小学校生活の今と昔。何が変わった?
今の小学生は学校以外にも塾に習い事に大忙し。また、暑い日には冷たい飲み物が入った水筒を持って登校します。外出先ではスマートフォンなどの機器を器用に操作して、動画やゲームを楽しむ姿がよく見られます。
ビタミンママでは、小学校の子どもをもつ保護者100人に「今と昔の小学生の考え方やルールの違い」についてアンケートを実施(調査時期:2023年8月)。保護者が子どもの頃のルールや、現在の小学生との違い、良い点・悪い点を聞きました。
アンケート内容
- 現在の小学生は自分が小学生のときと比べて、生活習慣やルール、考え方が違うと感じますか?
- 現在の小学生の生活習慣やルールで、良い点、悪い点を教えてください。(フリー回答)
- ご自身が小学生のときと比べ、現在では聞かなくなった学校のルール・決まり事があれば教えてください(フリー回答)
- ご自身が小学生のときと比べ、今の小学生の考え方や認識の違いを感じるエピソードを教えてください。(フリー回答)
アンケートはまだまだ募集中!回答お待ちしています。
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約9割の保護者が自分の時と比べて「違う」と感じる結果に
現在の小学生は自分が小学生のときと比べて、生活習慣やルール、考え方が違うと感じますか?
自分のときと比べて、今の小学生は生活習慣やルール、考え方が違うと感じますか?という質問に、「まあまあ違う(53%)」が一番多く、次に、「とても違う」が43%という結果でした。時代と共に男女の区別がなくなり、お互いを認め合える「みんな違ってみんないい」社会が現実になっていると感じている保護者は多いようです。
いっぽう、温暖化対策や安全管理、少子化など、小学校や保護者の負担が昔より増えているのも事実です。アンケートのフリー回答では、大きく変化した給食の時間や食育に関しての回答が多くみられました。
おいしいえほんについて ※画像をクリックすると、紹介記事に飛びます。 2024年 Vol.12 秋の号 2024年 Vol.11 夏の号 2024年 Vol.10 春の号 2023年秋号[…]
今の小学生の生活習慣やルールで、良い点、悪い点は?
教育
良い点:教育環境が整っている
- タブレット学習が可能に。私が教えてもらっています
- アルファベットの練習が小学校3年生から
- 英語の授業が必須科目。体育もダンスなどを取り入れられていて学べる幅が広がったと思います
- 家になくても学校でパソコンの扱う機会があっていいと思う
- タブレットがひとり1台支給され、ネットの調べ物やタブレット自習が公立でも簡単にできるのにびっくりですね
- さまざまなコンテンツで情報収集ができる。色々なことに興味がもてる環境
- 外国人講師を導入するなど英語の授業に力を入れていると思う
- エアコンが導入されているので暑さで集中力が切れることがない
悪い点:ICT教育の懸念点
- 本や辞書で調べるという習慣が身につかない
- 動画サイトSNSなどの閲覧で、スマートフォンやパソコンへの依存が心配
- 視力の悪い子どもが多い。デジタル機器の影響ですかね
- タブレットなどを授業で使用するため、不必要な情報に触れる機会も多い
- インターネットで見つけた情報が正しいかなど、きちんと判断をしないと悪影響になることもある
- エアコンがあるのはいいが、風がよくあたる席だと寒いらしい
学力テストなどで数値化されない、物事に対する考え方や取り組む姿勢など、人間力の素地となる部分、それが非認知能力です。ここでは専門的なスキルを育みながら、非認知能力も高めてくれる習い事・学童・幼児教室をピックアップ。 わが子の興味・[…]
給食時間
良い点:アレルギー対応・メニューの充実
- 献立表を見ると家では作らない献立が多くあって一度食べに行きたいです
- 昔から給食の飲み物で牛乳を飲ませてくれるのは良い。家庭で用意しても好んで飲まないから余る
- 食べキリン運動を子供が頑張っている。食べ物を残さずに好き嫌いせず食べる習慣はいいと思う
- 完食が義務ではない。私の時代はアレルギーのある子は肩身が狭かった。さらにアレルギーがある食物が申告制になったので、親も安心。
- 普段たべられないグローバルなメニュー(キムチチャーハン・ボルシチなど)がたくさん出てくる。
- 親世代では小学校の給食を全部食べられるまで昼休みがこなかった時代がありましたが、今は食べる前に量を調節できるようです
悪い点:嫌いなものは減らす?
