読んでみよう!冬のおいしいえほん

「ことしもあとすこしね」と、おうちの人はいそがしそう。でも、みんなの心は、うきうき、わくわく!……でしょ?だって、新しい年をむかえる準備は、ちょっと特別ですからね。

紹介する絵本は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2024年冬号で掲載しています。

『おもちのきもち』(講談社)

作・絵/かがくい ひろし 講談社 1,650円(税込)

まっしろ大きな「かがみもち」いろいろなやみがあるんです
たたかれ、のばされ、ちぎられて、ペロリとたべられてしまう。そんなきょうだいたちをみていた「かがみもち」はこりゃたいへん!とにげだします。とちゅう、おなかがすいたので、じぶんの足をカポッとひとくち。おや、おいしい!とさらにパクパクゴックン!

『くまのこのとしこし』(講談社)

作/高橋 和枝 講談社 1,650円(税込)


お正月をまつ、くまのこ。「らいねん」ってなんだろう
くまのこの家では、来年をむかえる準備がはじまりました。お父さんやお母さんは大そうじをしたりおせち料理をつくったり。今年がおわるってどうゆうこと?来年ってどんなもの?とくまの子はどきどきしながら来年がくるのをまっています。

『おせちのおしょうがつ』(世界文化社)

作/ねぎし れいこ 絵/吉田 朋子 世界文化社 1, 430円(税込)

おせち料理のいみがわかる!おせちたちの大ぼうけんものがたり
おせち料理のなかまたちがじゅうばこの車でドライブにでかけます。めざすは「かがみもち」の家!うんてんしゅは「かずのこ」です。とちゅう、「こぶまき」や金色のたからものみたいな「きんとん」などおめでたい料理のともだちが「のせてー!」とやってきます。

『おもち』(福音館書店)

作/彦坂 有紀 もりといずみ 福音館書店 990円(税込)

おもちが焼けるようすが、うつくしい木版画で表現されています
あみのうえにおもちをのせると、じりじりとあつくなってきて、おもちのいいにおいがしてきます。ぷぅーぷくぷく、ふくらんだらやきあがり。やきたてにのりをまいたりあんこやきなこをつけて、さあ、いただきましょう!

『十二支のお節料理』(BL出版)』

作/川端 誠 BL出版 1,650円(税込)


神さまがえらんだ12の動物たちがおせち料理をつくります
お正月をいわうために年神さまは12の動物をえらび、じゅんばんに係をきめました。まずはねずみたちが家のそうじとかざりつけ。つぎは田畑にくわしいうしが材料をえらんではこびます。とらやうさぎも、てぎわよくはたらきます。雪がしずかにつもりはじめると家に年神さまもやってきたようです……。

※価格は2024年11月現在のものです


えほんを紹介してくれた人

えほん専門書店「南と華堂」 井上 優子さん
子育てをするなかで、 親が子どもに絵本を読ん であげるということが、 子どもにとっても親 にとっても、とても大切なんだということを 実感し、 絵本の魅力に惹かれて、 読み聞かせ ボランティアの活動を10年ほどしてきました。 親の介護のため実家に移り住むことになり、 絵本の魅力を伝えることをライフワークにし たいという思いから、 日野市南平に絵本の店 「南と華堂」 を開きました。「南と華堂」HPへ


合わせて読みたい記事

國學院大學人間開発学部

國學院大學人間開発学部の先生方による子育てエッセイをお届けします。幼児期から小学生までの子育てファミリーへの応援メッセージが込められたエッセイです。 絵本の読み聞かせは、子どもの成長にとってさまざまな意味と効果があります。今回[…]

國學院大學人間開発学部

國學院大學人間開発学部の先生方による子育てエッセイをお届けします。幼児期から小学生までの子育てファミリーへの応援メッセージが込められたエッセイです。 絵本の読み聞かせは、子どもの成長にとってさまざまな意味と効果があります。今回[…]

「おいしいえほん」とは…

おいしい絵本 ぎょうざ ビタミンママ

「ビタミンママのおいしいえほん」は、年4回発行の食育フリーペーパーです。
お気に入りの絵本に出てくるおいしそうなあの料理。どんな味かな? どうやってつくるの?
想像をふくらませて、親子でキッチンに立ってみたり、絵本をめくってゆっくりお話ししてみたり。「そんな楽しい時間がもっともっと増えますように」そんな思いで「おいしいえほん」をつくっています
もっと、詳しくはコチラ▶︎

おいしいえほん 食育 ビタミンママ

Follow us
「おいしいえほん」の更新情報を発信しているので、フォローしてね!