カリタス小学校では、学園の設立母体がカナダ・ケベック州(フランス語圏)の修道会であることから、創立当初よりフランス語教育を大切にしており、全国的にも非常に珍しい「英語とフランス語の複言語教育(English + 1)」を1年生の段階から導入しています。単に「英語が話せるようになる」ことだけを目指すのではなく、多様な文化や価値観を尊重できる人間性を育てることを大切にしています。カリタス小学校におけるグローバル・国際理解教育について紹介します。
カリタス小学校が実践するグローバル教育の4つの特長
1.「English + 1」の英仏複言語教育
1年生から、英語だけでなくフランス語にも触れることで、「外国語=英語」だけではないことを体験的に学び、さまざまな言語や文化への関心を広げ、知的好奇心を育みます。希望者は仏検やDELFへの挑戦を通して、自ら学び続ける姿勢を培います。
授業は、全学年、外国人講師と日本人講師による少人数制で行い、電子黒板やタブレットなどのICT機器も積極的に活用しています。
<学年別の授業数>
●1・2年生:週1コマの授業時間を半分に分け、英語とフランス語の「音」に耳を慣らすことからスタート。
●3年生:英語を週1コマ、フランス語を週1コマ。フランス語劇の発表などにも挑戦します。
●4・5・6年生:英語が週2コマ、フランス語が週1コマに増え、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく深めます。

年に数回、5・6年生の児童がフランス語と英語で交流する機会があります。授業で作成した「Who am I?」や「qui suis-je?」といったクイズを出したり、四コマ漫画などを発表したりします。English +1 の複言語教育を実施するカリタス小学校ならではの催しです。

3年生はフランス語劇「ももたろう」「シンデレラ」「オオカミと7匹の子ヤギ」に取り組み、まとまった量のフランス語での発話に挑戦しています。各クラスで一つの作品を担当し、グループに分かれて友だちと協力し、それぞれの物語を作り上げます。
2.豊かなインプットを重視した英語教育
Oxford Reading Clubを活用した多読活動や、「Wallace and Gromit」シリーズなどの映像教材の活用を通して、大量に本物の英語に触れる環境を整えています。英語を「楽しむもの」として経験することで、自ら本や動画に親しみながら学び続ける姿勢を育み、生涯にわたる自主的な学びへとつなげます。

Oxford Reading Clubでは、初級から上級まで、幅広いレベルの本の中から、自分の興味や力に合ったものを選んで多読に取り組んでいます。ゲーム感覚で語彙や内容を確認できる機能もあり子どもたちに人気です。家庭でも楽しみながら英語に親しめる環境が整っています。
3.東京国際フランス学園との交流
東京国際フランス学園(LFIT)との継続的な交流を実施しています。クリスマスカードやビデオレター交換に加え、LFITの児童を学校に迎えます。また、選抜された6年生がLFITに一日入学し、仏英日語が飛び交う環境の中でプチ留学体験も行っています。
4.検定試験へのチャレンジ
カリタス小学校では、6年生の希望者が「フランス語検定5級」や、ヨーロッパ言語共通参考枠(CEFR)に準拠した国際的な資格「DELF Prim A1」に挑戦します。DELFでは、辞書なしでの手紙作成や1対1の面接など、本当に「使える」実践的な力が試されます。