーや判断力・管理能力が備わっていることが前提のご家庭が多いようでした。

開始時期については早ければいいということでもなく、地域性や生活ペース、子どもの意識などを考慮してパパママの判断によってさまざまでした。

いっぽう、ケータイやスマホには慎重で、子どもと連絡が取れなくて困る状況がなければ、ネットでのトラブルを避けて持たせるのは小学校高学年以降に見送りたいという意見が多くありました。

しかし、小さいころからケータイやスマホに触れているデジタルネイティブの子どもたち。パパママが思うより興味は大きく、周りのお友だちが持ち始めると影響を受け、欲しがる傾向にあるようです。

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