▲玉川学園小学部:東京都町田市
玉川学園は約61万平方メートルの広大な敷地に、幼稚部から大学院までが集う総合学園です。幼・小・中・高を一つの学校として捉える独自の一貫教育「K‐12」を展開し、国際的に活躍できる次世代のリーダー育成を目指しています。
小学部は各学年とも「JPクラス(以下JP)」(※1)と「EPクラス(以下EP)」(※2)が各2クラス、計4クラスからなり、すべてのクラスでバイリンガル教育を展開しています。EPは6年生から始まるIB(国際バカロレア)クラスへ進むことを目的としたクラスで、英語はもちろん、国語と社会以外のすべての授業を外国人教員が英語で行います。一方、JPの教科学習は主に日本語で、英語はEP同様1年生から週5時間、オールイングリッシュの授業によって、英語のコミュニケーション力を身につけます。現在、小学部には58人の教員が在籍し、そのうち20人が外国人で国籍もさまざまです。また、学園内には留学生や海外帰国生も多く、自然な形で英語を使う環境が整っています。
▲コンピュータ室やEnglish roomなどたくさんの特別室があります。美術室では3年生がオリジナルのパペットを制作していました(玉川学園小学部:東京都町田市)
自ら学び続ける思考スキルを育てようと、1~12年生(高3)まで継続的に行う探究型学習「学びの技」も玉川学園ならではの授業です。小学部では色や大きさが異なるボタンや木の実など身近にあるものを教材にして、ベン図を使って比較や分類をして発表したり、「調べる」ために辞書の効果的な引き方やインターネット利用のコツやルールなどを学んだりを通して、考える力や伝える力を育てます。
▲小学部専用のグラウンドは2面あり、昼休みにはここで思い切り体を動かします。経塚グラウンドのボルダリングの壁は大人気です(玉川学園小学部:東京都町田市)
玉川学園のリソースを最大限に生かしたのが、幅広い分野の学びを提供する「延長教育プログラム(希望制)」です。「SH」と「講座」があり、「SH」は自学自習の時間で、質問には専任教員が対応し、学習習慣をしっかり身につけるサポートを行っています。一方、「講座」は習い事やスポーツ分野のスキルアップを図るもので、卒業生が指導する音楽やアート、サッカー、水泳など11のプログラムがあります。こうしたさまざまな学びを通して、子どもたちの視野を広げ、可能性を伸ばします。
※1:Japanese Predominant
※2:English Predominant
お話
玉川学園小学部
校長:野瀬佳浩先生