清泉小学校では、カトリックの教えに基づいた「神の愛の心」を土台としながら、英語を単なる教科ではなく「世界の人々と心を通わせる言葉」として育む独自のグローバル教育を実践しています。
今回は、公立の約3倍を誇る豊富な英語授業や、系列校・海外校とのリアルな体験型交流、心豊かな国際感覚を育むチャリティー活動など、同校が取り組むグローバル教育のユニークな特長について詳しくご紹介します。
清泉小学校が実践するグローバル教育の4つの特長
1.英語教育
公立小学校の約3倍となる6年間630時間の英語授業を実施しています。学年に応じて週2~4時間を確保し、すべて英語専科教員が担当。さらに4~6年生ではネイティブ教員による授業も行い、生きた英語でコミュニケーションする力を育んでいます。
近年ではデジタル教科書やAI英会話コンテンツを導入し、児童一人ひとりが自分のペースでスピーキングの練習を重ねられる環境を整えています。

デジタル教科書のコンテンツにあるAIとのスピーキング練習。個々の苦手な単元を反復練習できます。(清泉小学校/鎌倉市雪ノ下)

AIとの練習でスピーキングに自信をつけ、ネイティブ教員との対話やアクティビティ、カードゲームなどに臨むことで、間違いを恐れず、自分の意見を英語で表現する力と自己肯定感を育んでいます。(清泉小学校/鎌倉市雪ノ下)
2.清泉インターナショナル学園との交流
姉妹校である清泉インターナショナル学園(東京都世田谷区)とは、同じバディーと1年生から5年生まで継続的に交流しています。
自然教室での収穫体験やみかん狩り、鎌倉案内、インターナショナル学園での授業体験など、ともに時間を過ごすことで、学年が上がるたびに「もっと話したい」「気持ちを直接伝えたい」という思いが強まります。英語を「人とつながることば」として実感し、英語で伝え合う楽しさや学ぶ意欲を育んでいます。

清泉インターナショナル学園との交流は、言葉が十分に通じなくても、一緒に遊び、同じ時間を過ごす中で、子どもたちは自然と心の距離を縮め、すぐに仲良くなっていきます。こうした体験が英語学習への前向きな意欲へつながります。(清泉小学校/鎌倉市雪ノ下)
3.チャリティー活動(心を通わせるグローバル教育)
「世界のもう一人のお友だちのために」を合言葉に、40年近く児童主体のチャリティー活動を続けています。
クリスマスチャリティーのほか、チャリティーデーでは、おかずを我慢しておにぎりだけのお弁当(チャリティー弁当)にし、節約できた分を募金する取り組みを行っています。
また、6年生で実施するハンガーバンケットでは、グループごとに提供される食事の量や質(豪華な食事/塩おむすびと麦茶/食パン1/4と水など)が異なる体験を通して、世界に存在する“食の不公平さや飢餓の現実”を身をもって学びます。自分自身の体験から社会課題に目を向け、「自分にできる支援」を考え行動する豊かな国際感覚と優しい心を育んでいます。
4.オーストラリア語学研修
5・6年生の希望者を対象に、春休みにオーストラリア・ブリスベンのSt. Anthony’s Catholic Primary Schoolへの短期留学を実施しています。1家庭に1~2名でのホームステイを通して、現地の生活や文化に触れながら、語学研修プログラムに参加します。
オーストラリアは多民族国家であり、さまざまな文化的背景を持つホストファミリーとの交流を通して、多様な価値観を学ぶことができます。海外で自分の思いを伝える経験は、英語力の向上だけでなく、異文化を理解し尊重する心、自ら考えて行動する力、挑戦する気持ちを育みます。将来、世界で活躍するための第一歩となる貴重な学びの機会です。

オーストラリア語学研修では、さまざまな文化的背景を持つホストファミリーと交流し、多様な価値観に触れます。この経験が、帰国後も「もっと英語で話したい」という英語学習への意欲や自信を育んでいます。(清泉小学校/鎌倉市雪ノ下)