- 嫌いなら残す・減らすことが当たり前になっているような気がする
- 自治体によるかもしれないが、食材がもう少し多いと嬉しい。私の時代よりメニューや食材の幅も広がっているはず
- 給食を減らしたり残すのは良いというが、いのちを「いただく」の意味もきちんと学んでほしい
- 給食のデザートが少ない。少なくなった。アイスは年1回あるかないか
今年の夏は恐ろしいほどの暑さですね! 外にいるだけで汗が噴き出し、学校のプール授業さえも、外気温と水温が高すぎるということで中止になる始末・・・。 そこで、「おいしいえほん」2023年夏号のテーマは「ひえひえのまき」。 […]
交友関係・多様性・性別
良い点:コミュニケーションの変化・多様性を認め、性別にとらわれない
- 男女へだてなく、遊びたい子同士で仲良くしていている
- 家にいながら友達と気軽にコミュニケーション(スマートフォンやゲーム機で)が取れること
- 不登校児が増えてきた中で、別室もしくは保健室登校が可能な所が多くなってきた
- 好きな服を着て好きな文房具を使うことができて良いと思う
- みんな違ってみんないいという価値観が以前よりも浸透している気がする。親もそういう考えの人が多い
- 体育などの着替えの際に男女別の更衣室がある
悪い点:外遊びの減少・コミュニケーションの変化による影響
- 昔よりも外で遊ぶ子が減った
- 放課後に校庭で自由に遊べない。学校が終わったらそのまま暗くなるまで校庭で鉄棒やうんていの練習をしていた
- 放課後に友だちの家に行って遊んだりすることがあまり推奨されていない
- 外で遊ぶ楽しさ、危なさ、走り回ることで基礎体力の向上など、幼少期学ぶべきである事を学べない
- 友達と学校以外で交流がないのが心配です
- あだ名が禁止。ずっとさん付けだと堅苦しいところがある。
- 髪の毛を染めて登校しても何も言われない。これは多様性なのか?
- 地域性もあるかもしれないが、ランドセルでなく普通のリュックなどで登校しても良いことや、登校時にかぶる決まった帽子などがないこと。周りから見て、小学生なのかどうか分からない時がある
子どもが何歳になっても、子育ての悩みや疑問は尽きません。 子どもの健康や教育・発達・食育など、みなさんから寄せられた悩みについてそれぞれの専門家にビタミンママが徹底取材!子育てに役立つ記事や、ホッとひと息つけるコラムなど、子育て応[…]
小学校の対応
良い点:参加などの意思確認・対応の柔軟さ
- 教科書を置き勉しても良くなり体の負担が軽くなった
- 名札をつけることがなくなった。自分はよくそれで洋服に穴があいていたので良かったと思う
- プールの時ラッシュガードやゴーグルの使用申請ができる
- 支援学級が充実していて発達障害と診断有無関係なく、親が望めば支援学級に在籍させてもらえることがよい。
- 子供の人数が減っていることあり目が届きやすさがよくなった
- 昔は必ず参加しなければいけなかったプールやマラソン大会等の子どもの参加意思を学校から聞かれる
- ネットで出欠確認や手紙の確認ができるので、子どもが手紙を渡し忘れてもわりと楽に把握できる
- 外が暑すぎる時は体育は中止など、何事も無理をさせない
- 子どもたちのやりたいことを尊重してくれる。ルールでガチガチではなく学校も柔軟に対応してくれている
- トラブルなどがあるときちんと保護者に連絡がくる。さまざまなことに個別に対応してくれるようになった
悪い点:先生の負担増や行事の縮小など
- 子どもへの接し方がすぐに問題になる時代。先生はなにかあっても当たり障りのないようにマニュアル的に解決していく。対応する数も多くモンスターペアレントがいたりして、やりづらいだろうと思いますが
