【旬の豆知識】夏の野菜図鑑

暑い夏を元気にのりきれるように水分たっぷりの夏野菜。
からだの熱を下げたり、つかれをとったりする働きもあります。

紹介記事は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2024年夏号で掲載しています。

レタス:みずみずしく、シャキシャキとした歯ごたえがとくちょうです。ビタミンCや食物せんいも多く夏はすずしい地域で栽培がさかんです。

ピーマン:ビタミンCがたっぷりで肌の調子をととのえてくれます。少し苦みがありますが、油で調理すると食べやすくなります。

とうもろこし:上に出ている毛は、とうもろこしのめしべ。この本数と粒の数は同じなので毛がふさふさしているほど、実がぎっしり!食物せんいがたくさん含まれ腸をきれいにしてくれます。

トマト:さわやかな酸味があり、ビタミンCやビタミンAが豊富。赤い色の成分は体を守るはたらきがあるリコピンで、熱を加えて調理すると吸収されやすくなります。

きゅうり:95%以上が水分といわれ、野菜の中でも水分量はトップクラス。塩をふってまな板の上でごろごろ転がすと表面がなめらかになり、青臭さもなくなります。

なす:皮のむらさき色の部分には、からだを病気から守り、目のつかれをとるなどのはたらきがあります。一度油であげてから煮たりいためたりするとさらにおいしく食べられます。

オクラ:食べるとねばねばするのが特長で、つかれをとるはたらきもあります。塩をふってまな板の上で転がし、まわりに生えたうぶ毛をとってからゆでます。

ゴーヤー:苦みがあることから「にがうり」ともよばれ、緑のカーテンとしてもよく育てられています。たて半分に切るとふわふわのわたと種が入っているのでスプーンなどで取り除いてから調理します。

夏が旬の食べもの

さくらんぼ パイナップル すいか、マンゴー、もも、なし、いちじく、あじ、あゆ、すずき など

ピーマンとパプリカの色のヒミツ

ピーマンの仲間、パプリカは、果肉が厚く、甘みがあり、とってもカラフル!でも、実がついたばかりのころはじつはピーマンと同じ緑色です。実が熟すとカラフルになり、それとともに、ビタミンCやカロテンの量も増えます。ピーマンは熟す前に収穫するので緑色ですが、そのままにしておくと熟して赤く色づき、甘くなります。

パプリカは大きい!というイメージがありますが、小さいものも。自分で育ててみるのも楽しいですよ

取材協力:株式会社サカタのタネ

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