中学受験のテスト直し、どこまで?正答率50%を目安に

テストや模試の結果が返ってくると、親としては、わからなかった問題をそのままにせず、きちんと解き直して次に生かしてほしいと思うのではないでしょうか。一方、子どもにとってテスト直しは、決して楽しいものではありません。間違いを認めたくなかったり、「もう一度解くのは面倒」と感じたりすることもあります。

わが家でも、そんな親子の気持ちがぶつかることがありました。
そこで取り入れたのが、正答率50%以上の問題を中心に解き直す方法です。中学受験の模試やテスト直しをどこまでするか迷った時の、ひとつの参考になれば幸いです。

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テスト直しは全部必要?親子で疲れていたころ

たしか、息子が小学4年生のころだったと思います。本格的な受験勉強が始まり、学習する内容も少しずつ重くなってきた時期でした。テストが返ってくるたびに、親としては「わからなかったところを、わかるようにしてこそ、テスト直しの意味がある」と考えていました。ところが、息子は間違えた問題を見ることさえ嫌がります。

間違えを認めたくない。できなかった問題よりも、できた問題を見てほしい。自分なりに頑張って解いた問題を、また解き直すのは面倒……。
今となってはその気持ちも、よくわかります。それでも当時は、「せっかく受けたテストなのだから、間違えた問題は全部直すもの」と思い込んでいました。

塾のテストですから、難しい応用問題もあります。そこに時間をかけるうちに、解き直しはなかなか終わらず、息子はうんざり。親の焦りも重なり、家庭の空気が重くなることもありました。

そんなとき、塾の保護者会で先生から「テスト直しを嫌がるようなら、まずは正答率50%、場合によっては60%の問題を解き直してみましょう」と伺いました。間違えた問題をすべて同じように扱わなくてもよいのだと知り、その考えがすとんと腑に落ちたのを、今でも覚えています。

▲間違えた問題をすべて直そうとしていたころは、テスト直しが親子の負担になっていました。
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正答率50%を解き直しの目安に、無理なくテスト直し

それからは、テストや模試の答案が返ってきたら、まず問題ごとの正
答率を確認するようになりました。わが家で解き直しの中心に据えた
のは、正答率50%以上で間違えた問題です。
受験者の半数以上が正解している問題であれば、今の段階で理解して
おきたい内容であると考えました。間違えた原因が、計算ミスや問題
の読み間違えなのか、それとも内容を十分に理解できていなかったの
かを、一緒に確かめるようにしました。

一方、正答率の低い難しい応用問題については、無理にすべてを解き直そうとはしませんでした。解説を読んで考え方に触れ、「今日はここまでにしよう」と区切ることも。

わが家の基準は正答率50%としましたが、学年や得意不得意、テストや模試の内容によっては、取り組む範囲は柔軟に対応しました。ただ、客観的な数字をひと物差しにしたことで、「全部直しなさい」と親の感情だけで言わずにすんだことは、今振り返って良かったなと思います。

これから秋以降は、とくに6年生は模試が増え、次々と答案が返ってきます。毎回すべてを直そうとすると、親子ともに疲れてしまうこともあるでしょう。
テスト直しは、できなかったことを責める時間ではなく、間違えた理由を振り返り、次に活かすための時間。ご家庭にあった目安をもちながら、親子ともに無理のない形で続けられるといいですね。

▲わが家では正答率50%をひとつの目安に、解き直す問題を選ぶようにしていました。

開成中高卒・東京大学理科Ⅰ類に現役合格した、ちょっぴり運動が苦手な息子の母です。小・中・大学受験を親子で乗り越える中で、数えきれない程の試行錯誤と失敗を経験しました。そんなリアルな体験談が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです!

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