- 自分が子供のころは遠足が春と秋の2回あり、1回はバスで遠出、もう1回は歩いて自然が感じられるところに行けた。今は例えば小さな川でも、危ないからといって行かなくなったらしい
- いじめを止める事に必死になり過ぎて、先生が大人の力で先手を打って、発生させない感じがある。子どもが当事者意識でいじめについて考える機会が少ないように思う
- 運動会の組体操など子どもが協力して行う機会が減った
- 運動会をわざわざ暑い季節にすること。もっと涼しい時期に行うと良い
- 総合学習やグループワークが増えている。自由度が高い分、個人の取り組み度合いによっては学習の理解へ差が出るのではと心配する
- いちいち署名付きの調査票の提出が必要。どっちでもよい人にとっては結構面倒くさい
- 喘息があるので、医師の診断書を提出しなければならない
先生との関係
良い点:子どものいいところを伸ばしてくれる
- 朝顔も育てるけど野菜も育てる。食べられるので子どもも嬉しそう
- 先生が良い所を前向きに探してくれて、そこを伸ばしましょうと保護者に伝えてくれるのがうれしい
- いじめや問題があったときは相談したらすぐになにかしら対応してくれるところ
- 体罰に厳しくなった。なくなった
- 先生が子どもを叱るときに厳しい怒り方をしないので、子どもが委縮して辛い思いをすることが減りました
- 先生が子どもの特技を伸ばせるようアドバイスをしてくれるそうです
- 授業内容がきちんと考えられていて、遊び要素も取り入れられている
悪い点:善悪の判断が身につかないのでは
- 基本的に対応がソフトなところ。うちの子には響かない
- 「先生」という立場が弱くなった。悪いことをしたら叱るくらいはありだと思っているので
- 先生が子どもを厳しく叱ることが減ったことにより、先生が子どもに悪いことをしっかりと伝えることが出来ず、善悪についての判断が曖昧になっているように思います
- 厳しく叱ることがないため、騒がしい子につられてクラスの雰囲気が悪くなったり、不安定な学年がでてくる
- 個人の状況に沿って勉強をすすめてくれるのはありがたいが、本人のやる気がないときは全くは先生の話を聞かない
学力向上はもちろん、進路の相談や家庭学習のアドバイスまで、中学受験で成功を収めるための心強い味方、それが塾です。 ここでは横浜・川崎エリアで「中学受験に強い」と定評のある塾に、中学受験を前に誰もが抱えるお悩みについて、それぞれの塾の先[…]
その他
良い点
- きちんと手洗いうがいが身についている。コロナなどを経験したからか、子どもの衛生観念が高くなった
- 早寝早起きができて、小さいころから体調管理を気にしている
- 学校を休むことが悪いという考えが以前よりなくなった
- 小学校では根性論・精神論が弱くなり夏場でもきちんと水分補給をすすめる
- 集団登校や下校など安全面に配慮した仕組みがある。親も安心する
- キッズ携帯やGPSを所持してる子が多く、子どもを遠隔で見守ることができます
- 宿題が少なく、帰宅後の選択肢が多くなった(遊ぶ時間、習い事など)
悪い点
- 1年生でもひらがなの書き方に厳しい
- 低学年から5,6時間目の授業がある。さすがに疲れて帰ってくる
- 宿題の丸付けを親がやる。大変です
- 集団登校がない小学校のため、低学年のあいだは親が付き添う必要がある
- 本人の希望を重視すると、嫌だからしないという性格になってしまうのでは?
- 努力や我慢をする機会が減っているように思う
- 忘れ物をするという失敗の経験が少なくなった
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