【気になる子どもの行動】落ち着きがなく、ずっとうろうろしている

子どもの「気になる」行動について専門家に聞いてみました

一人で遊べる時間が増えたり、少し言葉が出るようになったり、子どもの成長を実感してうれしいと思う反面、自我の発達に伴って自己主張も激しくなり、「これって大丈夫?」と不安に思うことはありませんか。多くのママが疑問や不安を感じる子どもの「気になる」行動をリストアップしました。

落ち着きがなく、ずっとうろうろしています
イヤイヤ期 対応 3歳 発達障害
結城教授

最初からやりたいことを見つけてじっくり取り組める子より、落ち着かないでうろうろ歩いたり、何をしていいかわからずじっと周りの様子を見ている子のほうが多いのではないでしょうか。好きなこと、興味関心がもてることを大人が一緒にやって見せてあげるとよいですね。

また、ゲームや携帯動画など、刺激の強いメディアに長時間さらされていると、ほかのことへの集中力が削がれることもあります。幼児期は、五感を使ってできる体験を重ねることで、さまざまなものへの興味・関心を育てる時期です。家でのスクリーンタイムはある程度区切ってみることも考えてみましょう。

 

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お話を伺ったのは

國學院大學人間開発学部 子ども支援学科 結城 孝治教授

専門は臨床発達心理学、発達心理学。子どもの思いを理解し、子ども視点での子育ての在り方を、自らの子育て経験も交えつつ、わかりやすく解説してくれる。保育所等での発達心理相談の経験も豊富。