【親子で学ぼう!食の豆知識】料理の「さしすせそ」って なぁに?

むかしから、料理の味つけの順番としてしられている「さしすせそ」。
そのわけや、調味料のはたらきについてみてみましょう。

紹介する記事は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:2025年夏の号で掲載しています。

「さしすせそ」は
料理上手のあいことば

「さしすせそ」は調味料の一文字をとったもので、『さ=砂糖、し=塩、す=酢、せ=しょうゆ(せうゆ)、そ=みそ』をあらわしています。いちばん最初は、素材にしみこみにくい砂糖から。そして、香りや風味を生かしたいしょうゆやみそなどは最後のほうに。煮ものなどをつくるときには、この順番で調味すると、おいしく仕上がるといわれています。

でも、もちろん、ぜったいにこのとおりの順番でなければいけない、というわけではありません。料理によって、たとえば、どんな仕上がりにしたいか、調味料のどんな特長を生かしたいかによっても、いれる順番をかえたり、いくつかの調味料をあわせてからいれたりすることもあります。料理は、調味料のいれ方ひとつをとっても、工夫や経験がつまっています。

「さしすせそ」の特長とはたらき

砂糖:素材にしみこみにくいので、ほかの調味料よりさきに加えます。あまみをつけることのほかに、素材をやわらかくするはたらきもあります。

:塩には、素材のなかの水分をそとにだしてひきしめるはたらきがあります。加えるタイミングは素材に砂糖がしみこんでからにしましょう。

:風味づけのほか、素材のくさみをけしたり、やわらかくしたりするはたらきもあります。加熱すると酸味がとんでしまうので、かおりや酸味をいかすときは、しあげにつかいます。

しょうゆ:「せ」がなぜしょうゆをさすのかというと、むかしは「しょうゆ」を「せうゆ」とかいていたからです。風味をいかしたいので、できるだけ煮立たせないようにします。

みそ:加熱すると風味がとびやすいため、調理のさいごに加えることがおおい調味料です。みそ汁をつくるときも、火をとめてからみそをときます。

合わせて読みたい

おいしいえほん

みんなが大好きなジャガイモ!種イモを植える時期は、春と秋で、2月下旬〜4月上旬か8月下旬〜9月上旬です。 今回は、畑やプランターがなくても、袋栽培でじゃがいもが育てられる方法をご紹介します。 お子さまと一緒に、気軽に楽しめる家庭[…]

おいしいえほん じゃがいもの育て方 ビタミンママ
おいしいえほん

4月~5月は、いろいろな草花、野菜の種まきに適した時期です。 今回は、毎日の食卓に彩りを添える、大人も子どもも大好きな「ミニトマト」の育て方を紹介! お子さまと一緒に、気軽に楽しめる家庭菜園を始めてみませんか。 紹介記事は、食[…]

おいしいえほん ビタミンママ
「おいしいえほん」とは…

おいしい絵本 ぎょうざ ビタミンママ

「ビタミンママのおいしいえほん」は、年4回発行の食育フリーペーパーです。

お気に入りの絵本に出てくるおいしそうなあの料理。どんな味かな? どうやってつくるの?
想像をふくらませて、親子でキッチンに立ってみたり、絵本をめくってゆっくりお話ししてみたり。「そんな楽しい時間がもっともっと増えますように」そんな思いで「おいしいえほん」をつくっています
もっと、詳しくはコチラ▶︎

おいしいえほん 食育 ビタミンママ

Follow us
「おいしいえほん」の更新情報を発信しているので、フォローしてね!