教えてじゃがいも博士!じゃがいもってどんなやさい?

みんなだいすきなポテトフライやポテトチップス。その材料がなんだかしっていますか?
こたえは、じゃがいも!
じゃがいもは、いろいろな料理やおやつに使われている野菜です。

じゃがいもって、どこからきたの?どんな栄養があるの?
だいすきなじゃがいものことを、じゃがいも博士に聞いてみよう!

紹介記事は、食育と読書をテーマにしたフリーマガジン「おいしいえほん」:じゃがいもののまきで掲載しています。

ニッチ

おいしいえほん じゃがいもなんでもしりたがりの幼稚園年中さんの女の子。
じゃがいも博士に疑問をきいてみたよ!

じゃがいも博士

おいしいえほん じゃがいもカルビーポテト株式会社馬鈴薯研究所 所長 森 元幸
約30年間じゃがいもの品種改良に従事し、キタアカリ、とうやなどのじゃがいも品種のほか、キタムラサキ、ノーザンルビーなどのカラフルポテト品種を育成。育成品種は30を超える。2018年から現職。カルビーグループのポテト商品に最適の品種開発に取り組んでいる。取材協力/カルビー株式会社、カルビーポテト株式会社

じゃがいもは、南アメリカアンデス山脈生まれ!

ニッチ:じゃがいもってどこからきたの?

じゃがいも博士:じゃがいもは、南アメリカの、アンデス山脈という、たかい山のうえで生まれたんじゃ。富士山よりも高くて、さむいところじゃ。いまは世界中でじゃがいもはつくられ、たべられておるが、日本人がたべている量はどのぐらいだとおもうかね?
ベラルーシのひとが1人で1年間にたべるじゃがいもは172.7kg!じゃがいもの数にすると1200こにもなるぞ!日本人のたべる量は、だいたい1年間で24.6kg、170こぐらい。世界で28番めぐらいなんじゃ!
おいしいえほん じゃがいも ビタミンママ

農林水産省HP、日本いも類研究所HPのFAQ統計の引用より

じゃがいもをたくさんつくっている国TOP3

1位 中国
2位 インド
3位 ロシア

じゃがいもをたくさん食べている国TOP3

1位 ベラルーシ
2位 ラトビア
3位 ウクライナ

ニッチ:日本人は世界のひととくらべるとじゃがいもをたべる量がすくないんだね。

じゃがいも博士:むかしは、いまよりもっとじゃがいもをたべる量はすくなかったんじゃ。ところが、アメリカからフライドポテトやポテトチップスがはいってくるとたちまち大人気になって、日本人のじゃがいもをたべる量がふえたんじゃよ。

日本でたくさんじゃがいもをつくっているところ

1位 北海道
2位 鹿児島
3位 長崎
おいしいえほん じゃがいも ビタミンママ

カルビーポテト契約生産者 斜里のじゃがいも畑

じゃがいもは、ビタミン、カリウム、食物繊維がたくさん!

ニッチ: じゃがいもにはどんな栄養があるの?

じゃがいも博士:じゃがいもにはビタミンCがたくさんふくまれているぞ。りんごの5倍といわれているんじゃ。それからカリウムもおおい。カリウムはからだのなかの、いらない塩分や水分を、からだの外にだしてくれる。おなかのちょうしをととのえてくれる食物繊維という栄養もおおいんじゃよ。

知ってる?ポテトトリビア

おいしいえほん じゃがいもフライドポテトは、1970年に大阪でひらかれた「万国博覧会」のときに、アメリカ館にあったケンタッキーフライドチキンで紹介されて、広く知られるようになりました。

じゃがいもの芽には要注意!

ニッチ:じゃがいもには栄養がたくさんあるんだね。
でも毒もあるってきいたよ。

じゃがいも博士:そうなんじゃ。じゃがいもには、αソラニン、αチャコニンとよばれる毒もあるんじゃ。毒の部分をたくさんたべると、おなかがいたくなったり、はいたりすることもあるぞ。毒は、芽のまわりや緑色になったところにあるから、たべてはいかんぞ

「おいしいえほん」とは…

おいしい絵本 ぎょうざ ビタミンママ

「ビタミンママのおいしいえほん」は、年4回発行の食育フリーペーパーです。

お気に入りの絵本に出てくるおいしそうなあの料理。どんな味かな? どうやってつくるの?
想像をふくらませて、親子でキッチンに立ってみたり、絵本をめくってゆっくりお話ししてみたり。「そんな楽しい時間がもっともっと増えますように」そんな思いで「おいしいえほん」をつくっています
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