強さとやさしさを育む伝統の人間教育。ICT化、グローバル教育も推進

精華小学校 私立小学校 ビタミンママ

▲精華小学校:神奈川県横浜市

2022年、本校は創立100周年を迎えます。建学以来掲げる「人のおせわにならぬよう人のおせわのできるよう」という校訓のもと、自主自律の強くたくましい心、そして他者を思いやることのできるやさしい心をもつ子を育てています。

長く大切にし続けている教育の一つが、書く力を身につけることです。1年生の頃から、本を読んだら感想文、行事の後は作文、体験学習や教育旅行では、見たこと聞いたことをレポートや旅行記に、理科の授業で植物を育てたら観察日記など、文章を書く機会をたくさん設けています。最初は書くことが苦手だった子も、次第に自分の意見や考えを文章にまとめて発信する力が備わります。文化祭ではこれらの作品を展示し、自分とは異なるものの見方や意見、表現の仕方があることを学びます。書く力は国語力のみならず、すべての教科にも通じるものです。6年間を通して「書く」経験を積み重ねることが、学びの基礎を形作ります。

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▲情報室では、6年生が環境問題をテーマにChromebookを使用してスライドを作成中。仲間とも相談しながら作業を進めます(精華小学校:神奈川県横浜市)

こうした古きよき伝統は継承しながら、一方で、ICTや英語教育にも力を入れています。当初は2023年度をめどに全児童に1人1台のChromebookを持ってもらう予定でしたが、コロナ禍でオンライン授業が必要となったこともあり、その計画を早めているところです。すでに、5~6年生では図工の授業でiPadを使って絵を描いたり、環境問題をテーマにChromebookでスライドを作成して発表したりしています。教員の想像を超えるスピードで子どもたちはICTスキルを吸収、活用しています。

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▲4時間目が終わると、楽しいお弁当タイム。毎朝作ってくれるお母さんに感謝しながら、おいしくいただきます!(精華小学校:神奈川県横浜市)

グローバル教育については、4~6年生の希望者を対象にした「オーストラリア海外英語研修」はコロナ禍で中止せざるを得ない状況が続いていますが、福島県のブリティッシュヒルズでの国内英語研修や校内英語チャレンジプログラムなど、現状でできる規模や方法の中で最善の学びができるよう、全教員が知恵を出し合っています。たとえ困難な状況でも諦めず、みんなで一致団結すれば乗り越えられる。そうした姿勢も子どもたちに伝えていきたいと思っています。

お話

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精華小学校
校長:大野達夫先生

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