毎日食べるお米にも、たくさんの種類があることを知っていますか?
品種名として一番なじみがあるのは「コシヒカリ」かもしれませんが、これは「うるち米」の一品種です。
そもそも日本で親しまれているお米はジャポニカ種といわれるもので、適度な粘り気があって食味がよく、日本の気候に合っており、栽培しやすかったことから定着したといわれているそうです。
そして、日本で栽培されるお米の種類としては、
うるち米
赤米
黒米
酒米
もち米
などがあります。
毎日食卓に上る白いごはんは、「うるち米」を炊いたもの。
「もち米」はお餅づくりに使われる米で、餅や赤飯、おこわなど、もちもちした食感を楽しむ米料理やおはぎなどの和のお菓子に最適です。
「赤米」、「黒米」は古代米と呼ばれ、現在のうるち米が進化して普及する以前に、一般に食べられていたお米です。これらもジャポニカ種で、赤米はうるち米が、黒米はもち米のものが多いんだとか。現代では麦やキビなどと同じ雑穀として扱われることが多いようですね。
「酒米(さかまい)」はうるち米の一種ですが、日本酒を作る際の麹米に使われる特別なお米です。
そして、お米の種類とは別に、「白米」「玄米」「無洗米」など精米状態の違いによる区別の仕方があります。
「白米」「玄米」「無洗米」の違い
「白米」「玄米」「無洗米」は、米の周りの胚芽やぬかの残り具合の違いです。
収穫された米は、脱穀され、「玄米」の状態で保存されます。
これを精米して、米の周りの胚芽やぬかを削り取った状態のものが「白米(精米・精白米)」です。そして、精米されたものを加工して、さらに肌ぬかを削りとったものが「無洗米」です。
どれがよいということはありませんが、玄米はぬかや胚芽などが含まれるため、ビタミンB群、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、食物繊維、タンパク質などが多く、栄養価の高さで人気です。
普通精米(白米)は、最もポピュラーなお米ですね。市販されている種類も豊富で、毎日食べるものとしてたいへん重宝されています。
無洗米は、米を洗う必要がなく、便利で、洗い水を下水に流さないので環境にもよいとされています。また、アウトドアや災害時など、水が貴重な状況でも活躍します。
お米の品種
お米の中でも最も身近な「うるち米」ですが、現在市場に流通している主食用の「うるち米」品種は300種ほどもあるとか。
なかでも、いちばん作付け面積が広いのは「コシヒカリ」。全国津々浦々で栽培されていますが、同じ品種でも栽培地域が変わればその風味も変わります。そして品種が違えば、それぞれ味や粘り、粒感などに特徴が出るので、味比べをしてみるのもおすすめです。
有名どころでは「あきたこまち」「ササニシキ」「ひとめぼれ」などがありますが、全国各地、いろいろなお米が作られており、それぞれもちもちした食感のもの、あっさりした食味のもの、粒がしっかりしているものなど、それぞれ特徴があります。
わが家のお米はこれ! と決めるときの参考に↓のサイトも参照してみてはいかがでしょうか。
レシピに合うお米
そして、料理によっても、ベストマッチなお米があります。
毎日の献立ごとにお米の種類を変えることは難しいですが、今我が家で食べているお米が何で、どんなレシピに合うお米なのかを知っておくと、料理の際の参考になるかもしれません。
また、次に買うお米は、何をおいしく食べたいかで変えてみるのも楽しいのではないでしょうか。
そこで、全農パールライス株式会社のお米アドバイザーに、メニューごとに合うお米について伺いました!
おにぎりに合うお米:粘りが強いお米
おススメ品種
お寿司に合うお米:あっさりしたお米
おススメ品種
チャーハンに合うお米:さらりとした食感のお米
おススメ品種
ほかにも、お米がおいしく食べられるおいしいレシピを多数紹介中!↓
(全農パールライス株式会社ホームページ 「知る・楽しむ」より)